上と外 新装版(上) の商品レビュー
恩田さんの作品は、以前に「ライオンハート」を読んでいた。 その時は、特に残るものはなく、特別面白いと感じたわけではなかった。 むしろ、つまんね・・・に類するぐらいだった。 がしかし、この「上と外」は非常に面白かった。 特に、終盤のストーリー展開は息をもつかせぬ勢いで、最後のシー...
恩田さんの作品は、以前に「ライオンハート」を読んでいた。 その時は、特に残るものはなく、特別面白いと感じたわけではなかった。 むしろ、つまんね・・・に類するぐらいだった。 がしかし、この「上と外」は非常に面白かった。 特に、終盤のストーリー展開は息をもつかせぬ勢いで、最後のシーンでは涙が出てしまった。 いつも、新幹線の中なので恥ずかしいんだよね。本読みながら涙するのって。 なんだぁ、恩田陸って面白いじゃん・・・と思って次(現在)も「夜のピクニック」を読んでいる。 ん~、ちと期待はずれ。 それにしても、これも映画になってるんだね。 主演の多部未華子 はい、ど真ん中のストライクです。 山田太郎ものがたりで、眉間にしわを寄せながら 「えっ!」 っていう顔が抜群でした。 ん?何の話だっけ。。。。 「上と外」 これも中学生が主人公みたいなものなので、中高生が読んだら良いのになと思う本でした。お勧めです。
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複雑な家族の冒険という感じです。 「夜のピクニック」に繋がった印象です。 キャラクターデザインが同じにトレースしている気がします。折角の古代文明を解き明かしてほしかったところ、インディー・ジョーンズ博士は登場せず。という所感です。
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これ、面白かったです。 なんていうんでしょう、少年小説よんだかのような?読後のさわやかさと、マヤ文明とかこー、マニアさをくすぐるかのような設定と、うふふ、もう、たまりませんな!的なときめき(笑) いやージャングルでサバイバルとか、絶対こんなの死ぬにきまってるよ! とか思いつつもや...
これ、面白かったです。 なんていうんでしょう、少年小説よんだかのような?読後のさわやかさと、マヤ文明とかこー、マニアさをくすぐるかのような設定と、うふふ、もう、たまりませんな!的なときめき(笑) いやージャングルでサバイバルとか、絶対こんなの死ぬにきまってるよ! とか思いつつもやはりトキメキが止まりません! どうしても続きが気になって、急ぎ読みしちゃったので、再度ゆっくり読みなおそう~。
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※このレビューにはネタバレを含みます
なんじゃこの題名は?意味わからんぞ?というのが、何しろ第一印象でしたね「上と外」って。なんなんそれ?って感じ。何を意味しとんねんこのタイトル。「下と内」じゃ、ダメなの?って感じ。で、上巻読み終えまして、題名の意味が「なるほど、そうか!!」とメカラウロコで分かったか、というと、全然そんなこと無いです。やっぱ今んとこ、意味不明です。下巻を読了したら、この題名の意味が、分かるんかしらん?気になるなあ。 で、上巻読み終えた時点での感想は、なかなか下巻が楽しみだね、って感じでございまして、早く続きを読みたいなあ、ってなもんでして、うむ。満足しております。 なんだか、ジャンル分類の難しい作品だなあ、って思います。テーマとしては、 家族の絆?みたいなん ジャングルでのサバイバル生活 異国でのクーデターに巻き込まれた国際情勢ハラハラ冒険もの いきなりの謎のファンタジーぶっこみ 主要登場人物は、5人?といっていいのかな? 練 たぶん主人公?中学生?良い奴ですね。サッカーしてるけど、ロッククライミングが一番好きらしい。 千華子 たぶんヒロイン?小学生?美人らしい。新体操をしている。 千鶴子 母親。練とは血が繋がっていない。ジョウネツテキな恋多き女みたい。42歳? 賢 父親。千鶴子とは既に離婚している。練とは血が繋がっている。賢と千鶴子の間の子供が千華子の筈なのだが、もしかしたら違うかも?みたいな話が出ている。異国で考古学者三昧の日々みたい。 ニコ 謎の少年。マヤ人?上巻の終盤に登場。下巻でのキーパーソンかなあ、と。で、この子の登場で、物語は一気にファンタジーに舵を切った感じ。 個人的には、ニコの登場から、完璧にファンタジー路線になってきたと思うので、ちょっと残念。ガチの現実路線の話で行ってほしかったのです。 宮部みゆきの「悲嘆の門」を、最初「これって現実もの?ファンタジーもの?」って、正体つかめずドキドキしながら読んでて、途中から「ああ、ファンタジーじゃん。なーんだ」ってガッカリしたのとおんなじ心の流れでしたね。 いや、ファンタジーが悪いわけじゃないんですけれどもね、どうしても、ファンタジーになると「まあ、なんでもアリっしょ」って悪い意味で開き直ってしまう、読者としての自分がいるのですよね、、、 舞台は、これ、ブラジル?なんでしょうか?インディオの言葉で「木々の茂る場所」という名前の国。中南米?ニュースの中では、G国、って表現されてましたね。国名を出さないのは何故だろう?アメリカ、とか、日本、とかは、国名出ているのになあ。謎だ。意味があるのだろうか? で、とりあえず、練と千華子のジャングルサバイバルの描写とか、面白かったですね。日本という国で、安全に囲まれて暮らすことが出来ている事が、なんと尊い事か、、、とシミジミ。それだけでも感謝しないと。 あと、直前に読んでいたのが、角田光代の「ひそやかな花園」だった影響もあるのですが、家族のありよう、というものも、考えさせられますね。練と千鶴子は血が繋がっていないけれども、一応は、育ての母と育てられた子の関係。練と千華子は、異母兄妹。賢は、一人だけ異国にいるから元嫁と子供二人とはほぼ会わない関係だけど、一応父であり元夫であり。 なんだか、関係性、結構希薄やないですか。それでも、この4人は、家族、という単位で、、、ある?のか?千鶴子の再々婚?話がすげえ波乱を呼んでますけど、基本的には4人、仲好さそうな理想の家族、って雰囲気もあるし、、、そこらへんの関わり、下巻でどう変わっていくんでしょうかねえ。 それにしても恩田陸。やっぱ作風、広いなあ~。色んな作品、書いてるよなあ。凄いよね、って、そこは素直に尊敬するのです。下巻、期待してますよ!って感じですね。どんな流れになるのか、どんな方向性に向かっていくのか、ホンマに全然わからん。期待してますよ!のみな感じ。しっかしホンマにこの題名、まったく意味不明だよなあ、、、
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これは、素直に面白いです。まだ上巻を読み終えただけなので100%言い切れるものではないですが、とってもストレートなストーリー。直近で読んだのが理瀬シリーズや常野物語だったこともあって、こんなにストレートな作品も恩田さんなんだとビックリです。 ただ、そうは言っても恩田さんです。作...
