渋谷に里帰り の商品レビュー
待ってました!こういうノリの山本作品がツボですよ。3冊くらい前に読んだものの登場人物が出てきたりしたし。もしかしてほかの作品も探せば出てくるのかな。
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今日は図書館から3.4冊借りてきて、いろんな本をパラパラと見ているうちに、「渋谷に里帰り」に捕まり、しっかり最後まで読んでました。 私って、常々成長物語は苦手・・と言ってたのに、(凸凹デイズに続き)山本幸久世界の成長物語はすんなり受け入れているのはなぜなんだ? このヒトのオハナ...
今日は図書館から3.4冊借りてきて、いろんな本をパラパラと見ているうちに、「渋谷に里帰り」に捕まり、しっかり最後まで読んでました。 私って、常々成長物語は苦手・・と言ってたのに、(凸凹デイズに続き)山本幸久世界の成長物語はすんなり受け入れているのはなぜなんだ? このヒトのオハナシの世界に吹く風が心地よくて。いつまでも遊んでたいよ。
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この「渋谷に里帰り」というタイトルが最初は意味がわからなかったのだが、こういうことだ。 主人公の稔が小学生まで住んでいたのが渋谷・・そして実家はパン屋だったのだ。 現在は引っ越してしまい別の場所にいるのだが、営業の仕事で渋谷地区を担当することになるのだ。 東京の中でも若者中心に...
この「渋谷に里帰り」というタイトルが最初は意味がわからなかったのだが、こういうことだ。 主人公の稔が小学生まで住んでいたのが渋谷・・そして実家はパン屋だったのだ。 現在は引っ越してしまい別の場所にいるのだが、営業の仕事で渋谷地区を担当することになるのだ。 東京の中でも若者中心に80年代より賑わいを見せている渋谷。 オシャレで多くの店が立ち並ぶ通りにも、元々は地元の商店というのものがあったのだろう。 稔の実家のパン屋もやがて閉店し、その場所から出て行くことになると、何だか「負け犬」になったような気がして、気まずかった。ゆえに彼にとって「渋谷」は鬼門だったわけだ。 仕事小説という事で、営業マンが引継ぎをするくだりが多く書かれているのだが、これはこれで面白かった。 そのほかに楽しめたのは「渋谷」でも懐かしい場所の話が出てくることだ。 今はもう無くなってしまった東急文化会館のプラネタリウム、そして半蔵門線の渋谷駅にあった地下の旭屋書店・・ それからスペイン坂の五右衛門(スパゲティ)は、まだあるのかな・・。 しかし「渋谷」は人がすごく多いので、昔からあまり好きじゃないなあ・・。 オレのような中年には、何も面白い店も無いし、センター街はちょっと怖いしね(笑)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小学校を卒業して以来、渋谷が鬼門になっていた峰崎が、寿退社する職場のエリート営業 坂岡の仕事を引き継ぎ、渋谷エリアの担当になる話。 主人公が住んでいた頃と比べて、渋谷の街の変わったところ、変わってないところが次々と出てきて、またその渋谷で主人公がかつて知り合いだった人々もたくさん出てきて。読みながら、街が変わっても住む人は変わらないのだな、と思った。また、相手のことを一番に考えながらも自分の会社の仕事が出来る坂岡の姿にはすごく憧れた。
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結婚退職をする坂岡の引継ぎをすることとなった稔は 因縁の地である渋谷の営業担当になってしまった。 小学校を卒業し渋谷から出て行った裏切り者として 同級生に会いたくなかったのだが 営業先の皆から引き止められる坂岡を見て だんだんとやる気になってきた。 また向かいのビルでバッティング...
結婚退職をする坂岡の引継ぎをすることとなった稔は 因縁の地である渋谷の営業担当になってしまった。 小学校を卒業し渋谷から出て行った裏切り者として 同級生に会いたくなかったのだが 営業先の皆から引き止められる坂岡を見て だんだんとやる気になってきた。 また向かいのビルでバッティング練習をする 今優里ともいい仲に。 装丁:岩瀬聡 NHK出版なのが少し意外だけれども舞台が渋谷だからか。 バイタリティ溢れる坂岡に触発される成長ものだと思うけれど なんとなく全体的にパンチが浅い感じです。 繁華街として栄えていく一方で 昔からの住人はどんどん出て行ってしまう状況を もうちょっと踏み込んで書いて欲しかった。
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小学生まで渋谷で育った稔はやり手の坂岡女子の営業担当の渋谷を引き継ぐことになった。中学生になると同時に田舎に引っ越した稔にとって、渋谷は鬼門だ。 喜怒哀楽が出ない、覇気のない国立大出。 隣のビルの屋上でバットスイングの練習をする女子社員と会うと、ちょっとやる気が出てくる。
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あっという間に読んじゃった。 いやいやいい意味で。 こうもさらっと読ませて、なおかつ面白いってホントすごいなー山本さんは。 業務用食材を扱う会社の営業マンの主人公。 彼は子供時代を渋谷で過ごしたが、地元の幼馴染が「裏切り者」とみなす「土地を売って郊外に引っ越す」こととな...
