オツベルと象 の商品レビュー
荒井 良二 絵 「地主のオツベルと、その仕事場に現れた白い象。オツベルは象を言いくるめ、働かせます。初めは労働を楽しんでいたが、次第に疲弊する白象。ある晩、「苦しいです、サンタマリア」と、つぶやきます。 人間の欲に痛めつけられた白象を助けるため仲間の象が押し寄せてきて…。 象...
荒井 良二 絵 「地主のオツベルと、その仕事場に現れた白い象。オツベルは象を言いくるめ、働かせます。初めは労働を楽しんでいたが、次第に疲弊する白象。ある晩、「苦しいです、サンタマリア」と、つぶやきます。 人間の欲に痛めつけられた白象を助けるため仲間の象が押し寄せてきて…。 象の感情が画面から溢れてくるような力強いタッチと色使い。クライマックスの象の押し寄せてくる場面は圧巻です。」
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小学校の授業で習ったお話。人間(オツベル)の勝手な貪欲ににこやかな象がどんどん衰えていく。資本家と労働者に喩えられてるんですね。無理ばかり言い、食べ物もどくに与えない資本家と日々笑顔がなくなり衰える労働者。労働者の象は最期に仲間の象達の立ち上がりにより救われます。しかし、その間に...
小学校の授業で習ったお話。人間(オツベル)の勝手な貪欲ににこやかな象がどんどん衰えていく。資本家と労働者に喩えられてるんですね。無理ばかり言い、食べ物もどくに与えない資本家と日々笑顔がなくなり衰える労働者。労働者の象は最期に仲間の象達の立ち上がりにより救われます。しかし、その間にいる16人の百姓達。これまた、オツベルに雇われている真の労働者が何ひとつ言わず黙っている。象の言葉にギョッとしたりその場をうろうろしたり。声を上げなければならない百姓への不甲斐なさが描かれている。1字不明は投げかけ(子=君)表す。
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伊坂幸太郎のシーソーモンスターにオツベルと象のことが出てきて、前に読んだことあるけど中身はもう忘れていたので最終行の一行にある一字不明に調査してみる気もちにもならずだから
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白い象を他の象が助けにくるときのグララアガア、グララアガアとみんなが呼応してオツベルの屋敷に突撃していくところが恐ろしく感じた
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絵のタッチで表現される、ぞうの心の変化。 世の中の理不尽さ、傲慢さ、弱さが生々しく描かれている児童文学だと思っているけれど、荒井さんのこの作品が「オツベルと象」にはぴったりです。
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実は宮沢賢治の作品を読んだことがありま…せん。多分。途中までだったり、忘れてたりするのかもしれませんが。 嘘です。注文の多い料理店読んでました。ぶふ でもあまり読んだことがなくて、あと途中で挫折した記憶がはなはだ色濃くてちょっと近寄りがたいというか、先入観半端ないのです。 ...
実は宮沢賢治の作品を読んだことがありま…せん。多分。途中までだったり、忘れてたりするのかもしれませんが。 嘘です。注文の多い料理店読んでました。ぶふ でもあまり読んだことがなくて、あと途中で挫折した記憶がはなはだ色濃くてちょっと近寄りがたいというか、先入観半端ないのです。 でも絵本で荒井さんの絵だったらいけるかもと思い、読まず嫌いはいかんといざ実読。 私の読解力ではわからない深い意味が潜んでいそうですが、起こった象たちはもののけ姫に出てくるオコトヌシ様たちより怖かった。そしてディズニー顔負けの表情(オツベルしかり象しかり) ん〜やはり難しいな。。 でも宮沢賢治の作品もっと読んでみたい。色々漫画や音楽で度々登場するので興味深々なのであります。読むぞ〜
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彼の頭の中は、いつもこんなお話で一杯だったのだろうか。読んでいると、作った話ではなくて、まるで見たように感じてしまう。
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「この本読んだ?おぼえてる?〈2〉—教科書で習ったお話編」より http://www.amazon.co.jp/dp/4894322552/
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オツベルときたら たいしたもんだ。 稲扱器械の六台も据えつけて、 のんのんのんのんのんのんと、 おそろしい音をたててやっている。 ある日のことだ。オツベルはいつものようにやってきた。 そしたら そこへどういうわけか、白象がやって来た。 白い象だぜ、まさか ペンキを塗っ...
オツベルときたら たいしたもんだ。 稲扱器械の六台も据えつけて、 のんのんのんのんのんのんと、 おそろしい音をたててやっている。 ある日のことだ。オツベルはいつものようにやってきた。 そしたら そこへどういうわけか、白象がやって来た。 白い象だぜ、まさか ペンキを塗ったのでないぜ。 どういうわけで来たかって? そいつは象のことだから、わからんね。
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