伊勢物語 の商品レビュー
角川文庫本の古典には…
角川文庫本の古典には、現代からみてどうか、と思う現代語訳があります。これもそうですが、逆に、逐語訳みたいなもので、下手な色がついていなくて原文を味わうに近い鑑賞ができるかもしれません。いずれにせよ、古典の解釈を読むときには、たったひとつの書物の解釈を盲信してはいけません!その意味...
角川文庫本の古典には、現代からみてどうか、と思う現代語訳があります。これもそうですが、逆に、逐語訳みたいなもので、下手な色がついていなくて原文を味わうに近い鑑賞ができるかもしれません。いずれにせよ、古典の解釈を読むときには、たったひとつの書物の解釈を盲信してはいけません!その意味でも、本書を読む価値があります!
文庫OFF
在原業平をモデルにしたとされる歌物語。作者も成立年代も不詳だそうだが、源氏物語に影響を与えたとか。歌の機微に通じていることが必須とされた時代であり言葉に対する感覚の鋭さに感心することも多かった。千年以上前の文学が今の美意識にも通じている伝統に想いを馳せるきっかけになる。 解説がや...
在原業平をモデルにしたとされる歌物語。作者も成立年代も不詳だそうだが、源氏物語に影響を与えたとか。歌の機微に通じていることが必須とされた時代であり言葉に対する感覚の鋭さに感心することも多かった。千年以上前の文学が今の美意識にも通じている伝統に想いを馳せるきっかけになる。 解説がやや古いのが残念。
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補注、解説がていねい。現代語訳もあるので読みやすい。解説によると後の文学作品、絵などへの影響もあるので、読んでおきたい古典の一つだと思った。 2017/9/25~10/15
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古今和歌集を読んだときに、伊勢物語と多数の歌が含まれていることを知り、元ネタのほうを読んでみた。古今の中でも、詞書がそのまま載せられているものも多かったが、段によっては、それほどストーリー性のないものもあり、個々の段というよりは、作品全体を通して業平の物語に仕立ててある。源氏物語...
古今和歌集を読んだときに、伊勢物語と多数の歌が含まれていることを知り、元ネタのほうを読んでみた。古今の中でも、詞書がそのまま載せられているものも多かったが、段によっては、それほどストーリー性のないものもあり、個々の段というよりは、作品全体を通して業平の物語に仕立ててある。源氏物語への影響など、解説も丁寧。 (2015.3)
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気軽な短編集って感じですよね。古典だけど。 角川ソフィア文庫は、現代語訳も全部あるし、読みやすいと思って気に入ってます。
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何度も読みたい。 酷すぎて笑ってしまうところもあり、いかにも風流なところももちろんあり、ふとした時に歌を思い出せたら良いなあと思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 秋の夜の千夜を一夜になずらへて 八千夜し寝ばや飽く時のあらむ 秋の夜の千夜を一夜になせりとも ことば...
何度も読みたい。 酷すぎて笑ってしまうところもあり、いかにも風流なところももちろんあり、ふとした時に歌を思い出せたら良いなあと思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 秋の夜の千夜を一夜になずらへて 八千夜し寝ばや飽く時のあらむ 秋の夜の千夜を一夜になせりとも ことば残りて鶏や鳴きなむ
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最初期の歌物語。 受験期にも思っていたけどやっぱり和歌って難しい。現代語訳と照らし合わせても2回目読んでようやくなんとなく分かるかなというところ。 面白いと思ったのは、昔はほいほい浮気し放題だったということ。夫が浮気をすれば妻も浮気する。互いの浮気性を非難して和歌の応酬をかける...
最初期の歌物語。 受験期にも思っていたけどやっぱり和歌って難しい。現代語訳と照らし合わせても2回目読んでようやくなんとなく分かるかなというところ。 面白いと思ったのは、昔はほいほい浮気し放題だったということ。夫が浮気をすれば妻も浮気する。互いの浮気性を非難して和歌の応酬をかける。今よりよっぽど壮絶なのではないかと感じた。 古典はいろんな話の原型になるエッセンスが多く詰まっているということを実感した。これからも定期的に日本の(学校の科目で言う)古典に触れていきたい。
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何故か、同時に購入したビギナーズクラシックよりこちらから着手。訳文がいいですね。成人から死ぬまでというのが昔男の人生の重みを感じてイイと思います。原文も源氏物語ほど解りにくくないような。ひじきを贈られても困りますが。最終段はちょっと泣けますね。どんなにイケメンでブイブイ言わせてて...
何故か、同時に購入したビギナーズクラシックよりこちらから着手。訳文がいいですね。成人から死ぬまでというのが昔男の人生の重みを感じてイイと思います。原文も源氏物語ほど解りにくくないような。ひじきを贈られても困りますが。最終段はちょっと泣けますね。どんなにイケメンでブイブイ言わせてても老いるし死ぬんだよなあ…。
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かなわない恋をしたり、歳をとったり、友達と出会ったり別れたり。 そんな折節に詠んだ歌だったり。 ひとりの男の一生ぶんの。 おもしろいけど、読み終わったあとは何だかせつない。
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何回読んでも内容を全く覚えることがないため、いつでも新鮮な気持ちで読み返しています…。私だけでしょうが。 お手付きの田舎女に対するあまりにもつれない仕打ちとか、最初は気取っていた女性の行儀の悪いところを見てすっと冷めてしまうところとか、何だか妙〜にリアルで、今も昔も人の心は変わ...
何回読んでも内容を全く覚えることがないため、いつでも新鮮な気持ちで読み返しています…。私だけでしょうが。 お手付きの田舎女に対するあまりにもつれない仕打ちとか、最初は気取っていた女性の行儀の悪いところを見てすっと冷めてしまうところとか、何だか妙〜にリアルで、今も昔も人の心は変わらないんだなあ、としみじみと感動することができます。 海外留学にお供で持っていった思い出深い一冊です。
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