あっという間に読んじゃった。 いやいやいい意味で。 こうもさらっと読ませて、なおかつ面白いってホントすごいなー山本さんは。 業務用食材を扱う会社の営業マンの主人公。 彼は子供時代を渋谷で過ごしたが、地元の幼馴染が「裏切り者」とみなす「土地を売って郊外に引っ越す」こととなり、それ以来渋谷は鬼門と思っている。 その鬼門と思っていた渋谷に、仕事の関係で配置替えとなり、前任者の先輩女性社員について挨拶回りをする羽目に。 しかし様々な出会いや出来事が彼を取り巻き、気持ちに変化が生まれてくる・・・。 あー、あらすじで書くと、つまんなさそー!! うまく伝えられない自分にジレンマ!! でも面白いから!! 読んでみて損はないから!! と力説してみる。 ちなみに『凸凹デイズ』の醐宮さんが、主人公の元カノとしてちょい出するんで、こういったリンクがお好きな人にもたまらないかと思われます。 『凸凹デイズ』も面白いんで、二冊合わせて読まれる事をお勧めします☆
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草食男子代表の営業マンが、 寿退社する先輩から「渋谷区域」の担当を引き継ぐことに。 地味なのにヤリ手の先輩が、 どんな手を使って難癖ある渋谷区域を担当していたのか? 誰よりも仕事が出来るのに、なぜ今更寿退社なのか? 疑問は多々あれども、 彼には渋谷には寄りつきたくなかった理由が...
草食男子代表の営業マンが、 寿退社する先輩から「渋谷区域」の担当を引き継ぐことに。 地味なのにヤリ手の先輩が、 どんな手を使って難癖ある渋谷区域を担当していたのか? 誰よりも仕事が出来るのに、なぜ今更寿退社なのか? 疑問は多々あれども、 彼には渋谷には寄りつきたくなかった理由があるらしい… 的な滑り出し。 渋谷の土地勘があるので、見知った箇所が出るのが面白い。 受身な彼、
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まあまあよかったかな。最近、お仕事小説関連が好きでよく読んでいたのも、「カイシャディズ」に出会ってハマったからだ。 ただ、「はあ、まあ」ばっかりだった彼が最後のほうには成長が見れて話し方が変わってきたので、すごくよかった。「ホットパンツ」というお好み焼屋さん面白そうで行きたかった...
まあまあよかったかな。最近、お仕事小説関連が好きでよく読んでいたのも、「カイシャディズ」に出会ってハマったからだ。 ただ、「はあ、まあ」ばっかりだった彼が最後のほうには成長が見れて話し方が変わってきたので、すごくよかった。「ホットパンツ」というお好み焼屋さん面白そうで行きたかったな。
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渋谷に店を抱えるパン屋の息子 小学校の卒業と同時に 渋谷を捨てるように 父親の実家へ引っ越した 峰崎稔 現在、食品卸問屋 営業職 成績抜群の坂岡女子が寿退社することになり その仕事を全て受け継ぐ 担当は渋谷中心 小学校の卒業以来 後ろめたい気持を抱えたまま 渋谷には一歩も足を...
渋谷に店を抱えるパン屋の息子 小学校の卒業と同時に 渋谷を捨てるように 父親の実家へ引っ越した 峰崎稔 現在、食品卸問屋 営業職 成績抜群の坂岡女子が寿退社することになり その仕事を全て受け継ぐ 担当は渋谷中心 小学校の卒業以来 後ろめたい気持を抱えたまま 渋谷には一歩も足を踏み入れず早20年 坂岡女子との引継ぎのため 懐かしの渋谷に舞い戻る 仕事を通じて・・・ 自分の過去を振り返って 自分自身を受け入れて 違う自分を発見して 少し変化して 何もかも上手くいくわけじゃないけど 一歩成長する 稔の変化に元気をもらえる なんだか新しいことが はじまりそうな そんな前向きな気分で終わる これから先が・・が楽しみ
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