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鬼の市 の商品レビュー

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2013/02/04

今晩(節分)のうちに読んでおきたかった一冊。 「近所の家から「福は内、鬼は外」の声が聞こえてくる節分の夜。健太の家では豆まきはしない。かわりに、鬼様を家にお迎えする「鬼迎え」、そして翌日お送りする「鬼送り」の儀式をおこなう。今年は、その鬼送りの役目が、弱虫の健太にまわってきた―...

今晩(節分)のうちに読んでおきたかった一冊。 「近所の家から「福は内、鬼は外」の声が聞こえてくる節分の夜。健太の家では豆まきはしない。かわりに、鬼様を家にお迎えする「鬼迎え」、そして翌日お送りする「鬼送り」の儀式をおこなう。今年は、その鬼送りの役目が、弱虫の健太にまわってきた――」 「節分」をキーにした、節分の夜の一夜の冒険物。 主人公の家独特の不思議な節分の風習だとか、主人公の家族の状況だとか、そういう背景部分の妙なリアリティがイイ。日常の中の「すこし不思議」がいつの間にか膨らんで、完全な不思議の世界に入っていく。絶対ないんだけど、「ありそう」って思える不思議な説得力。特に冒険に出るまでの部分は、大人でも先が読めなくてワクワクしてしまう。 半年くらい前に図書室で見つけて、お子様たちに紹介するならこの時期しかなかろうよ!と温めておいたんだよね。 早速あした紹介してみよう。

Posted byブクログ