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相模のもののふたち の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2022/08/23

歴史紀行です。 藤沢市に渋谷があるのはなぜか。 あの、あの、円光寺も登場。 読んだのは1986年の奥付がある文庫本

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2022/06/12

“鎌倉殿”のおかげで、鎌倉関連の本が大量に出版されているが、軽いのが多いなーと思っていたら、1978年発行の本書も並んでいたので購入。さすがというべきか、永井路子氏の丹念な取材・実地調査に基づいていて濃厚だ。本を片手に現地を訪れたくなる一冊。御家人たちの思考の法則や行動様式も記さ...

“鎌倉殿”のおかげで、鎌倉関連の本が大量に出版されているが、軽いのが多いなーと思っていたら、1978年発行の本書も並んでいたので購入。さすがというべきか、永井路子氏の丹念な取材・実地調査に基づいていて濃厚だ。本を片手に現地を訪れたくなる一冊。御家人たちの思考の法則や行動様式も記されていて、現代の観点から「?」と思っていた意思決定や判断のナゼも、少しだけ理解できるようになった。

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2022/02/09

永井路子氏は、やっぱりすごい。 少女時代、この人の小説を読んで、北条政子も、浅井三姉妹も、覚えた。 「鎌倉殿の13人」の舞台は、地元・相模。 史跡巡りの良いガイドブックになりそうだ。 ただし、古い本なので、状況は変わっているだろうけれど。

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2019/06/25

昭和53年刊。私の知っている時代なのだけどはるか昔に感じる。 私は子供の頃に戸塚に住んでいた。この本で訪問した場所ではないが、ほぼ同じだ。昭和56年から10年間住んでいた。昭和末期の神奈川県の郊外の最末端の光景。それは永井路子の語る鎌倉時代初期の開発領主が見た光景と妙に重なるとこ...

昭和53年刊。私の知っている時代なのだけどはるか昔に感じる。 私は子供の頃に戸塚に住んでいた。この本で訪問した場所ではないが、ほぼ同じだ。昭和56年から10年間住んでいた。昭和末期の神奈川県の郊外の最末端の光景。それは永井路子の語る鎌倉時代初期の開発領主が見た光景と妙に重なるところがある。 この本の中の「中世城郭を取り壊して空堀を埋めて作った新興住宅地」とは、私が住んでいた場所であり、そこにいる歴史のことなど考えたこともなさそうなニューファミリーとは私ら親子のことだ。 そしてそこも限界郊外として、耕作されなくなった山奥の田が山に還るように、荒れ地に戻り始めている。親子の親は年老いデイケアセンターが増えて、子は都会に向かっている。商店街はなくなり、建物は更新されない。 実のところ、12世紀も21世紀も大差ない。

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2014/06/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

史料をひもときつつ、現地を訪れつつ…という一冊。 ずいぶん古い本なので、現在はだいぶ景観が変わっていることだろう。 鎌倉時代に活躍する武士たちについての考察がこれほどコンパクトにしっかりまとまっている本はなかなかない。 永井氏の他著を読んでいた方がより分かる部分もある。 (実朝暗殺と三浦氏の関係についての考察は繰り返されない)

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2014/05/03

【読んだきっかけ】相模出身なので相模の歴史を知りたかった。 【内容】源頼朝の旗揚げに始まる、激動の中世を生きた鎌倉武士たちを描いた本。 【感想】読後の感想は、空想のネタの宝庫だな、ということだった。 神奈川の歴史と言えば鎌倉幕府、北条早雲、くらいしか思いつかなかった私にとって、三...

【読んだきっかけ】相模出身なので相模の歴史を知りたかった。 【内容】源頼朝の旗揚げに始まる、激動の中世を生きた鎌倉武士たちを描いた本。 【感想】読後の感想は、空想のネタの宝庫だな、ということだった。 神奈川の歴史と言えば鎌倉幕府、北条早雲、くらいしか思いつかなかった私にとって、三浦氏、波多野氏(秦野)、海老名氏、松田氏など駅名みたいな武将が活躍する時代というのはとても興味深かった。和田義盛、大庭一族、梶原景時など個性的なキャラも多い。頼朝を助けた土肥実平が後の小早川氏だったり、勇猛な長尾定景の子孫が長尾景虎かもしれなかったり、武蔵七党の一つ横山氏が小野妹子の系譜だったりと前後の繋がりも想像力をかきたてる。もちろん義経や実朝などの有名どころもいるし、曽我兄弟の物語は既に沢山の作品になっている。父祐通の仇討ちといっても、実は父の父・伊東祐親には狙われる理由があり、息子の祐通が殺されたのも仕方なかったのでは、という著者の指摘は面白い。 著者は地道に相模の国を歩き、史実の正確な把握に努めている。神奈川の人しか買わないだろうに第15刷はすごい。少しずつしか刷らないだけかもしれないが。 他県の有名な武将に知悉するのも否定しないが、意外と知らない地元の武将に思いを馳せるのも悪くない、そう思える一冊だった。

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2012/01/12

 源頼朝公が鎌倉幕府を立ち上げる為に影で支えていた関東の武士たちの物語。武士の名前から由来してその地の地名が理解できるなど勉強になる一冊。鎌倉時代の裏に顔をのぞかすことができた気がします。

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