お家さん(上巻) の商品レビュー
玉岡かおるさんのこの本はとても好きです 以前に読んで大変感銘を受けたんですよね 詳しく知りたいと思って鈴木商店についての講演会を聞きに行ってきました 神戸開港150年記念のイベントです 「神戸・台湾と鈴木商店」講師は芦屋高校の斎藤尚文先生 企画展「鈴木商店記念館」も併せて行って...
玉岡かおるさんのこの本はとても好きです 以前に読んで大変感銘を受けたんですよね 詳しく知りたいと思って鈴木商店についての講演会を聞きに行ってきました 神戸開港150年記念のイベントです 「神戸・台湾と鈴木商店」講師は芦屋高校の斎藤尚文先生 企画展「鈴木商店記念館」も併せて行ってきました
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惣七との結婚に失敗したが、砂糖の商いをする神戸の商店に嫁いだよね。 子供や夫・岩治郎を亡くすも、店主となり、二人の番頭たちと共に店を大きくしていく。 番頭の柳田や金子。 岩治郎の隠し子・お千。 惣七に似ている田川。 惣七と後添えとの間にできた子・珠喜。 明治の時代の中で、鈴木商店は砂糖や樟脳を商品に、神戸一の商店となり、台湾の開拓も行っていく。
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ドラマは未視聴。 ドラマのほうは、金子直吉とよねとの主従愛に思えたが。 『天涯の船』に続いて、この著者の二作目。 関西弁の口語語りと概説的な常文との入れ子構造、地の文との緊張感がないので、この人の文章自体は好きではないが、題材がいい。 鈴木よね、実在した明治大正の豪商の妻を主人公とした話。 経済小説ではなく、明治の烈女伝といった感じなのだが、けっして女性の小説にありがちな、キャリアウーマン像ではない。なぜならば、お家さんは、会社を回す番頭たちを見守る立場であり、その自覚と悲哀につねづね悩まされているから。あくまで経営者でもリーダーでもなく、相撲部屋のおかみさんのような、縁の下の力持ち存在である。 架空の設定かどうかわからないが、亡き夫の忘れ形見の娘たちの存在が、物語に波を与えている。お家大事のためと追い出したお千が商才を磨き、自分の息子が道楽して、娘のように可愛がった付き人が出奔する。主人としての威厳を砕かれたときに、よねがお千と対峙した瞬間がなんともいえなかった。
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商社の始まりのようなある店の話。それが当時は到底表に出ない女性が主人公となるのだから、面白い。決して出しゃばることのない主人公の経営方針は感動してしまう。大和撫子の強さ。
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ドラマの印象が残っているのでちと混乱。 ドラマに出てこなかった人物やら展開やらがごっちゃ。 下巻に期待。 【図書館・初読・7/28読了】
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河瀬GLから推薦された本。単に読みやすいから読んだら・・・と言った何気ない会話から。日商岩井の事について書いてある。小説としは面白いが、女性作家なんで女性の観点からの文章は自分には馴染まないような、読みやすいようで、読みにくいような・・・
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大切な友人でもある、綺麗で賢い女性からの紹介で読んだ本。 彼女のお母さんからの紹介だった。 こうやって、価値観を共有できた瞬間に、その家族の人とも何かを共有できたと思えるのは面白い。 自分が誰かに貸した本を、「家族にも読ませたいのでもうちょっといいですか?」と言ってもらえる時に嬉...
大切な友人でもある、綺麗で賢い女性からの紹介で読んだ本。 彼女のお母さんからの紹介だった。 こうやって、価値観を共有できた瞬間に、その家族の人とも何かを共有できたと思えるのは面白い。 自分が誰かに貸した本を、「家族にも読ませたいのでもうちょっといいですか?」と言ってもらえる時に嬉しかったりするもんな。 この本は、戦前の鈴木商店が舞台。 日本史受験者の人、受験者だった人にとっては、歴史を感じることができ、のめり込めるはず。 だから、今まで紹介した人は日本史受験者が中心、でも、台湾への進出や、李鴻章がなぜ台湾を交渉材料としたのかは、世界史の人にもつながりそう。 他にも、神戸に転勤になった人にも紹介させてもらったよ。 自分の仲間から紹介された本を、違う仲間に紹介することで、関係が広がっていくのは幸せ。
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《2014年9月12日》 録画してたドラマを見てモヤモヤしたから再読。 よねのパワーに圧倒されて、珠喜に切なくなって、、、。 さぁ、下巻読もう♪ 《2010年12月11日★★★★★》 お家さん・下巻でまとめて(^O^)
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玉岡 かおる 新潮社 (2007/11) 神戸を舞台にしてるから余計に面白かったのかもしれません 「鈴木商店」はその名はなくなっても今も日本のトップ企業(神戸製鋼所・ 帝人・J-オイルミルズ・IHI など数々)の礎を築いた商社です フィクションも取り入れてあるもののやはり...
玉岡 かおる 新潮社 (2007/11) 神戸を舞台にしてるから余計に面白かったのかもしれません 「鈴木商店」はその名はなくなっても今も日本のトップ企業(神戸製鋼所・ 帝人・J-オイルミルズ・IHI など数々)の礎を築いた商社です フィクションも取り入れてあるもののやはり歴史の事実 とても迫力がありました (大河ドラマにするといいなあ) 女性らしい細やかな美しい描写がちりばめられているのもうれしく気持ちよく読めました 明治からの港・貿易・労働者の街神戸の歴史 何よりもその時代をしっかり踏みしめて歩いた女性の生きざまに胸打たれました ≪ 土壇場も 明治のおなごは たおやかに ≫ この著者の「銀のみち一条」もよかったです
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『天涯の舟』の時は、ハーレークイン色の濃いお話だったけれど、 今作は本当に面白いと思った。 よね、金子、珠喜が主な主人公でときどき語り口が変わる玉岡かおる調 がちょっと邪魔だけれど、読み進んでいくうちに気にならなくはなった。
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