養老訓 の商品レビュー
養老孟子さんの年寄りになったらこうあるべき、と言う内容の本でした。不機嫌な老人ではなく若者からニコニコしていて歳を取ったらああいう老人になりたいと思われり人にならないとダメだとあり全くもってそうだなと思いました。
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講演で各地を回っていると、不機嫌そうで笑わないおじいさんが多い。おばあさんはよく笑います。養老孟司「養老訓」、2007.11発行。①幸せの定義はできない。思いがけないもの。②問題なのは少子化ではなく、少親化③自然が相手の田舎では「仕方がない」ことの連続。都会の人は「仕方がない」を言わない人たち。自分の想い通りになるはずと思い込んでいる。④田舎では信用が前提。都市では、相手を信用する感覚がなくなった⑤年金で得する方法は長生きすること⑥老後に必要なものは100万円より歩けること。体力がなくなった時が終わり。
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養老先生の本は、「この人はものの見方が一味違っているな」と思うことがある。 たとえば、「幸せとは何か」と聞かれて、「それは思いがけず後から気づくもので、あらかじめ定義できるものではない」と答える。確かにそうだ。幸せとは思いがけなくやってくるもので、後から幸せだと気づく。はじめから...
養老先生の本は、「この人はものの見方が一味違っているな」と思うことがある。 たとえば、「幸せとは何か」と聞かれて、「それは思いがけず後から気づくもので、あらかじめ定義できるものではない」と答える。確かにそうだ。幸せとは思いがけなくやってくるもので、後から幸せだと気づく。はじめからそうなるとわかっていたら、幸せにならない。 ぼくらはどうしても、「幸せとは何か」と答えを求めてしまう。しかし、メーテルリンクの青い鳥と同じで、答えを探しているうちは、それは手に入らない。 こういうハッとさせられる文章に出会うから、養老先生の本はやめられない。
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養老孟司さんの考えは分かったし、この人はたぶんとっても頭がいいのだろうけれど、残念ながら私には心に残る言葉がない。最後まで読み終えるのが苦痛だった。
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養老さんの話はいつも面白く分かりやすい。 極端で極論、それを言われたら反論の仕様がない面もあるけれど、それを含めても面白い。 印象に残ったエピソードをメモしておく。 ・年寄りの生き方は一日一度感動すること 物知り爺さん=既存の知識で生きていると、新しいものに出会うことがなく、感動もない。それは物知りなのではなく、五感が鈍っているだけ。 ・最大の資産は体力 文句を言っている老人はたいてい体力が衰えている。お金があれば身体メンテできると思ったら大間違い。病院で体が丈夫になるわけではない。 老後資金より老後体力を蓄えたほうがよい。
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情報のうまい扱い方指南みたいな感じ。読みやすい。煽らず淡々としている。賢いってこういうこと。卑屈さも全くない。信頼の養老先生。
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養老信者の私としては非常に読みやすく、新しい発見の多い内容だった。 概念的だけでなく、感覚的にも生きる。 老いてからは、 田舎暮らし。 仕方ない。 のんびり、気楽に。
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南伸坊の印象的な表紙に惹かれ読み始める。日々、高齢者と接することが多いせいか共感するというよりは、あの良い歳の取り方をされている患者さんはこういう風に感じているのかなと想像してみて楽しむ。もちろんわたしもこのような年寄りになりたいな。不機嫌な老人になりたくないということ。
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著者70歳記念刊行という本書、養老節を読みたい読者には楽しい一冊であると思う。 私自身はここまで達観はできない部分もあるが、年相応に達していきたい考え方である。 基本的に死体を扱うのが仕事の著者だけに物事を見る方向が逆なんだと感じる。
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生きること それを気付かせてくれる 情報社会でどのようにあるべきか 話がいろいろと飛ぶが最終的に落ちつく おもしろい本だった
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