みなさん、さようなら の商品レビュー
友達に勧められた本。勧められたのは数年前。やっと読破。すっごく面白かった!!!これは団地の中での話だけど、きっと、世の中にはいろんな人がいて、いろんな考えがあって、いろんな悩みを抱えて、いろんな夢をもって、いろんな生き方をしているんだろうなー、とすごく当たり前のことを改めて思いま...
友達に勧められた本。勧められたのは数年前。やっと読破。すっごく面白かった!!!これは団地の中での話だけど、きっと、世の中にはいろんな人がいて、いろんな考えがあって、いろんな悩みを抱えて、いろんな夢をもって、いろんな生き方をしているんだろうなー、とすごく当たり前のことを改めて思いました。ヒーさんの懐の深さが凄かった。
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団地の中で暮らし、団地から出ることなく過ごした悟の物語。 夢中で読みました。 こんなことって、と思いながら、でも、トラウマに囚われていたら、あることなのかもと、途中から納得しつつ読み進めました。 団地という狭い世界での悟は、ホントに自由で、生き生きとさえしていて、それがものす...
団地の中で暮らし、団地から出ることなく過ごした悟の物語。 夢中で読みました。 こんなことって、と思いながら、でも、トラウマに囚われていたら、あることなのかもと、途中から納得しつつ読み進めました。 団地という狭い世界での悟は、ホントに自由で、生き生きとさえしていて、それがものすごく切なかった。 みんないなくなり、母とも分かれることとなって、最後に悟が決めたことで、ようやく終わったと、ホントの終りを見た気がしました。 その後の悟を応援したいです。 映画化されていたのですね。 キャストを見て、濱田岳くんに、うーん。 ちょっと違うイメージを持っていたかも。
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団地から出れないってのは極端だけど、 住み慣れたとこから離れられないってのは 誰にでもある感情のはず。
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東京に有る団地の話である。私も縁有って江戸川区の都営団地に、数十回は遊びに行っただろうか。まぁあそこは左程大きな規模の団地ではなかったが、団地の雰囲気は分かるつもりだ。主人公はとある事件をきっかけに自分の住む大きな団地から一歩も出ることなく、子供から青年へと育っていく。学校、就職...
東京に有る団地の話である。私も縁有って江戸川区の都営団地に、数十回は遊びに行っただろうか。まぁあそこは左程大きな規模の団地ではなかったが、団地の雰囲気は分かるつもりだ。主人公はとある事件をきっかけに自分の住む大きな団地から一歩も出ることなく、子供から青年へと育っていく。学校、就職、恋愛等全て団地の中で済ましている。ラストはかなり切ないのですが、その中に新たなスタートを見ることが出来て良い。
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トラウマを抱え込んでしまった主人公に、あの母親がいなかったら、またはあの母親でなかったら、この物語はまったく違うものになっていただろう。 母親が必要以上に心配している気配を表に出さなかったことで、彼は閉じた場所でも気持ちがいいほど家族以外の他者に対して自分をオープンにすることがで...
トラウマを抱え込んでしまった主人公に、あの母親がいなかったら、またはあの母親でなかったら、この物語はまったく違うものになっていただろう。 母親が必要以上に心配している気配を表に出さなかったことで、彼は閉じた場所でも気持ちがいいほど家族以外の他者に対して自分をオープンにすることができた。 師匠も恋人も隣人も同級生も、そして団地で彼に関わりのある人々みんなが互いに存在を認め尊重し合う。尊重し合うところに生きるための仕事があり、逆境に陥ったときの知恵が生まれる。その部分を蔑ろにされたとき、望むと望まざるとに関わらず、彼のトレーニングが初めて意味をもつものになる…。 団地で育った自分に、読んでいる間この物語はずっと、懐かしさと切なさと悲しみが、複雑に形を変えながら波のように押し寄せ続けていた。20数年前に出たきりのその団地は今は無く、略歴で知った著者は私と同い年だった。
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団地から出られなくなってしまった理由、 そうだったの・・・。 知り合いが次々と団地を去っていくのを見送るのは、 焦りの気持ちがあっただろうな。みんなは普通に 平気で団地の外に出られるのに自分は出来ないって。 団地の中だけで生活するって、意外とやろうと思えば できちゃうもんなんだ...
