アジアを歩く の商品レビュー
1997年から2000年頃に、灰谷健次郎さんと石川文洋さんがアジアを旅行した感想文と写真(多数あり)。あくまでも、当時の状況として読むことが肝要です。
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10年前に亡くなった灰谷健次郎さん。 沖縄在住でアジア好きと知っていたけど、石川文洋さんとの共著があったとは。 石川文洋さんのことは、先日ホーチミンの戦争証跡博物館を訪れ、彼の写真のコーナーがあったことから知りました。 アジアが好きで、旅は大体アジアだとおっしゃる灰谷さんの、常...
10年前に亡くなった灰谷健次郎さん。 沖縄在住でアジア好きと知っていたけど、石川文洋さんとの共著があったとは。 石川文洋さんのことは、先日ホーチミンの戦争証跡博物館を訪れ、彼の写真のコーナーがあったことから知りました。 アジアが好きで、旅は大体アジアだとおっしゃる灰谷さんの、常に弱者の側に寄り沿う姿勢、あったかい人柄がよくわかる。 特に子どもを見つめる目が本当に優しい。 ラオスでダウン症の子どもがいて、子どもたちのその子への接し方がいい、と。子どものそうした態度は大人の態度が反映される、とか。 子どもたちと関西弁でやり取りしているのが面白い。 遺書も収録されていた。 精一杯愛し、愛された。悔いはない(ちょっとはあるか)。というようなことを書かれていた。 素晴らしい方でした。
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何ページか読んで、これはいい本だと思った。ゆっくり読もう。 立て続けに石川文洋の本を読んでいるが、戦争の本なので読んでいて辛いことも多い。この本は、旅の本だ。貧しい人たちは出てくるが、救いのない貧しさではない。 平和を知らないと戦争の怖さはわからない。 灰谷健次郎と石川文洋は、弱...
何ページか読んで、これはいい本だと思った。ゆっくり読もう。 立て続けに石川文洋の本を読んでいるが、戦争の本なので読んでいて辛いことも多い。この本は、旅の本だ。貧しい人たちは出てくるが、救いのない貧しさではない。 平和を知らないと戦争の怖さはわからない。 灰谷健次郎と石川文洋は、弱いものに対する視線がよく似てる。それは同情ではなく、共感だ。子供と話をするときに目の高さにしゃがむ人がよくいるけれど、この二人はそういうことはしないのではないかとなんとなく思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
灰谷謙二郎氏がお亡くなりになって追悼という形で単行本化された本。 タイ ベトナム フィリピン ミャンマー(ビルマ) ラオス ネパール 中国 インド パラオ・ペリリューの旅についての記録です。 灰谷氏は、1984年に内モンゴルの草原に友人の遺骨を埋めるために降り立ったそうなのですが、北京、上海などを旅して貧富の差が激しい中国を垣間見て、軍人や官僚、外国人には特別な待合室があるのに、一般民衆には通路にすし詰めだったりするというような具合に横暴さを感じて嫌いになったそう。ですがこの企画でアモイを旅することになり、客家土楼などを旅する。 この書籍は石川文洋氏の写真が素晴らしいです。
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文洋さんの温かい文章からも写真からもアジアの人々の持つエネルギーや魅力を感じられる。特に灰谷さんと子どもとのやりとりが好き。
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光も影もある、ありのままのアジアの姿。 写真もイキイキとしているし、灰谷さんの文章も飾りがなく、まっすぐに届く、素敵な本でした☆
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2006年に亡くなった灰谷健次郎さん(とカメラマン石川文洋さん)のアジア旅行記。 雑多でパワーあふれるアジアが感じられる一冊。子供の表情がとてもいいです。
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