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喪の女王(8) の商品レビュー

4.4

17件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

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2024/04/12

とっても長かった!でも完結まで書いてくれてありがとうございます。波乱に満ちた主人公の平和なオチを読むことができて安心しました笑。長い長い旅路で成長していく主人公で、気持ちのいい性格をしていて読みやすかったです。 最後に彼とくっついてくれて読者として嬉しかったです。その後の同人誌も...

とっても長かった!でも完結まで書いてくれてありがとうございます。波乱に満ちた主人公の平和なオチを読むことができて安心しました笑。長い長い旅路で成長していく主人公で、気持ちのいい性格をしていて読みやすかったです。 最後に彼とくっついてくれて読者として嬉しかったです。その後の同人誌も速攻で買うほどハマったシリーズでした。

Posted byブクログ

2023/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

バルアンとカリエの再会と対決と決別が見たかったー!というのが最終的な嘆きなのですが、そういったのがなく終わるのがこのシリーズだよなぁという気持ちもあり。 └神話の終わりなら、女神が浄化されたのちの、最後の神の祟りの具現となってしまったバルアンと、女神と決別したカリエが対峙してはっきり決別してほしかったなという…でも会ったらカリエがバルアンに殺されるから無理だったんだろうなというのもわかる…… 帝国の娘から見られた王の素質を花開かせ、初の女性総督として華々しく栄光の座を歩み、各国の平和のため尽力するカリエが見たかった! んだけど、この物語は運命に翻弄されながら生き抜いた、かけがえのない平凡な少女のサバイバーとしての物語だった。 カリエの為政者としての素質は歴史に名を残す名君となった息子アフレイムに受け継がれて花開く。それは実際の世界史でも数多あることで、名君を育んだ土壌には歴史に埋没していった聡明で勇敢な女性たちがいたのだろうけど、だからこそ、結びの句の輝かしさが誇らしい。 けど、ユリ・スカナの玉座はどうなったのー!!?とかセーディラの権能はフェードアウト?とかバルカンが血に酔い征服を諦めそして恐らくは暗殺されるまでの経緯とか、アフレイムがカリエを憎みそして許すまでの物語は?とかなんとか生き延びた兄上の娘さんはどうなったのとかネフィシカさんの息子フィンルくんとか諸々気になることばかりなので、その後の番外編集が……読みたいです(だいぶ望み薄ですが) 個人メモということでその後を描いた「光来たる島」の感想もここに。エディアルドとカリエの家族愛というか同胞愛が好きだったので最終巻で夫婦になってたのは少し驚いたのですが、無償の愛に限りなく近い異性愛なのは今までヒカイさんの話などで伏線張られてたので受け入れられました。幸せになってくれてよかった! ナイヤが本当に、カリエの親友になってくれてよかった。反目し嫉妬し気まずくなったことも多かった彼女が、遠く離れてもここまでカリエを支えてくれるとは思わなかった。 あまり現実の世情と創作物を重ね合わせるのは危険ですが、偉大な女王の死、野心による征服、旧態依然として硬直した政治による衰退など、今年になって読むことでより胸に迫る作品でした。 最終巻の感想としては不適切かもしれませんが、続きが読みたい、です!

Posted byブクログ

2018/12/14

今までゆっくりし過ぎてた遅れを取り戻すかのような展開で,一気に物語は収束.ザカリア女神に美味しいところを持って行かれた感があるが,全員死亡という最悪の事態は免れた.それにしても,主要な登場人物がバタバタと退場していくのは寂しかった.最後後日談でお茶を濁されたようで,せめてバルアン...

今までゆっくりし過ぎてた遅れを取り戻すかのような展開で,一気に物語は収束.ザカリア女神に美味しいところを持って行かれた感があるが,全員死亡という最悪の事態は免れた.それにしても,主要な登場人物がバタバタと退場していくのは寂しかった.最後後日談でお茶を濁されたようで,せめてバルアンのことはもう少し詳しく書いていただきたかった.神々と人間の関わり方や信仰といったものをいろいろ考えさせられる物語だった.

