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天下り酒場 の商品レビュー

3.6

53件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

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2019/07/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編6編 どれも 楽しく 読めました。 その中でも 居間の盗聴器です。 どうしようもない 家族が いかに 再生するか。 そのきっかけが 盗聴器。 原ワールドは いつも 面白いです。

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2019/02/03

短編集。 とにかく突飛な話が面白すぎる。 いきなりおじさんが歯を磨かせて欲しいとかってやってきたら、絶対に怪しいでしょ! だけど、その話の展開が面白い。 「ボランティア降臨」は「床下仙人」を思い出した。 2019.2.3

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2018/11/18

荒唐無稽でナンセンス、ユニークな短編6作。 ・天下り酒場 ・資格ファイター ・居間の盗聴器 ・ボランティア降臨 ・ブラッシング・エクスプレス ・ダンボール屋敷 個人経営の居酒屋に天下ってきた官僚が、得意な経理を生かしあっという間にチェーン展開をしていったり、現実...

荒唐無稽でナンセンス、ユニークな短編6作。 ・天下り酒場 ・資格ファイター ・居間の盗聴器 ・ボランティア降臨 ・ブラッシング・エクスプレス ・ダンボール屋敷 個人経営の居酒屋に天下ってきた官僚が、得意な経理を生かしあっという間にチェーン展開をしていったり、現実社会ではパッとしない資格マニアの男の活躍、居間で発見した盗聴器の真意、スーパーボランティアの家庭のっとり、新しい業種に依存症。 非現実的でありながら、読むほどにリアルにのめり込んでいく原ワールド炸裂の逸品。 ほぼハッピーエンドなのが心地いい。

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2018/09/30

まったく知らない作品だったのだが、会社近所の本屋さんで大きく露出されていたので読んでみた。 実際にありそうでない設定で、社会のあらゆる課題をおもしろおかしく書いている。6つの短編からなる本書だが、個人的にはオープニングであり書名でもある"天下り酒場"がいちばん...

まったく知らない作品だったのだが、会社近所の本屋さんで大きく露出されていたので読んでみた。 実際にありそうでない設定で、社会のあらゆる課題をおもしろおかしく書いている。6つの短編からなる本書だが、個人的にはオープニングであり書名でもある"天下り酒場"がいちばん好きかな。

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2018/06/18

ありそうでなかった短編集。非常に楽しく読めました。ただ、後に「床下仙人」を読んだ時に結構作品のネタが被っていることに気付く。何だか惜しい。

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2018/06/13

ユーモア溢れる短編小説集。原紘一さんの小説は、奇想天外、主人公が自分の至らなさや人任せにしたところから、他人に立場が乗っ取られてしまうというのが基本ストーリー。案外、思い当たる人も多いと思います。気楽に読めてお勧めです。

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2018/01/01

短編でどの話もスムーズに物語に入ることができて あっという間に読み終わってしまった。 他の本も読んでみたい。

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2017/09/09

少し実際にありそうで全くなさそうな話の短編集。天下り役人による居酒屋経営、資格試験のプロ。プロのボランティア、やらされ亭主関白など

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2017/05/25

書店員さんたちの間で火が点いて、じわじわと売れるようになった作家、原宏一。私はまだ『握る男』を読んだのみで、これが2冊目。作風は山本甲士と通じるところがあります。山本甲士を好きな人(=私)ならば気に入るでしょう。本作は表題作を含む短編6つ。 『天下り酒場』 小さな居酒屋を営む店...

書店員さんたちの間で火が点いて、じわじわと売れるようになった作家、原宏一。私はまだ『握る男』を読んだのみで、これが2冊目。作風は山本甲士と通じるところがあります。山本甲士を好きな人(=私)ならば気に入るでしょう。本作は表題作を含む短編6つ。 『天下り酒場』 小さな居酒屋を営む店主ヤスが、県庁の役人上がりを雇ってやってほしいと頼まれる。常連客からの頼み事で断れずに引き受けたところ、思いのほか役に立つ。金勘定が得意なそいつに仕切りを任せたら、トントン拍子に事業拡大するのだが……。 『資格ファイター』 まだ若いのに閑職に追いやられた勇一郎は、暇つぶしに資格取得に精を出し、いまやその数300近く。同じ試験を受けにきていたちっぽけな芸能プロダクション社長に見初められ、資格ファイターとして売り出すことになるのだが……。 『居間の盗聴器』 ある日、居間に盗聴器が仕掛けられていることに気づいた章介。妻との仲は冷え切り、娘は父親と顔を合わそうともしない。仕掛けたのが誰かわからないから、妻子に言えず、探偵を雇う。なんとなく盗聴器を意識して生活するようになると、一家に団欒が戻り……。 ここまでの3つが面白い。残りの3つは、突然押しかけてきた家事ボランティアを名乗る女性に家も家族も乗っ取られる『ボランティア降臨』、失業中に訪ねてきた「歯磨き屋」とひょんなことから一緒にビジネスをすることになる『ブラッシング・エクスプレス』、父親の失踪後に何でもダンボールで買うようになった母親に戸惑う『ダンボール屋敷』で、これらはいずれもかなりブラック。先の3つのほうがほんわかしているので、ホッとする読後感のためには順序を入れ替わっていたほうがよかったように思います。『居間の盗聴器』を読んで思うのは、心の持ちよう。自分がぎすぎすしていれば相手もぎすぎす。相手への不満で心をいっぱいにする前に、余裕を。

Posted byブクログ

2016/11/02

なんとも不思議な短編集。 不安になったり、ホッとしたり、怖かったり。 また、他の作品も読んでみたくなる作家さんです。

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