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少年アリス の商品レビュー

3.9

131件のお客様レビュー

  1. 5つ

    40

  2. 4つ

    37

  3. 3つ

    31

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

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2012/06/02

夜の学校に忍び込んだ少年が、夜中の生徒と間違えられ、その不思議な授業に参加させられる話。日常ではありえない授業内容が面白く、それを通じて彼らの正体がわかっていく。 アリスと蜂蜜がお互い離れてみて、やっと相手を客観的に知れたような、大人になっていくような感じ。 しかし、教師が、ア...

夜の学校に忍び込んだ少年が、夜中の生徒と間違えられ、その不思議な授業に参加させられる話。日常ではありえない授業内容が面白く、それを通じて彼らの正体がわかっていく。 アリスと蜂蜜がお互い離れてみて、やっと相手を客観的に知れたような、大人になっていくような感じ。 しかし、教師が、アリスがいくら違うと訴えても無理矢理仲間に引き入れ、誤解が分った後も自分の都合で彼を消したことは、子どもから見た大人の理不尽さを強く訴えているように見えたのだが、そういうことなのだろうか?

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2012/05/01

題名に惹かれて。見事に引き込まれました。 きれいで、でも少しだけシミが残っている感じがした。すきだなあ。

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2012/04/11

この世界観を受け入れる純情さと可憐な心があれば、楽しい作品だと思う。主人公らの謎の深い内面描写は良かったが、なんか悟りすぎ感が否めない。まあそれで成長するならばいいでしょう、この美少年たち(たぶん)は。

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2011/12/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短かったので2回読んだ。 2回目は解説を読んでから読みなおしたのでようやく楽しみ方がわかったけど、私には合っていないのが正直な感想。 原作の(キャロルの)アリスへのオマージュということでようやく少し理解できたけど、私はどうも話の中で視点が変わるのが苦手らしい(男の視点から→女の視点とか子供視点→大人視点なら平気なんだけどな)。

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2011/11/25

なんとも言えず、キラキラした青い美しい世界を描き出すのが 上手い作家さんだなぁと思います。 初期のこういう雰囲気が好き。

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2011/11/10

♥ 高校のときに読みました ともだちと登場人物の絵を描いた思い出があります 夜の学校、不思議なことがあるだろうという期待 その期待を上回ることがアリスを待っている

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2011/11/10

昔、まだ心が柔らかかったときにはじめて読んだ。 その時は漢字がやたらと多い、レトロでいかにもな文章だ…、 と思っていたけど(あんまり柔らかくないか)、 最後まで読んでみると、物語全体がまとっている空気感が何とも言えず「う~ん…いい」となった。 ちょっと反発しつつ、でもやっぱり気...

昔、まだ心が柔らかかったときにはじめて読んだ。 その時は漢字がやたらと多い、レトロでいかにもな文章だ…、 と思っていたけど(あんまり柔らかくないか)、 最後まで読んでみると、物語全体がまとっている空気感が何とも言えず「う~ん…いい」となった。 ちょっと反発しつつ、でもやっぱり気になって読んで、 案の定捕まってしまう、そんなお話です。

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2011/09/27

とってもきれなお話だと思います。高校生の時に初めて読みましたが、たまに読みたくなります。夏の終わりから秋の始まりに。

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2011/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これは素敵本。 文体がレトロであるということで敬遠していたのですが、読んでみるとレトロな文体から突き放されるのでなくて吸い込まれていく感覚になります。 空想と日常の境界が曖昧模糊で 混ざるようなとけるようなイメージです。 水盆の中の銀杏が銀色に変わる頃に秋がくる すてきじゃないですかあぁぁああああ!

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2011/08/16

小説に、意味や哲学を求める人がいる。 自分も時として、その群れの中にいると気付く。 しかしながら、本書を読み返すたびに そんな思いから解放され、純粋に虚構の世界へと潜り込めるのだ。 「読書は楽しい。ファンタジーは楽しい。」 いつも少年アリスを読んだ後はそう思う。 長野まゆみ作...

小説に、意味や哲学を求める人がいる。 自分も時として、その群れの中にいると気付く。 しかしながら、本書を読み返すたびに そんな思いから解放され、純粋に虚構の世界へと潜り込めるのだ。 「読書は楽しい。ファンタジーは楽しい。」 いつも少年アリスを読んだ後はそう思う。 長野まゆみ作品の魅力はなんと言っても、世界観。 それを作るのはレトロな文体と、奇麗な単語。 主人公はアリス、蜜蜂、耳丸。なんて愛おしい名前だろう。 理科室、教室、廊下。 子供にとっての日常は、日常であって世界の全てである。 そんな感覚は誰しも幼い日に記憶していることだろう。 主人公達もそんな、自分たちの小さな世界で どこか不思議な冒険を繰り広げるファンタジー。 ハリーポッターやナルニア国物語のような、 大味なファンタジーやアドベンチャーでは決してない。 現実に感じる不思議を曹達水で割ったような、 淡い淡いファンタジーである。

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