Posted byブクログ

2018/10/08

65:ぶれないエドが大好きです。 みんなこれで解決したの……か? と少し不安なのですが、無事に終わってよかったです。

Posted byブクログ

2013/02/27

全シリーズ通してどんな目にあっても、生きる気力を失くさないカリエにすごく勇気をもらいました。最終巻が一番読んでいて辛いシーンもあったけど、同時にここまで追ってきたから最後まで見なければという気持で読んでました。

Posted byブクログ

2013/02/24

怒涛の最終巻。これまで散りばめられてきたあらゆる伏線を、よくもここまで回収できたものだと驚いた。 ただ、話があれよあれよと進む一方でこちらの感情がついていけず、歴史の教科書を読んでるんじゃないかと錯覚してしまう時が度々あった。もう1巻分くらい使って丁寧に書いてくれればさらに良かっ...

怒涛の最終巻。これまで散りばめられてきたあらゆる伏線を、よくもここまで回収できたものだと驚いた。 ただ、話があれよあれよと進む一方でこちらの感情がついていけず、歴史の教科書を読んでるんじゃないかと錯覚してしまう時が度々あった。もう1巻分くらい使って丁寧に書いてくれればさらに良かったかもしれない。 27巻に渡って読者を飽きさせることなく、見事に完結させた作者にありがとうと言いたい。

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2012/04/11

一番読むのが辛い巻だった。でも、噛み締めて読むことができた。 結局タイアスは、はっきりは出てこないし、そもそもザカリアは気まぐれな運命を暗示する存在でしかなかったのかも。 戦場の中を精一杯生きた。そしてほとんどが死んだ。 後悔の残らない生き方はない。無情な別れのほうが多い。でもそ...

一番読むのが辛い巻だった。でも、噛み締めて読むことができた。 結局タイアスは、はっきりは出てこないし、そもそもザカリアは気まぐれな運命を暗示する存在でしかなかったのかも。 戦場の中を精一杯生きた。そしてほとんどが死んだ。 後悔の残らない生き方はない。無情な別れのほうが多い。でもそれがなんだというのか。 流転する運命に、そのつどためらいなく流れていく勇気を持ったカリエ。考えを変えたり、信仰を変えたり。でも常にカリエでいる。 どうか、幸せに。

Posted byブクログ

2012/01/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最終章でユリスカナ編、な全8巻。 この章だけ読んでなかった・・・。 前半はバンディーカ女王及びユリスカナ宮廷メインで、後半は革命と滅亡が近いルドィビアが舞台。政治色と宗教色がいままでになく強く出た巻。人にとって、国とは?神とは?生きるとは?を登場人物を通して問いかけられてるような。 伏線の回収も、脇役の収まり方も何もかもが見事! コバルトの枠に収まっていない著者ですが、角川での復刊で多くの人に読まれるといいな、と思う。復刊で久しぶりに「帝国の娘」を読んで、一気にコバルトで続きを読んでしまいました。 あとがきでは登場人物の其の後のスピンオフのことも触れているので・・・角川での復刊を機会に発刊されないかしら。バルアンが最後自暴自棄になっちゃうみたいですがその辺のバルアンの心境とか、そんな彼を見守っていたであろうフィンルとか、アフレイムがどうやって世界の王になるのか(多分フィンルも宰相とかしてそうな) カリエは最後エドとくっつくのね・・・。

Posted byブクログ

2011/06/28

「よくもまあ、あんなけあったフラグを拾いまっくたな」と感心しました。前巻の時点では、とてもじゃないがあと1冊でラストにいく気配がしなかったが、さすが須賀さんだな~と思いました。 最終巻自体は皆様色々感じ方があるみたいですが、私はこのシリーズの大ファンとして、とっても満足のいくラ...

「よくもまあ、あんなけあったフラグを拾いまっくたな」と感心しました。前巻の時点では、とてもじゃないがあと1冊でラストにいく気配がしなかったが、さすが須賀さんだな~と思いました。 最終巻自体は皆様色々感じ方があるみたいですが、私はこのシリーズの大ファンとして、とっても満足のいくラストでした。このシリーズに出会えてよかったと思います。 帝国の娘から8年間、これまでの1冊1冊を読むたび、物語の終息を待ち焦がれたのに、いざ最終巻が出てしまうと、なんとも寂しい気持ちでいっぱいです。

Posted byブクログ

2009/10/30

詰め込み感がないわけではないけど、 “終末”ってこんなもんかもね、とも思う。 子供達編が読みたいんだよー!

Posted byブクログ