1,800円以上の注文で送料無料

テースト・オブ・苦虫(1) の商品レビュー

3.4

27件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2013/02/15

面白かった。 くだらない、しょーもない日常を笑い飛ばせるような、そんなエネルギーをくれるような。 いちいち笑えて、なぜか元気をもらえた。

Posted byブクログ

2013/02/13

すごく面白い。爆笑。 電車や会社で読むのは危険です。 私は電車で読んでしまったために、静かな車内で突然笑い出す怪しい人になってしまいました。 失敗した…。でも楽しかった。 エッセイのテーマというか入口は意外と私にも馴染みのあるものだったりするのだけど、進んでいく道がちょっと違...

すごく面白い。爆笑。 電車や会社で読むのは危険です。 私は電車で読んでしまったために、静かな車内で突然笑い出す怪しい人になってしまいました。 失敗した…。でも楽しかった。 エッセイのテーマというか入口は意外と私にも馴染みのあるものだったりするのだけど、進んでいく道がちょっと違う。 え?そっち?という感じ。 例えば忍者が水面を歩く場合に、右足が沈む前に左足を出してそれが沈む前にまた右足を出す…とかなんとか言ったりするけれど、いつも無理矢理な印象を受ける。 このエッセイの面白さもそれに近いような気がする。 「大丈夫?」が出てこなくて「ズイジャーノ?」と言ってしまうとかその辺りが特に。 しかもその無理矢理な道がネガティブ思考と自虐から導き出されていたりするので、大いに共感してしまったりして…。 で、気付くと笑いを堪えられなくなっている。 苦虫の味なんて知らないでいられるならその方がいい。 でも忘れられない不味さを知ってしまったら、その不味さを笑いに変えてしまいたい。このエッセイみたいに。

Posted byブクログ

2012/10/14

町田さんのエッセイ集。エッセイもこのリズムなのか! 面白いのだが、すぐお腹いっぱいになってしまうので少しずつ読んだ。楽しい。本文も面白いが、各エッセイのタイトルだけ並べても面白い。「反省の色って何色ですか?」とか「やられるまえにやるまえにやられる」とか。 「出版社拒否事件の顛...

町田さんのエッセイ集。エッセイもこのリズムなのか! 面白いのだが、すぐお腹いっぱいになってしまうので少しずつ読んだ。楽しい。本文も面白いが、各エッセイのタイトルだけ並べても面白い。「反省の色って何色ですか?」とか「やられるまえにやるまえにやられる」とか。 「出版社拒否事件の顛末。苦虫の味」の苦虫度が高いが… 本当なのかこれは。町田節によってフィクションかと思ってしまうが… このシリーズ6冊目の「おっさんは世界の奴隷か」のタイトルがナイス過ぎて早く読みたい。順番通りに行かないと気持ち悪いので、まだまだ先だな… パジャマはピジャマ。

Posted byブクログ

2012/08/21

頭の中の声をそのままテープ起こししたかのようなエッセイ。中には、珍妙な不条理な小説風のものも。一発目がそういうのだったのと、文体に軽く面食らい又ちょっと眠かったのも手伝い、町田さんの調子に馴染むまで少し時間がかかりました。慣れてしまえば、面白くてずんずんいけました。ある表題「やら...

頭の中の声をそのままテープ起こししたかのようなエッセイ。中には、珍妙な不条理な小説風のものも。一発目がそういうのだったのと、文体に軽く面食らい又ちょっと眠かったのも手伝い、町田さんの調子に馴染むまで少し時間がかかりました。慣れてしまえば、面白くてずんずんいけました。ある表題「やられるまえにやるまえにやられる」がツボに入ってしまい、電車の中笑いを堪えるのに苦労しました。 漢文的表現が散見されたんだが、お好きなのかな。要調査。

Posted byブクログ

2012/06/17

 謎本。  もの凄く考えすぎな内容で、なんだか痛気持ちいい内容。  合う合わないがはっきりしている。

Posted byブクログ

2012/06/16

「情熱スカイ・ハイ」、「南海の黒豹」、「反逆のカリスマ」、「戦慄のガチムチ皇帝」等々、世の中に格好よろしい威勢のよろしい二つ名は数多あれど、これもまた名付けられた者の性質を鋭く表した名作でしょう。 文筆の荒法師。 小説よりも濃厚な文語体口語体関西弁と、筆者の「考え過ぎ」を余す...

「情熱スカイ・ハイ」、「南海の黒豹」、「反逆のカリスマ」、「戦慄のガチムチ皇帝」等々、世の中に格好よろしい威勢のよろしい二つ名は数多あれど、これもまた名付けられた者の性質を鋭く表した名作でしょう。 文筆の荒法師。 小説よりも濃厚な文語体口語体関西弁と、筆者の「考え過ぎ」を余す所なく堪能。 短編小説のようであり、普通に随筆随筆した部分もあり、随筆だと思って読んでたのにそれを嘲笑うかのようなオチに驚愕したり。 ちょいちょい出てくる罵詈雑言の数々は、真似したくなります。 この助惣鱈がっ

Posted byブクログ

2012/03/30

いつもの町田さんがいつも以上にどがじゃがに書きたいことだけを書いているような謎の本。 小説というよりもエッセイというよりも「頭の中にあるなにか」をそのまま文章にしているようなところがあって、カレーで言うと素材の段階でもなく完成後でもなく、その中間あたりのまさにいま調理しているま...

いつもの町田さんがいつも以上にどがじゃがに書きたいことだけを書いているような謎の本。 小説というよりもエッセイというよりも「頭の中にあるなにか」をそのまま文章にしているようなところがあって、カレーで言うと素材の段階でもなく完成後でもなく、その中間あたりのまさにいま調理しているまっ最中の具材、それをテーブルに持ってこられたようなあべこべさがあっていい意味でも悪い意味でも非常に散文的。 僕はなんだかんだ言って町田康という人はとても周到で計算高く面白いことをやる人なのだと思っていて、一見適当でめちゃくちゃに積み上げられたように見える積み木も、泥土で七転八倒してきたあとだからこその積み上げ方で、そこに愛らしさと周到さが垣間見えるのが町田小説の魅力なのじゃないかと思うのだが、この本にはそういう良い意味でズルくてあくどい積み木の積み上げ方があまり感じられず、その分少し淡泊に感じた。

Posted byブクログ

2011/07/16

購入:エッセイって書いてあるけど、短編集みたいな語り口。一頁目から「俺が、この偉い俺が」だなんて言いたい放題、さすがパンクロッカー。 毎日の暮らしがぬるく感じてきたら読む本。刺激受けます。

Posted byブクログ

2011/04/14

あの独特の文体の非常に読みづらい町田康のエッセイ。最初は全然進まなかったけど、(全て非常にまわりくどく書いてるので実際読んでも進んでない気がする。)徐々にこのまわりくどさに一定のリズムが生まれて中毒の様に読みきってしまった。

Posted byブクログ

2011/03/30

作者の随筆を読んだ初めてで、たいへん衝撃的であった。噛めば噛む程苦虫の、味。ちょうど味わいまくっていた日々のさなかに出会い感涙。

Posted byブクログ