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ブラッドハーレーの馬車 の商品レビュー

3.7

103件のお客様レビュー

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2009/10/04

時は20世紀初め、女の子であれば誰もが憧れるブラッドハーレー歌劇団。 きらびやかな衣装に身を包み、優雅に歌う彼女たちは全てブラッドハーレー卿の養女たちである。 孤児院の少女たちにとっても当然彼女たちは憧れの的であり、さらにある噂が少女たちの胸を高鳴らせるのだ。 『ブラッドハーレー...

時は20世紀初め、女の子であれば誰もが憧れるブラッドハーレー歌劇団。 きらびやかな衣装に身を包み、優雅に歌う彼女たちは全てブラッドハーレー卿の養女たちである。 孤児院の少女たちにとっても当然彼女たちは憧れの的であり、さらにある噂が少女たちの胸を高鳴らせるのだ。 『ブラッドハーレー卿の娘たちは全て孤児であった』 そして、ブラッドハーレー卿の馬車がある孤児院にやってくる。孤児院から一人の少女を、養女としてブラッドハーレーに迎え入れるために。 夢に胸を膨らませながら、馬車に乗る少女。その馬車に乗るということは、舞台に立つという夢の切符を手に入れること。 そう、彼女たちはただ、舞台に憧れる夢見る少女であっただけなのだ・・・。 あまりに凄惨なストーリー、希望と絶望のコントラストが激しく、だからこそ惹きつけてやまないものがこの漫画にはあります。 最近の漫画がご都合主義でつまらない、そう感じているあなたに、お勧めの一冊です。 ただし、虐げられる少女たちの描写に耐えられるかはあなた次第です。

Posted byブクログ

2009/10/04

鬱マンガだよ!と言われて読んだので構えて読んだが、そんなでもなかった・・・?感覚が麻痺してきたのかもしれない。 でも鬱マンガには間違いない。

Posted byブクログ

2009/10/04

沙村広明の 感情的でもあり、情緒的でもある 特殊な性的世界観。 これを手にとって この世界観が異常と感じるならば それで正しいと思う。

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2009/10/04

好きなサイトで、すごいけどえぐい、と、かかれていた作品。 作者は「無限の住人」の人で、「赤毛のアンのような作品を描きたい」との希望で描かれたらしいが・・たちの悪い冗談だとしか思えない。 苦痛の果てに妄想に逃げ込み、ありもしない希望にすがりつく少女。 認められた自尊心が無惨に...

好きなサイトで、すごいけどえぐい、と、かかれていた作品。 作者は「無限の住人」の人で、「赤毛のアンのような作品を描きたい」との希望で描かれたらしいが・・たちの悪い冗談だとしか思えない。 苦痛の果てに妄想に逃げ込み、ありもしない希望にすがりつく少女。 認められた自尊心が無惨に踏みにじられ、理不尽な地獄へ追いやられる。 ごろんと目の前に投げ出された暴力。 彼女たちの痛みが、苦痛が、脳味噌に、神経に直接ガンガン響いてゆく。 吐きそう。頭、痛い。気分、悪い。 なんどもなんども、これがフィクションであることを確かめ、妙な安心と焦燥感を得る。 いや、これは。 ここまで救いのない苛酷な物語。 フィクションであることが唯一の救いである、と、思う自分を少し卑屈に感じてしまう、このサイアクの居心地悪さは、ナニ?

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2009/10/04

ミクシのレビューでエグイとか酷いとか書かれてたのでどんなもんだと思って読んでみたけどそれほどのことは・・・。

Posted byブクログ

2009/10/10

絶望を描写することで、希望を表現する。希望を描写することで、絶望を表現する。 書かれていないことを想像させるとても味わい深い作品。 幸せな風景が続く裏に実は、みたいなギャップが素敵。

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2009/10/04

エロイ話を描こうとしてこれが出来上がるんだから、沙村広明はやはりアレである。 とにかく読中・読後感の嫌な話。虐げられる女の子を怖々覗きたい人にのみお勧め。 一番気持ち悪いのは、作中行われている事を大人達がシステムとして割り切ろうと終始する事。 どうやっても割り切れるはずのない物を...

エロイ話を描こうとしてこれが出来上がるんだから、沙村広明はやはりアレである。 とにかく読中・読後感の嫌な話。虐げられる女の子を怖々覗きたい人にのみお勧め。 一番気持ち悪いのは、作中行われている事を大人達がシステムとして割り切ろうと終始する事。 どうやっても割り切れるはずのない物を坦々と行おうとする不自然に、怖気が走る。 作品世界が完結している所に、作者のちょっぴり良心が感じられる。 あー目に焼き付く。のどにしこりが出来た感じ。上手い。

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2009/10/04

暗い。本人は和服に飽きたから描いたとか言ってた。「おひっこし」みたいな物かと勘違いして読んだので、おじさん驚いたよ。

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2009/10/04

全然薦めない。でも、載せとく。こんな陰鬱とした読後を体験させる本は、そうはない。自分を含めた社会への怒りと絶望感が、そんなことを感じさせるのかもしれない。

Posted byブクログ

2009/10/04

色々言われているようですが、良い作品だと思いました。 二話の最後のシーン、驚きました。 ただ猟奇的なのではなく、考えさせられる話だと思います。 是非一読して、もう一度読み直して見てください。

Posted byブクログ