これは、素直に面白いです。まだ上巻を読み終えただけなので100%言い切れるものではないですが、とってもストレートなストーリー。直近で読んだのが理瀬シリーズや常野物語だったこともあって、こんなにストレートな作品も恩田さんなんだとビックリです。 ただ、そうは言っても恩田さんです。作品途中までの時間軸を混ぜこぜにしたような展開はまるで時と踊っているかのようです。そして、一気に作品世界に我々を引き込んだ後は、エンタメ・アドベンチャーの世界がスピード感を持って展開しはじめました。ところどころ少々都合が良すぎるように感じられる部分もありますが、なんと言ってもこれは小説ですから、それも含めて楽しめばいいんです。 それよりも登場人物の複雑な親子関係を背景に恩田さんの親と子に対する見方が垣間見える部分がそこかしこに出てくるところがとても興味深いです。 一番印象に残ったのは「親は概ね子供を信用しているが、最後のところで信じていない。子供は普段の生活の細々としたところでは親のことを信用していないけれど、最後のところでは信じている。そのボタンの掛け違いが、お互いに不信感を生んでいることになかなか気付かない。」という父親の自問自答の箇所です。確かにそういう部分があるのかもしれない。だから、追い詰められた親が、また一方で最後のところで親に裏切られた子が、相手を殺めるような悲惨な事件がこの世から後を絶たないのかもしれない。親と子についてこういう見方もあるんだ、できるんだ、と。まさかこの本からこんなことを考えることになるとは思わなかったです。 こうなってくると下巻もとても楽しみです。この期待がどうか裏切られませんようにと、マヤの神々にお祈りして続きを読みたいと思います。
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※このレビューにはネタバレを含みます
考古学者の父が働く中米で、夏休みを過ごす“元”家族。 壊れた家族の機微を身近に感じて心がザワザワと落ち着かなかった。 親しか頼るものを持たない子どもたち。でもその親も不完全な人間なのだ。 家庭を維持することは意外に難しい。 そんな中で、どんどん進んでいくストーリーに好奇心が抑えきれない!
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《友人勧められて》感想は下巻にまとめますが、面白いです。日本に住んでいてテロということは近しくもないが遠い存在でもない。おおよそは想像が付くし題材にしている小説や映画も多い。だがクーデターは…そして密林に放り出される事など、どうやって作者は取材をしたのだろう。想像だけにしてはリア...
《友人勧められて》感想は下巻にまとめますが、面白いです。日本に住んでいてテロということは近しくもないが遠い存在でもない。おおよそは想像が付くし題材にしている小説や映画も多い。だがクーデターは…そして密林に放り出される事など、どうやって作者は取材をしたのだろう。想像だけにしてはリアル過ぎる。続きの下巻が楽しみだ。
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時間軸の把握が難しくて読み始めは取っつきにくい感じがしたが、途中からは物語の力で比較的スムーズに読み進められた。 下巻を読み終えるまで気の抜けない展開。 --- 娘の救急搬送後、待合室でだいぶ読み進めた。2人がジャングルの中で過ごし始めた頃で、しばし現実を横に置いて没頭できたの...
時間軸の把握が難しくて読み始めは取っつきにくい感じがしたが、途中からは物語の力で比較的スムーズに読み進められた。 下巻を読み終えるまで気の抜けない展開。 --- 娘の救急搬送後、待合室でだいぶ読み進めた。2人がジャングルの中で過ごし始めた頃で、しばし現実を横に置いて没頭できたのはよかった。
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ハラハラドキドキで、ページをめくる手が止まらなかった。 利発そうな兄妹。親というより女を選んだ母親。ジャングルの中で見つけた遺跡はいったい何なのか?この先どうなるのか、下巻が楽しみ。
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マヤの文字に惹かれて手に取った一冊。 私が想像していた内容ではなかったものの、普通に面白い。 しかし、中・小学生の兄妹凄いな。 サバイバル知識が豊富で、心も頭も大人びた二人だなぁと言う印象。 冒険小説なのかしら。 下巻も緩く読んでいこうと思います。
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