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立花隆秘書日記 の商品レビュー

3.9

15件のお客様レビュー

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2021/07/07

立花さんの「暴露本」だが、とてもよく書かれていて、ジャーナリズムを体現していると思う。恥部も書きつつ、立花さんへの愛にも溢れ、でも、最後の終わり方は物悲しい。

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2018/08/07

 文中の秘書募集の記事について、新聞で実際に見た記憶がおぼろげにあり、驚く。立花氏のような終日、本を読みまくる生活にはあこがれる。たまにならやれるが、仕事としてできるかは不明。ただ、凄い。  ねこビル、今はどうなってるのか?

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2016/12/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2003年刊行。 著者は、立花隆著「ぼくはこんな本を読んできた」に述べられていた秘書選考の合格者であり、数年にわたり立花を支えてきた人物。  猫ビル・「知の巨人」で知られる立花隆氏の元秘書が、元ボスの取材、執筆活動、秘書業務、採用選考などを叙述したエッセイ。  知の巨人とも評される立花氏の裏面が知れ、興味深いが、著者の立花氏への批評はやや的外れの感。  最近特に思うのだが、立花氏は、ジャーナリスト、すなわち、情報の伝達者に徹しようとしていると思われるからだ。

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2016/07/10

この本に星一つというのは、正直、フェアではないと思う。「知の巨人」と言われた立花隆の仕事ぶりを紹介し、人となりを描いた文章はどれも魅力的で、十分に楽しめるものだった。しかし、最終章はその全てを損なって余りある。これを書くために、この一冊の本を書いたのだとしたら、(あるいは、この最...

この本に星一つというのは、正直、フェアではないと思う。「知の巨人」と言われた立花隆の仕事ぶりを紹介し、人となりを描いた文章はどれも魅力的で、十分に楽しめるものだった。しかし、最終章はその全てを損なって余りある。これを書くために、この一冊の本を書いたのだとしたら、(あるいは、この最終章を読まされるために、この一冊を読んだのだとしたら)、時間の無駄としか言いようがない。

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2013/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最近読んだ中でも出色の面白さでした。オペラ鑑賞はクライバーの「薔薇の騎士」の生演奏の興奮、知の巨人・立花隆の内幕、特にネコビルでの毎日の記載、阪神大震災により出身地が変わり果てたという精神的被災の体験、オウム真理教サリン事件へのマスコミの異常な対応、田中角栄死亡日の喧騒、立花隆のジブリ映画への声の出演、立花隆のインターネットなど、どの逸話も楽しかったです。それにしても佐々木さんという人はとても普通の人ではなく、やはり大変優秀な女性ですね。最初の事務所秘書の面接場面は謙遜だったんだな、と痛感しました。

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2013/02/21

『ぼくはこんな本を読んできた 立花式読書論、読書術、書斎論 立花隆・著』を読んでから、本書を読んだほうがいいかもしれません。

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2011/02/08

立花隆だけでなく秘書本人の人間味が伝わってきて面白い。 天才というのは多くの人に貢献するが、周りの人には迷惑きわまりないんだね。 オペラやクラシックについての文章が面白く読めた。

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2010/06/15

立花隆個人はあまり好きではないが、五年間に渡り立花隆の秘書を務めたエピソードから綴られる本書は実に豊かな一書でした。 特に秘書を選ぶ選考試験の様子や立花隆の事務所であるネコビルの様子など普段我々が感じるよりも凝縮された時間が存在しているのだと思う。

Posted byブクログ

2010/03/07

秘書の目から見た立花隆像。 立花さんの本は書評くらいしか読んだ事が無かったのだが、そこの語り口調から「裏打ちする実力はあるが、不遜な人」というイメージを抱いていた。 それが、この本を読んで意外にも素直で子供のような部分もあるのだと感じた。特に引越しをサボったところ(笑) 最後...

秘書の目から見た立花隆像。 立花さんの本は書評くらいしか読んだ事が無かったのだが、そこの語り口調から「裏打ちする実力はあるが、不遜な人」というイメージを抱いていた。 それが、この本を読んで意外にも素直で子供のような部分もあるのだと感じた。特に引越しをサボったところ(笑) 最後に批判めいた苦言を呈しているが、これは彼女が立花さんの読者の一人としての意見かな、と思う。 掻い摘んで書けば、「調べて書く」ことは権威を確立したので、「それに立花さんはどう思うの?」という立花さん個人の考えを書く方向に転換してはどうか、と言う事だ。 良薬口に苦し、されど耳に痛い図星を言ってくれる人がいる事は何事にも代え難い。

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2009/11/13

五年半に及ぶ秘書生活を過ごした筆者により明らかにされる評論家立花隆さんの人となり。当然と言えば当然の事ですが、しっかり「さいごに」そして「あとがき」まで読まないと、この本の持つ意味が全く変わってしまいます。

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