ありふれた死因 の商品レビュー
天城一氏を惑わせた巻頭作、ラストの反転が見事。 「マリ子の秘密」はアンファンテリブルものに見せかけて、実は… 恐ろしい女ものが出色。「海辺のゲーム」「村一番の女房」「鼬」「ありふれた死因」 本格謎解きだと、ユーモアも感じられる。「女に強くなる法」
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(収録作品)愛と死を見つめて/マリ子の秘密/ショートショート・ミステリ/ボタンの花/海辺のゲーム/村一番の女房/鏡の中で/鼬/飛行機でお行きなさい/目は口ほどに/女に強くなる法/廃墟のしたい/ありふれた死因/道づれ
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昭和30年代ぐらいに書かれた物が殆どの短編小説集。 やはり言葉使いや時代背景が古くさくはあるが なかなか趣のあるミステリー。 先日読んだこのミステリーがすごい!でも 数人の方がお薦めしてました。 私は一番最初の【愛と死を見つめて】が一番好きですね~。
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短編集は読み応えがなくて、どうも好きになれなかった。 しかし、忙しいとき 読書意欲があまり大きくないときなどは 少しの文字数で満足感を得られる良質な短編集というのは もってこいだということが分かった。 話の内容は、ドーってことないものばかりですが やはり上手いんでしょう...
短編集は読み応えがなくて、どうも好きになれなかった。 しかし、忙しいとき 読書意欲があまり大きくないときなどは 少しの文字数で満足感を得られる良質な短編集というのは もってこいだということが分かった。 話の内容は、ドーってことないものばかりですが やはり上手いんでしょうね。読みたくなるし 満足します。 ( ・_ゝ・)< レトロ、インテリジェンス。ご婦人言葉。
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ショートミステリーや解説、エッセイなどを集めた短編集。 女性心理を巧みに表現していて、読み物としては楽しめるけど、 ミステリーとして期待すると「あ、それで終わり?」って感じでもやもやが残ります。 女が主役になるとどうしても「愛と欲」が中心になってしまうのか、読み進むと少し飽きて...
ショートミステリーや解説、エッセイなどを集めた短編集。 女性心理を巧みに表現していて、読み物としては楽しめるけど、 ミステリーとして期待すると「あ、それで終わり?」って感じでもやもやが残ります。 女が主役になるとどうしても「愛と欲」が中心になってしまうのか、読み進むと少し飽きてくる。 文中の会話が、斜陽族みたいな言葉づかいなのがちょっと面白い。 作者プロフィルを見たら、御歳80歳とか。納得しました。そこはかとない上品さが、現実を忘れさせます。 途中、読者に推理させる章があって、そこは楽しかった。 章の初めにその章に対する始めの言葉があるのですが、それが秀逸。 女として内緒にしてるのに、そんなにあからさまに書かないで〜と苦笑しました。
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なんでも同人誌として出版予定だったものを版権とって大手で出版したという経緯のある作品だけに、たしかに面白かったです。 TVドラマにもなったことがあるそうなのですが「愛と死を見つめて」は、女性の心理をうまく表現していて、読み応えがある作品でした。 なんでも江戸川乱歩さんに直接批...
なんでも同人誌として出版予定だったものを版権とって大手で出版したという経緯のある作品だけに、たしかに面白かったです。 TVドラマにもなったことがあるそうなのですが「愛と死を見つめて」は、女性の心理をうまく表現していて、読み応えがある作品でした。 なんでも江戸川乱歩さんに直接批評いただいたとのことで、それも入賞作品には懸賞金がつくのでソレに向けて書いた作品だったというのが驚きです。 ということで作者はすでに70歳におなりです。
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過去に「芦川澄子」という女流ミステリー作家がいたという記録としては良い作品なんでしょうが、悲しいかな大半が40年以上前の作品です。現代に問うことにどれほどの意義があるのか、いささか疑問です。「現代ミステリー」としては、見るべきものは全くありません。
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