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女王エリザベスと寵臣ウォルター・ローリー(上) の商品レビュー

3.4

5件のお客様レビュー

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2022/04/18

あれ?女王さま、中々登場しないんですけど…。エリザベスはエリザベスでも、エリザベス女王の近衛隊の隊長ウォルター・ローリーの妻のエリザベス・スロックモートンの視点から進む物語。一応、ロバート・セシルとロバート・デヴァルーも出てくるけど、してが視点だけに冒険譚や宮廷劇には程遠いかな。...

あれ?女王さま、中々登場しないんですけど…。エリザベスはエリザベスでも、エリザベス女王の近衛隊の隊長ウォルター・ローリーの妻のエリザベス・スロックモートンの視点から進む物語。一応、ロバート・セシルとロバート・デヴァルーも出てくるけど、してが視点だけに冒険譚や宮廷劇には程遠いかな。 ロアノーク植民地とかヴァージニア・デアとかについて知りたくて探した文献だったんだけど、どうもちょっとズレてたみたいだ。下巻はパス。

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2019/03/05

サトクリフの歴史小説でいつもイギリス史のイメージを得ています。かの有名なエリザベス女王の時代はよく分からなかったので、世界史資料集を見ながら読みました。はじめに時代設定が分かればぐいぐい物語に引き込まれていきます。 実在したウォルター・ローリーを魅力的に描いてる。

Posted byブクログ

2012/09/16

エリザベス女王の身辺警護をする近衛隊の隊長となったウォルター・ローリーと、その妻のエリザベス・スロックモートンの物語。 史実を絡めつつ進んでいく。 少年の日に兄からもらった、新世界からきたという小さな水晶の仮面。新世界への冒険に憧れた少年時代から、斬首されるまでが描かれている...

エリザベス女王の身辺警護をする近衛隊の隊長となったウォルター・ローリーと、その妻のエリザベス・スロックモートンの物語。 史実を絡めつつ進んでいく。 少年の日に兄からもらった、新世界からきたという小さな水晶の仮面。新世界への冒険に憧れた少年時代から、斬首されるまでが描かれている。 ローリーの話というより、妻べスの視点で描かれている愛の物語ですね。面白いんですが、飽きてくる。星3つでもいいかな。

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2011/07/27

ウォルター・ローリーの少年の日から始まり、幼いベス・スロックモートンとの出会い。 庭園の描写が美しく、その時代に入り込むようです。 ベスの視点が多く、もう一人のエリザベスみたいな話です。 タイトルとはちょっとイメージが違いますね。 個性の強い男の子が海を渡ることに憧れ、長じて輝...

ウォルター・ローリーの少年の日から始まり、幼いベス・スロックモートンとの出会い。 庭園の描写が美しく、その時代に入り込むようです。 ベスの視点が多く、もう一人のエリザベスみたいな話です。 タイトルとはちょっとイメージが違いますね。 個性の強い男の子が海を渡ることに憧れ、長じて輝くような将となり、女王の信頼を得て、夢のままに生きようとする勢いが感じられます。 若いエセックス伯という寵臣が同じ時期にいて、このほうが恋人だったと思われますが、ローリーも寵を張り合うように宮廷に詰めていたのですね。 本当は常に海へ出ていたい方だったのに、それはなかなか叶わない。 ローリーは宮廷人のほとんどを全く気に留めない傲慢な性格。 嫉妬もあって好かれてはいなかったが、船乗り達には圧倒的な人気があったそう。 ローリーは女王の侍女であったベスと勝手に結婚したことで、二人ともいったんロンドン塔に入れられる羽目になるのですが。 貴族の結婚は君主の許可を得なければならない時代。女王はそもそも侍女の結婚にはいい顔をしなかった。 エセックス伯も結婚して不興を買い、こちらはすぐに妻を田舎に送って別居状態に。 ローリーの方は、妻と隠棲したまま5年。宮殿の出入りは禁じられていたが、必要な場合には使われるようになる。やっと許されそうなときにも妻を伴って伺候。それなりに愛妻家だったようです。 ベスの友達でもあったロバート・セシルは、寵臣二人の均衡をあやつるようでもあったという。 上巻でエリザベスが老いてしまうのは意外、この後どうなるの~?

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2010/04/25

サトクリフの書いた大人向けの本、ということで期待してたんですけども、なんていうか、ちびっ子向けの本の方がドキドキもできたし、何より深かったです。 まず時間の経ち方がわかりにくい! 1章から2章になった途端に10年近く経ってしまってるんですよ。 私はてっきりローリーのちびっ子時代か...

サトクリフの書いた大人向けの本、ということで期待してたんですけども、なんていうか、ちびっ子向けの本の方がドキドキもできたし、何より深かったです。 まず時間の経ち方がわかりにくい! 1章から2章になった途端に10年近く経ってしまってるんですよ。 私はてっきりローリーのちびっ子時代からの一生について書かれていくんだろうなと思ってたものですからなんだか味気なくて…こういう一生物って子供時代の描写が私はすごく好きなものですから、何でそこ飛ばすかなあーと残念で残念で。 そのあともこれ幾つになってるの?といちいち気になって仕方なかったりするので変なとこで悩まされます。何年後、とか入れるくらいあってもいいと思うのだけど。 これは下巻の話になりますけど、そんな風に時間の感覚がつかめないせいで12年の幽閉が全く重く感じられないのですよね… あと、これは訳が悪いんじゃないかとも思うのですが…原作読んでないから分かりませんけど、文章の途中途中で突然主語が変わるんですよ。 話の途中で、あ、これはわざとだな、という部分もあるんですけど、そうじゃないとこで、ローリー目線の1文が「。」で終わったその次の文から突如ベスの視点になったり。なんかおかしいんですよ。 まあとにかく、ローリーにさほどの魅力を感じられないのが大きな減点の要素ですね。 ベスもかわいらしいんだけど気持ちが入るほどでもないし… なんていうか、全体に中途半端で残念です。

Posted byブクログ