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1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編 の商品レビュー

3.9

30件のお客様レビュー

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2012/08/05

2012.8.4読了。 「最後の一葉」「賢者の贈り物」なんて名作も良いけど、それ以外もかなり素敵!ちょっとした幸福感、ちょっとしたおかしみ、ちょっとした救済。

Posted byブクログ

2012/07/29

40年振りのO.ヘンリー。天まで届けとばかり背伸びしていた大学時代は異端こそ正統であり、よく言えばハートウォーミング、悪く言えばお涙頂戴のO.ヘンリーなど文学の範疇外だった。どうせ読むならサキ、ビアス。ところが此の度読み返してみるとなかなか面白い。O.ヘンリーと言えば都会が舞台の...

40年振りのO.ヘンリー。天まで届けとばかり背伸びしていた大学時代は異端こそ正統であり、よく言えばハートウォーミング、悪く言えばお涙頂戴のO.ヘンリーなど文学の範疇外だった。どうせ読むならサキ、ビアス。ところが此の度読み返してみるとなかなか面白い。O.ヘンリーと言えば都会が舞台の小粋な人情話が定番だが、米国南/西部、南米を舞台にした話が何編か入っている。遠くに住んでいて偶に故郷に帰って来る伯父さんの法螺話みたいな雰囲気が実に良い。私も甥っ子にとって、そんなちょっと不思議な外国住まいの伯父さんにならなきゃ。

Posted byブクログ

2012/02/05

賢者の贈り物をちゃんと読みたいなと思い短篇集を買ったわけですが、いくつか知ってる内容がありびっくりしました。最後の一葉もO・ヘンリーだったんですね。都会派といわれてるみたいだけど、ところどころ牧歌的な物語もあるし、粗暴なものもあって幅広く楽しめます。最後に物語をぐるんっとひっくり...

賢者の贈り物をちゃんと読みたいなと思い短篇集を買ったわけですが、いくつか知ってる内容がありびっくりしました。最後の一葉もO・ヘンリーだったんですね。都会派といわれてるみたいだけど、ところどころ牧歌的な物語もあるし、粗暴なものもあって幅広く楽しめます。最後に物語をぐるんっとひっくり返してしまう手法も好きです。短編だけど、ひとつひとつに教訓を探してしまう、その物語の深さに惹きつけられますね。

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2011/12/30

やっぱり、ゆうめいどこの『賢者の贈り物』・『最後の一葉』 がよかった。 あとは、『甦った改心』がすごく好き! 人生のなかの一場面がすごく特別なものに思える。

Posted byブクログ

2017/08/16

 ハッピーエンド、すれ違い…結末は色々だけど、短編らしく最後は気持ち良く終わりを迎えます。ニヤリとさせられる作品が多いかな。  有名な「最後の一葉」や「賢者の贈り物」の他にも微笑ましい作品などがたくさん。きわどい描写や、ヴァイオレンスシーンなどなくても、小説って充分楽しめるのでは...

 ハッピーエンド、すれ違い…結末は色々だけど、短編らしく最後は気持ち良く終わりを迎えます。ニヤリとさせられる作品が多いかな。  有名な「最後の一葉」や「賢者の贈り物」の他にも微笑ましい作品などがたくさん。きわどい描写や、ヴァイオレンスシーンなどなくても、小説って充分楽しめるのではないか、と思ってきている昨今。長い長い財産になりそうな一冊です。

Posted byブクログ

2010/10/02

O・ヘンリー「1ドルの価値/賢者の贈り物、他21編」 さすが短編の名手だけあって100年以上前に書かれたものでも古びてない。上手いなぁ〜って思う。でも、イマイチな話も多かったかも。p216の「二十年後」からの四つ。「最後の一葉」「警官と賛美歌」「賢者の贈り物」は読んで損無し。「...

