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八月がくるたびに の商品レビュー

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2013/08/27

この古びた一冊の本は、42年前1971年の中学年向け課題図書。かなりショッキングな挿絵に衝撃を受けた小学生は、多数いたと思います。主人公は5才の女の子、きみえ。庭で花を摘み、人形を相手に一人でおままごとをする平凡な、でも幸せな普通の子どもでした。しかし、彼女の「普通の日常」は一発...

この古びた一冊の本は、42年前1971年の中学年向け課題図書。かなりショッキングな挿絵に衝撃を受けた小学生は、多数いたと思います。主人公は5才の女の子、きみえ。庭で花を摘み、人形を相手に一人でおままごとをする平凡な、でも幸せな普通の子どもでした。しかし、彼女の「普通の日常」は一発の原子爆弾によって、一瞬で壊されます。  核の恐ろしさは、ヒロシマ・ナガサキ・フクシマを経験した日本人が一番分かるはず。ですが、日本がどこへ向かおうとしているか不安になる昨今。今一度、立ち止まり振り返り未来を考えるキッカケにして欲しい1冊。”八月がくるたびに”考えたいテーマです。

Posted byブクログ