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証言・南京事件と三光作戦 の商品レビュー

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2009/12/01

1975年に「証言記録三光作戦―南京虐殺から満州国崩壊まで 」 として刊行された本が2007年に文庫化されたもの。 太平洋戦争研究会にて、復員者、従軍記者などからの 聞き取り内容を元にまとめたもの。 本多勝一が中国側の視点から聞き取りをしたならば、 こちらは、現場にいた日本人の...

1975年に「証言記録三光作戦―南京虐殺から満州国崩壊まで 」 として刊行された本が2007年に文庫化されたもの。 太平洋戦争研究会にて、復員者、従軍記者などからの 聞き取り内容を元にまとめたもの。 本多勝一が中国側の視点から聞き取りをしたならば、 こちらは、現場にいた日本人の視点からの声。 従軍していた朝香中将宮殿下が南京入城するに当たり、 万が一のことが起こってはいけないとして、掃討活動が 行われ、それが「南京大虐殺」つながったとの証言。 そして、日中戦争での自らの行為を吐露する証言の数々。 これもまた、証言者が中国の収容所に入れられていたことから、 中共の「洗脳」を受けているとして、証言価値を下げられた 評価をうけているのが残念です。 「中国の旅」同様、この本に書かれていることが事実であれば、 中国人が反日感情を持つのも止むを得ないなって思います。 でも、それが、間違った歴史教育によってミスリードされた ものであれば、危ういですけどね。

Posted byブクログ