新潮日本語漢字辞典 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「日本語のための漢和辞典」という考え方はすばらしい。 全体の構成、配列、デザインが、その考え方について行っていないのではないでしょうか。 旧来の漢和辞典の配列を、そのまま踏襲していないでしょうか。 異字体の下の空白が無駄ではないでしょうか。 せめて、何か頓智を効かせた記述か、図表、記号でもあれば楽しめたかもしれません。 辞書に空白があるのは、意味があるか、美しくするためならよいが、書くことがないので空白なのは嬉しくない。 電子化社会で、紙で印刷したものを売るには、デザインが売りだと思っています。 新潮の編集部は、どういう設計方針なのでしょう。 ps. 角川から、類語辞典が出たときには、びっくりしました。 それまでの類語辞典は、使いにくいの一言。 それが、10進分類のような分類配列の類語辞典で、読みやすい大型文字で、デザインも綺麗だった。 黄色い表紙に分類を印刷したものは強力だった。 角川が二十年以上前にできたことが、新潮にできないはずはないと思いますがいかがでしょうか。
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