おまけのこ の商品レビュー
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表題作「おまけのこ」がとにかく可愛かったです。 やなりの目線パートも面白かったし、若だんなパートでやなりが「うちの子」連呼されてたのもツボでした。やなりが最後安心して寝付くまで、きゅんきゅんしながら読みました。 他の短編では、「こわい」は切なすぎて、あんまり好きになれなかったです。生まれながらに仏様にも嫌われるって救いが無さすぎます……。 「ありんすこく」は以前のしゃばけシリーズのあとがきで予告されていた「吉原の女人と若だんなが駆け落ちする話」でした。まさかこんなに色恋関係ないお話とは……。楽しみにしていたのに。でもこれもすごく若だんならしいです。若だんなってそろそろ結婚適齢期みたいなのに、こんなんじゃ先が心配です。いつかちゃんと色恋沙汰のストーリーがよみたいな。できれば長編のハッピーエンドを望みます。 「動く影」は「われ」と子供言葉(なのかな?)で頑張る幼い若だんなが可愛かったです。 「畳紙」は江戸情緒溢れつつ、お雛ちゃんの悩みになんとなく現代的な精神構造を感じました。
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人の子も、妖怪も、誰かの優しさで前を向く。 しゃばけシリーズ第四弾。おなじみのキャラクターに焦点を合わせた、若だんながメインにならない話も、しゃばけワールドにハマったわたしには嬉しくて。特に厚化粧のお雛ちゃんと屏風のぞきのやり取りがおかしい「畳紙」がお気に入り。 「こわい」栄吉と喧嘩する若だんな。職人としての腕が上がる妙薬があったら、どうする? 心の弱いところにつけ込む狐者異の薬。鼻つまみ者の狐者異に同情する若だんなの気持ちは、彼に受け入れられることはなくて。 「畳紙」厚化粧を止められないお雛。誰かが自分を想ってくれているとわかるからこそ、踏み出せない気持ちと、頑張れる勇気。お雛と屏風のぞきの凸凹トークが面白い。 「動く影」一太郎と栄吉の思い出話。幼い頃、動く影にさらわれるという噂を聞いて、一太郎は栄吉と共に調べに行く。思い出と自信。 「ありんすこく」若だんなが吉原の禿を足抜けさせる!? 人々の優しい思いが集まる中、一人の苦しい気持ちが計画を狂わせる。割り切れない気持ちをまだ読み切れない若だんな。 「おまけのこ」鳴家の大冒険。親が子を想う気持ちがねじれて事件に、その一方で、鳴家は……。鳴家パートは、番外編のような、かわいらしいお話。
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相変わらずテンポもいいし、面白い。 今回は「こわい」が珍しく救いのない話だったのも良かった。いくら若だんなでも、いつもいつも妖怪を救えてたら不自然だしね。 けど鳴家がカワイイ表題作の「おまけのこ」がやっぱ1番かも。鳴家の特徴ってか可愛らしさ全開。家に1匹欲しい(笑)
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短編連作。 相変わらず体の弱い若旦那が、まわりの大人や妖怪たちに守られ?ながら、身の回りで起きた事件を解決していく話。 妖怪たちの、ちょっとずれた感覚や、その感覚のまま妖怪に愛されている若旦那とのやり取りが面白い。
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畠中さんのしゃばけシリーズ4作品目。 廻船問屋兼薬種問屋の一人息子、若だんなと、若だんなを見守っている家族や友人、そして妖が繰り広げるファンタジー。 おまけのこというタイトルのものは、やなりが大活躍とともに、若だんなのことを本当に慕っているとわかるほのぼの話。 読めば読むほ...
畠中さんのしゃばけシリーズ4作品目。 廻船問屋兼薬種問屋の一人息子、若だんなと、若だんなを見守っている家族や友人、そして妖が繰り広げるファンタジー。 おまけのこというタイトルのものは、やなりが大活躍とともに、若だんなのことを本当に慕っているとわかるほのぼの話。 読めば読むほどこの世界にはまっていってしまう!
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安定してきましたね。 ここぞのシーンはやはりとても絵画的で、 そのシーンのために書かれている感じがあります。 特に動く影が一番好きになりました。 うごめく不気味で妖しい影の中を、 手をしっかり握りあって走り抜ける大きい子小さい子。 病弱な一太郎も倒れることなく、むしろ初めての友達、 初めての大冒険にキラキラして走っている様子が目に 浮かび、ちょっと泣きそうになりました。 表題作のおまけのこもいいですね。 家鳴りは本当にペットのよう。 やることなすこと、なんだかうちのインコのようです。 犬を飼っている方はうちの犬っぽいなとか思われて いるのでしょうか? またじんわりと温かい気持ちを味わいたいので シリーズの続きも読みます。
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恵と言う妖に暫く惑わされていたが今回は呪縛が解けたようです。ほのぼの感はそのままに妖しさが薄れ何か騙されたようです。これも術中なのかな?妖がとても人間的なのです。 それがつまらないのです。ぐだぐだ言わずザックリ読めばいいのかな
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またこの世界にはまってしまった。一気に読みたくなるような話が今回も満載の一冊。特にあまり語られなかった家鳴りがキーパーソンとなるタイトルのおまけのこはいつもの若旦那の推理もさえることながら、家鳴りの大冒険にもドキドキ。
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もー、しゃばけワールドにどっぷりw 思わず吹き出したり、しんみりしたり。 お江戸を闊歩したくなります!
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しゃばけリーズ短編集。 若だんなと妖たちの話は、温かい気持ちで楽しめるのだが、 「こわい」は一味違ったどうにもならない悲しさが胸に響いた 「動く影」は若だんなの幼い頃が微笑ましく、「おまけのこ」は鳴家の冒険が可愛らしく思えました。
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