団地から出られなくなってしまった理由、 そうだったの・・・。 知り合いが次々と団地を去っていくのを見送るのは、 焦りの気持ちがあっただろうな。みんなは普通に 平気で団地の外に出られるのに自分は出来ないって。 団地の中だけで生活するって、意外とやろうと思えば できちゃうもんなんだなぁ。ただ何をするにもすぐに 噂が広まるね。常に周りに目があるのは不自由ね。 でも考えてみれば私だって似たようなものかも。 ほとんど寄り道することもなく職場の行き帰りと スーパーへの買い物と図書館ぐらいしか行動範囲が ないんだから。さすがに団地よりはもう少しエリアが 広いんだけど。限られた行動範囲の中で生活してる っていう面では私も悟とあまり変わらないことに 気づいてしまった・・・。 タイトルの「みなさん、さようなら」は一本調子の サラッとした言い方じゃなくて、小学校の下校時の 挨拶、ほら、ちょっと伸ばしたリズムの 「みぃなぁさん、さよ〜なら」の方なのね。
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なんだか、なんでもない人間の生活をつぶさにみると、 平凡なことや、どこにでもあることって、 とてもドラマ性のある、「平凡」じゃないことになるんだなと感じる本。 フツーとかそんなの、人の一生にはない。 何かを成し遂げたとかじゃなく、ひとは生きて生活を続けていくことに ほんとうに全力...
なんだか、なんでもない人間の生活をつぶさにみると、 平凡なことや、どこにでもあることって、 とてもドラマ性のある、「平凡」じゃないことになるんだなと感じる本。 フツーとかそんなの、人の一生にはない。 何かを成し遂げたとかじゃなく、ひとは生きて生活を続けていくことに ほんとうに全力になってもいいんだと思える。 かっこわるいとか、そんなのどーでもいい。 誰がそういうの決めるの? 何も成し遂げなくても、全力で生きてることで充分じゃん。 スマホやパソコンに閉じこもっているよりも、 断然閉塞感があるように見られる、団地敷地内から出られない 主人公の生き方は、誰かに誇るものじゃなくても、 誰かがその生き方をけなすこともない、大切な一人の人間の生き方。 ひとはそれぞれの生き方をする。 別れは絶対にやってくる。 希望も喜びもあるけれど、人生にはどうにもならないことがある。 全部あるから、せつない。 ほんとうの、せつない物語だと思う。
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映画とどっちも面白かった!敵を倒すシーンがあっさりしていて、それが物語の最終目標じゃないんだなって感じがよかった
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小学校の卒業式に起きたある事件をきっかけに団地内からでられなくなってしまった主人公、悟の物語。 団地を出られないから中学にも行けない。生活の基盤はラジオの基礎英語やコミセンの図書室での独学、尊敬する大山倍達の稽古を取り入れた体力づくり。そして同級生たちの生活を見守るパトロール。...
小学校の卒業式に起きたある事件をきっかけに団地内からでられなくなってしまった主人公、悟の物語。 団地を出られないから中学にも行けない。生活の基盤はラジオの基礎英語やコミセンの図書室での独学、尊敬する大山倍達の稽古を取り入れた体力づくり。そして同級生たちの生活を見守るパトロール。 奇妙ではあるが、悟がきちんとした生活を送っていることが悲壮感を与えず、楽しく読める理由だと思う。 恋愛も経験も手近(といっては申し訳ないけど)な同級生で、喧嘩に呼び出されても決闘場所は団地内。就職先も団地内のケーキ屋さん…と団地内にこだわりぬいているところがおもしろい。 だんだんと団地から同級生がいなくなり、事情を知っている人も味方になってくれる人も減っていって同級生を守っているはずの悟が徐々に追い詰められていく。 そして、最後に母の死。 母を失うことで悟は団地に別れを告げることができるが、団地の外の世間の空白を補ってその後生活していくことができるのか。いささか不安が残る。 この作品でパピルス新人賞。素晴らしい出来。
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一風変わった成長小説。 主人公は小学校卒業を卒業し、中学に進学する前に、今後自分の住む団地から一歩も出ないで暮らすと決める。その理由は中盤でようやく明かされるが、その頃既に主人公は団地内だけで生きる生活をほぼ築いていた。 団地内のケーキ屋に就職するも、年を追うごとに同級生はどん...
一風変わった成長小説。 主人公は小学校卒業を卒業し、中学に進学する前に、今後自分の住む団地から一歩も出ないで暮らすと決める。その理由は中盤でようやく明かされるが、その頃既に主人公は団地内だけで生きる生活をほぼ築いていた。 団地内のケーキ屋に就職するも、年を追うごとに同級生はどんどん団地から去っていき、時代とともに団地の人口は減っていく。 後半の団地のさびれ具合とか、外国人の子供と知り合うあたりは実際にありそうでリアルだった。 団地の衰退に伴い主人公の人生もどうなることかと思ったけど、希望のある結末でよかった。 団地の敷地内から一歩も出ないという特殊な人生を結構周囲の人に責められていたけど、部屋から一歩も出ないで引きこもった生活をする人も現実にいることを考えれば、別にいいんじゃないかというような気もする。 余談ながら、主人公が憧れ目標にした大山倍達にちょっと興味が出た。
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