高齢社会を生きる の商品レビュー
訪問看護ってこんなに楽しいのにどうして敬遠されてしまうのだろうか、というのは、職場の友だちとの間ではだんだんとほんとうに理解しがたい疑問になってきている。それは在宅療養支援診療所の先生方も同じのようで、そういう先生のお話を聞くと、そうだよそうだよ、とまた熱くなってしまう。でも、...
訪問看護ってこんなに楽しいのにどうして敬遠されてしまうのだろうか、というのは、職場の友だちとの間ではだんだんとほんとうに理解しがたい疑問になってきている。それは在宅療養支援診療所の先生方も同じのようで、そういう先生のお話を聞くと、そうだよそうだよ、とまた熱くなってしまう。でも、そういう気持ちを、既に持っている人たちの間でだけ分かち合ってもしかたないんだよねえ、という話をその友だちとしたことがあった。 この本の最終章以外は医療者ではない方が書かれている。そこには日々の仕事の中でも高齢者医療の課題と思われることが書かれているのだけれど、それはちょっとそういうことではないのでは、と感じる見解もあり、そういうずれに敏感でありたいと思った。 そして最終章は、おそらく在宅医療のお話を聞いたらやっぱり熱く語られるのだろうと思われるお医者さんによるもの。だからすいすい読んでしまった。そして、この本が出版されてから今までの間に、ほんとうにその思いを形にされていたことを知り、感動した。
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