私のスフレ の商品レビュー
痛いけど、共感する
痛い、と思った。まだ少女だった頃。「二度と戻りたくない」とキッパリと言い切れる、自意識過剰で、認められたいけど認められない、そんな時代の自分。それを振り返り、綴ったエッセイ。……痛いけど、共感する。
midori
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林真理子って、個人的に好きになったり嫌いになったりなんだけど、これを読むとやっぱり 「好きだけど嫌い」 ってことを確信。 作品も好きなものと嫌いなものがあるが、一番最近読んだ「奇蹟」、私的にはかなり嫌い。
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20ページ目で「あぁ、林真理子は私だ」とガッツリ共感した。 終わりの方に近付くと少し卑屈感がひどく感じないでもなかったけど、そこそこ入り込めて読めた。
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弟に「ブタ」と呼ばれていた林さん。(三浦しをんさんも弟に「ブタさん」と呼ばれているし、売れっ子作家になる人は弟にブタと呼ばれる定めなのか・・・) ずぼらで太っていてモテなかった15歳の林さんは自意識過剰で卑屈であった。東京に出てきて、自分で稼げるようになり、恋をし、結婚をし、今...
弟に「ブタ」と呼ばれていた林さん。(三浦しをんさんも弟に「ブタさん」と呼ばれているし、売れっ子作家になる人は弟にブタと呼ばれる定めなのか・・・) ずぼらで太っていてモテなかった15歳の林さんは自意識過剰で卑屈であった。東京に出てきて、自分で稼げるようになり、恋をし、結婚をし、今や全てを手に入れたように思える林さんだが、彼女の中にはまだ15歳の惨めな少女がいるのだろう。 「女というのは、15歳の時にどういうポジションにいたかということですべてが決まってしまう」ということ。 女子校なら異性の目をそれほど意識せずにいられただろうし、彼女の辛辣な目線は育まれなかったかもしれぬ。
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林さんの学生時代の様子を読みながら、自分のことも 振り返ったりしながら、 本当に、今の中高生は身ぎれいになったなと思うこと しみじみと実感させられました。
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真理子さんの小学校から高校までの話。当時の文章が掲載されているが、さすが上手い。自虐的だが、当時の自分とも重なって面白かった。
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130224*読了 真理子さんの中学〜大学ぐらいまでの日々。 不潔だったとか、さえなかったとか、そういう風に学生時代の自分のことをおっしゃるけれど、きっとその当時から周りとは違う何かが、しっかりと心にあったのだろうな。決意とか意思とかでもなく、何か強いもの。 学生時代の作文や詩が...
130224*読了 真理子さんの中学〜大学ぐらいまでの日々。 不潔だったとか、さえなかったとか、そういう風に学生時代の自分のことをおっしゃるけれど、きっとその当時から周りとは違う何かが、しっかりと心にあったのだろうな。決意とか意思とかでもなく、何か強いもの。 学生時代の作文や詩がすごい。
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林真理子さんの本はほとんど読んでいるので、だいたい内容はわかっているのだけど。 やっぱり小学生の頃から文章はうまい! さすがだな~、というのも、おこがましい。
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初めて読んだ林真理子作品。ちょうど高校生の頃の話が多くて読んでいて共感だらけだった!他のエッセイも読みたい。
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図:すっかり内容は忘れたが、きっといつもの面白可笑しいエッセイなんでしょう。 出版社からのコメント まだ見ぬ恋人に思いを寄せていた自意識過剰な女の子・・・。甘酸っぱい記憶がよみがえる追憶のエッセイ集。
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