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対岸の彼女 の商品レビュー

3.8

1060件のお客様レビュー

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2025/03/05

大人になるにつれ親友や友達と距離ができて、なんだか学生のように気軽に人と話すことができなくなったなあと思っていた矢先にこの本。人生に別れはつきものだけど、その分新しい出逢いもあるという明るい締めくくり。良い

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2025/03/04

私にはハマらなかったかなー 結局なんの話だったのかもよくわからないまま終わりました。 面白くも思えなかったので、読むのに時間がかかりました。

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2025/03/02

 女性同士の友情について、深く切実に描く作品でした。  学生時代のとある少女と少女の出会い、つながり、友情、やるせなさと、時が流れて出会ったとある主婦と女社長のつながり、友情、亀裂。彼女たちが得たものと失ったものについて、少なからず身に覚えのある感覚に引き込まれる物語となってい...

 女性同士の友情について、深く切実に描く作品でした。  学生時代のとある少女と少女の出会い、つながり、友情、やるせなさと、時が流れて出会ったとある主婦と女社長のつながり、友情、亀裂。彼女たちが得たものと失ったものについて、少なからず身に覚えのある感覚に引き込まれる物語となっていました。  視点の切替わりと場面転換が秀逸で、どちらの時代の二人もとても愛しいキャラクターとして見ることができます。  もしかしたら、今作は男性の目線で読むと違う物語に見えるかもしれません。女性同士の友情というのは、複雑です。学生時代でも、大人になってからでも。けれど、複雑に絡み合ったその奥にある物が何なのか、そっと覗き見ることができるような作品であると感じました。  雰囲気は違うのですが、読んでいる最中『光のとこにいてね』の二人を少し思い出していました。  年を重ねることの意味、私も噛み締めていきたいです。

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2025/03/01

直木賞受賞作です。 女性ならでは視点で描かれた、友情、仕事、子育て、家族の物語。 自分を強くもつのは大変なこと。 人は1人では生きられないことを再認識。

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2025/02/28

専業主婦の小夜子と女社長の葵。 同じ女性でありながら対極にある二人。 女性の友情は立場によって変化し環境に適して繋がっていくが、それは時に脆くて儚い部分もある。 しかし、一度受け入れたその心は忘れられることなく自分の一部となっていく。

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2025/02/27

人との向き合い方 繊細な人や、思春期に人との関わり方で悩んだ人には刺さる小説ではないかなと思った。 「人は何のために歳を重ねるんだろう?」という問いが印象的だった。

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2025/02/27

昔の自分と今の自分、サヨコの人格から時間の経過を感じられました。 1番近くにいる人の存在、その人との経験、それを見る周りの人たちの反応など複合的な要素から自分自身も変わっていく。

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2025/02/24

同じ場所に居ない女性同士、分かり合えずすれ違う感覚。 小夜子が今の自分と重なり、孤独感を感じながら読み進めていきましたが、ラストにとても温かい気持ちになり、私も一歩踏み出してみようと思えた作品でした。

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2025/02/24

2007年に出版された本なので現在とは働き方への見方の違いがあるものの、「人との出逢い」というテーマで描かれたストーリーは一見の価値があると思う。

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2025/02/20

息が苦しくなるほどのリアルな思春期の描写。 ナナコの陽気さや気高さがかえって痛々しく感じる。 誰かと一緒でなければ行動できない弱さやそんな自分に感じる自己嫌悪を持ってこそ思春期は健全なのかも知れない。 そしてそれは大人になってからも続いていく。 何のために年を取るのか。 それに...

息が苦しくなるほどのリアルな思春期の描写。 ナナコの陽気さや気高さがかえって痛々しく感じる。 誰かと一緒でなければ行動できない弱さやそんな自分に感じる自己嫌悪を持ってこそ思春期は健全なのかも知れない。 そしてそれは大人になってからも続いていく。 何のために年を取るのか。 それに対して自分なりの答えを見出して 懸命に生きていく、前向きな終わり方で良かった。 立場も環境も全く違う二人の女性が出会い、 ぶつかり、手を取り合って今を生きていく物語。

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