とらわれの蝶 の商品レビュー

キャロル・モーティマー(著者)

2010/12/09

読み終わって「すごい本だな！」と思いました。
古い本なのに、ヒロインの元夫のラッセルはまさしく「ヤンデレ」というか……。

何しろ、ヒロインと結婚するために、計画的にヒロインを妊娠させちゃう（ヒロインは結婚するつもりもなく、お断りもしているのに！）んですよ。

で、結婚後しばらくしてから離婚してやり、１年間遊ばせた後で「さあ自由をあげたんだからまた僕と結婚を」と……。

いやーヒドイ。
ここまでヒドイ男はハーレクインでは初めてかも。
とはいえ、最終的にはヒロインは別の男と幸せをつかむわけなのですが……。

なかなかにショッキングな１冊でした。
ただ最後のオチが駆け足過ぎて、そこがちょっと自分的にはマイナスです。