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自伝の人間学 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2022/03/27

結構近年にない他者への厳しさがむしろたのしい読後感です。 会社にいたら、「厳しいっすね」っていっちゃいそう

Posted byブクログ

2018/10/31

全体を通して辛口。辛口の評は読んでも益がないので読み飛ばすが、科学者の章だけはべた褒めで、得るものも多かった。科学者は仕事柄正直でないと生きてゆけないから、その姿勢が著者の好みと合うということなのだろうか。 よく人から数学をやって何になるのかと聞かれるが、私は春の野に咲くスミレ...

全体を通して辛口。辛口の評は読んでも益がないので読み飛ばすが、科学者の章だけはべた褒めで、得るものも多かった。科学者は仕事柄正直でないと生きてゆけないから、その姿勢が著者の好みと合うということなのだろうか。 よく人から数学をやって何になるのかと聞かれるが、私は春の野に咲くスミレはただスミレらしく咲いているだけでいいと思っている。咲くことがどんなによいことであろうとなかろうと、それはスミレのあずかり知らないことだ。 岡潔「日本のこころ」 石川千代松は開成学校に入学し、ダーウィンの説を講義するモールスについて動物学を学び、ドイツに留学した。「老科学者の手記」は、動物学や生物学が日本に定着していく様を著した科学史そのもの。 日本では今でも箱詰め教育を行っているので、沢山の天才を殺してはいまいか。こういうと自分が天才であったのにと云う様だが、決して自分の事を云うのではない。人間の脳の発達も25歳くらいで止まるものと見ると、我が国の教育はその一番よく働く頃に、不得手な学科で苦しめられるから、天才は絶えず殺されて行くのである。 石川千代松「老科学者の手記」 本多静六は、晩年には、私の人生は偽善だったと発言し、世間を見てきた限り事を成した者は「偽善者、つまり要領チャンピオンなんだ」と喝破した。 <紹介されている主な本> 「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」佐藤優 「青春を山に賭けて」植村直己 「蒼い時」山口百恵 「岡潔―日本のこころ」岡潔 「夢酔独言」勝小吉 「本多静六自伝 体験八十五年」本多静六 「旅人―湯川秀樹自伝」湯川秀樹 「高橋是清自伝」高橋是清, 上塚司 「春の草」岡潔 「湛山回想」石橋湛山 「森繁自伝」森繁久弥 「ある心の自叙伝」長谷川如是閑 「自民党幹事長室の30年」奥島貞雄 「杉村春子―舞台女優」杉村春子 「雨夜譚―渋沢栄一自伝」渋沢 栄一、 長 幸男 「わが師わが友」朝永振一郎 「学問への情熱―「明石原人」発見から五十年」直良信夫 「蘇峰自伝」徳富蘇峰 「桐生悠々自伝 --思い出るまま」桐生悠々

Posted byブクログ

2010/09/18

人はなぜ自伝を書くのかという命題に対する考察ですが、結局自己顕示欲の強さが自伝という形に現れるということですね。

Posted byブクログ

2009/10/04

自伝を書きたがる人間の心理を考察する本。立ち読みで見つけた。明日にでも購入するつもりだったが、アマゾンマーケットプレースでは36円という値段がついていた。送料含めても安いけど、二酸化炭素排出量を増やすことにはなる。

Posted byブクログ