O・ヘンリー「1ドルの価値/賢者の贈り物、他21編」 さすが短編の名手だけあって100年以上前に書かれたものでも古びてない。上手いなぁ〜って思う。でも、イマイチな話も多かったかも。p216の「二十年後」からの四つ。「最後の一葉」「警官と賛美歌」「賢者の贈り物」は読んで損無し。「最後の一葉」はこれがオリジナルなのか!って発見出来るし、「警官と賛美歌」は思わずニヤリw 「賢者の贈り物」小さい頃に誰でも読んだ事あるよね。 「多忙な株式仲買人のロマンス」 「献立表の春」 p22 ・暦が白々しくも「春が来た」と嘘をつく時期になった。 ・春とはなんと驚くべき魔法使いである事か。石と鉄で出来た、この冷たい大都会にも、季節の便りを届けてしまうのだから。 「犠牲打」 p40 ・あれがその昔、俺が夜も眠れないほど想い詰めた娘なんだからね。 「赤い族長の身代金」 p50 ・こういう田舎に片足を突っ込んだような街では〜。 ・ウェルター級の熊並みに暴れやがった。 「千ドル」 ・おしゃれな話。 「伯爵と婚礼の客」 「しみったれな恋人」 p109 ・それがショップガールの笑みというやつだ。心によほど固い鎧を着込んでいるか、キャラメルでもなめているか、あるいは気まぐれな愛のキューピッドの悪戯を軽く受け流すぐらいの気持ちの余裕があるか、いずれかの防衛手段を講じておられないようなら、この手の笑みは避けた方が無難だとここに強くご忠告もうしあげておきたい。 「1ドルの価値」 「臆病な幽霊」 「蘇った改心」 p173 ・胸を焦がした想いも成就した。 「十月と六月」 「幻のブレンド」 「楽園の短期滞在客」 「サボテン」 p227 ・おいおい、トライズデイル、一体どうしたんだ? 全世界の不幸をひとりで背負い込んじまったみたいな顔をして。それじゃ、君が結婚したのかと思うぞ。 「意中の人」 「靴」 「心と手」 「水車のある教会」 「ミス・マーサのパン」 「二十年後」 「最後の一葉」 p325 ・あの窓の向こうの木の葉が落ちたら私は死ぬの、っていうドラマのオリジナルなのね。 「警官と賛美歌」 p340 ・「枯れ葉が一枚ソーピーの膝の上に落ちて来た。それは冬将軍からの名刺だった」 枯れ葉が落ちて来た事を「冬将軍」からの名刺と表現していた。冬将軍が毎年名刺を配るから冬支度が出来るってもんだって。 ・「裏切り者のズボンとおしゃべりな靴」←貧乏だとすぐわかってしまうという意味。 ・ソーピーは自分が落ち込んでいた深い穴を振り返った。今の自分を造り上げている自堕落な日々を、下劣な欲望を、枯れ果てた希望を、無駄にしてしまった能力を、さもしい目的振り返り、空恐ろしくなって慌てて目を背けた。 「賢者の贈り物」 p356 ・神様お願いです。私の事を「やっぱりきれいだって」あの人に思わせて! 解説 p376 ・ペンネームの由来は、生涯に一度だけ受けたインタビューで、新聞の社交欄にあった平凡なヘンリー名を選び、とびきり簡単で呼びやすいOをファーストネームしたと語っている。

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2010/08/19

Witはきいてるので面白くないわけではないのだが、1Q84を読んだ後のせいか、古くさい感じがして、途中放棄。

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2010/01/07

2010.1 よく知っている話あり、初めてみる話あり。心温かくなる話が多いです。元金庫破りの話は、どこかで何度も目にした話だけど、一番好きな話かな。

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2010/01/26

古典新訳文庫読了3冊目。 さくっと読める短編にしようー!と買って読んだらがっつり読んでしまいました。なんてこったい(笑)。 油断できない話の展開、こう進んでいて……え、実はそうだったの!?みたいなどんでん返しもあり。 幸せな話だな、と思って油断すると痛い目を見ます。 逆になんて悲...

古典新訳文庫読了3冊目。 さくっと読める短編にしようー!と買って読んだらがっつり読んでしまいました。なんてこったい(笑)。 油断できない話の展開、こう進んでいて……え、実はそうだったの!?みたいなどんでん返しもあり。 幸せな話だな、と思って油断すると痛い目を見ます。 逆になんて悲しい話なんだと思うと救われることも。 まるでマジックショーを見ているよう。 日本風にいうのならば、粋な話が多くて満足でした。向こうの言い方ならばウィットに富んでるというんだろうか。 今まで読んできた新訳よりは、今まで出されてきた訳し方に近い。 それでも少し古臭い……と言っては失礼かもしれないけれど、古典らしさを出しながら読みやすく、ちょうどいい感じです。 なにはともあれ満足でした。他の短編も読みたくなる!

Posted byブクログ

2009/10/04

短編集ですが、ヘンリーの名前をきちんと知らなくても、聞いたことある!という作品があると思います。 なんていうか、日本語で言うところの下町人情モノというかんじの作風なので、雰囲気的には宮部みゆきに近いかも? 疲れた時に、ちょっと読んでほっとするのにぴったりです。

Posted byブクログ