トムは真夜中の庭で 新版 の商品レビュー
挟んであったレシートを見ると2004年で、22年ぶりの再読。いい具合に忘れていて楽しめた。サルみたいが子供であったであろうトムが、いろんなことを考えたり、思いやりの心を持ったり、まさしく自分の"こころ"を持つようになっていく過程を仰々しくなく描いている。逆に、...
挟んであったレシートを見ると2004年で、22年ぶりの再読。いい具合に忘れていて楽しめた。サルみたいが子供であったであろうトムが、いろんなことを考えたり、思いやりの心を持ったり、まさしく自分の"こころ"を持つようになっていく過程を仰々しくなく描いている。逆に、トムが見える、ということは、本当に自分の"こころ"に必要なものに開かれている、というか、世間的なものに囚われていない、ということなのか。(バーティにトムは見えていない? トムもそうなってしまわない??) いろんなことを考えさせてくれる名作。
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自分の大切な時間は、他人には見えない。 そして自分の中に、"庭での出来事"があると思うだけで、きっと心強く生きていける。 途中から薄々気付いてしまったけど、それでもラストのシーンで目頭が熱くなった。とても良かった。 児童文学は、大人になってから読んでも大切なこ...
自分の大切な時間は、他人には見えない。 そして自分の中に、"庭での出来事"があると思うだけで、きっと心強く生きていける。 途中から薄々気付いてしまったけど、それでもラストのシーンで目頭が熱くなった。とても良かった。 児童文学は、大人になってから読んでも大切なことを教えてくれますね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
子どものときに読んでおけば良かった…と思った1冊。でも、大人でも十分楽しめる。 トムの現代イギリスと(それも今となってはだいぶ昔なんだけど)、ヴィクトリア朝時代のイギリスのゆったりとした時間の流れを堪能し、緑いっぱいの庭で楽しく遊ぶ子ども時代を追体験し、途中からは誰が幽霊?というスリルも出てきて、とても面白かった。児童書はハッピーエンドなのも安心して楽しめるポイント。 ただ、最近の子どもにとってはイマイチだったようで…展開が早い物語に慣れすぎてるからかな、昔の児童書のゆっくりテンポがいらいらするらしい。舞台が海外なのも馴染みがないんだろうな。ちょっと残念だけど、自分は楽しめて良かったわ。
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風景や庭園の描写は好きだったものの、主人公が男の子だからか?あまり引っかかる部分がなく…。かつて少女だったおばあさんの夢・時間と少年の時間が重なって起きた一夏の奇跡。 私たちは自分の中に子どもを持っているという作者の言葉が良い。
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久しぶりにいい本に出会えた。庭の美しさと癒やし、少年の心の動きの描写が澄んだ水のようなキレイさで描かれている。翻訳がおかしいところがたくさんあるけど、そのおかしさをはるかに超える気持ちよさ、心地よさを感じながら読み続けられた。映画があることを知ったので、近い内に見てみよう。
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小川洋子さんと平松洋子さんの対談「洋子さんの本棚」でお二人が子ども時代に読んだ本として挙げていた本。 読んだことが無いかったので、手を出してみる。 最初の数ページで、一旦断念。文体が合わない。1975年第1冊発行。 考えてみれば、僕も子供時分はこういう文章を読んでいたんだろうな...
小川洋子さんと平松洋子さんの対談「洋子さんの本棚」でお二人が子ども時代に読んだ本として挙げていた本。 読んだことが無いかったので、手を出してみる。 最初の数ページで、一旦断念。文体が合わない。1975年第1冊発行。 考えてみれば、僕も子供時分はこういう文章を読んでいたんだろうな。気を取り直して、再挑戦。 今だったら、もっと子供の気を惹くような書き方をするだろうなとか、少々納得できない箇所があったり、多分こういうオチだろうと予想した部分もあった。 子どもの時に読んだら、きっと違った感じ方をしたんだろうな。
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超メジャーで、読んでいて当然の一冊であるが、これまで手に取る機会がなかった。やっぱり読むべき時というものがある作品かと思う。その時に出会わなかったのが惜しまれる。描写は素晴らしいと思うし、トムの気持ちも分かることは分かるのだが、やはり当事者目線ではなく、どこか第三者の目線になって...
超メジャーで、読んでいて当然の一冊であるが、これまで手に取る機会がなかった。やっぱり読むべき時というものがある作品かと思う。その時に出会わなかったのが惜しまれる。描写は素晴らしいと思うし、トムの気持ちも分かることは分かるのだが、やはり当事者目線ではなく、どこか第三者の目線になってしまう。
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2025年の朝日新聞で大勢の知識人が「夏に読みたい3点」で作家の青山七恵が選書していた。 この本はどこの小学校にもある。名作だと言われているのも知っている。私は2度トライしたと思うが、1、2章で挫折してしまっていた。入り込めないのだ。 今回は大好きな青山七恵氏のおすすめなので、...
2025年の朝日新聞で大勢の知識人が「夏に読みたい3点」で作家の青山七恵が選書していた。 この本はどこの小学校にもある。名作だと言われているのも知っている。私は2度トライしたと思うが、1、2章で挫折してしまっていた。入り込めないのだ。 今回は大好きな青山七恵氏のおすすめなので、我慢して読み進めることにした。そうしたらハティが舌を出した辺りから俄然面白くなった。 ワクワクと物悲しさが混じる。最後はそうだろうなぁーと予想できる展開なのだが感動する。解説を読むとイギリスに行聞き大聖堂を観たくなる。
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弟がはしかにかかり、一人で親戚のお家に預けられたトム。 おじさんのアパートで退屈しきっていたトムは 真夜中、不思議な庭に通づるドアを見つけます。 バーネットの「秘密の花園」みたいな雰囲気。 ラストは期待を裏切らない「薄々そうだとは思ってましたよー!!」 魅力あふれる庭で、トムと一...
弟がはしかにかかり、一人で親戚のお家に預けられたトム。 おじさんのアパートで退屈しきっていたトムは 真夜中、不思議な庭に通づるドアを見つけます。 バーネットの「秘密の花園」みたいな雰囲気。 ラストは期待を裏切らない「薄々そうだとは思ってましたよー!!」 魅力あふれる庭で、トムと一緒に思いきり遊べる一冊です。
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主人公トムは、夏休みをおじさんの家で過ごします。その理由は弟ピーターが、はしかにかかったため。やむなく預けられるのです。 退屈な夏休みかと思うとそうではなく、真夜中になると、昼になかった素敵な庭園がトムの前に出現し、ハティという少女との出逢いがありました。想像の世界は広がります...
主人公トムは、夏休みをおじさんの家で過ごします。その理由は弟ピーターが、はしかにかかったため。やむなく預けられるのです。 退屈な夏休みかと思うとそうではなく、真夜中になると、昼になかった素敵な庭園がトムの前に出現し、ハティという少女との出逢いがありました。想像の世界は広がります。自然描写にうっとりです。 自分にとっての、ハティにとっての「時」や「時間」とは何なのか。自問自答するトム。 最後にトムが、真にハティのことを理解する物語の展開、構成は素晴らしいとしか言いようがありません。謎が解けたとき、感動が溢れました。 本書の巻末に作者ピアスの文章があり、この作品の理解が深められます。 ピアスの文章、最後の一文 「私たちはみな、じぶんのなかに子どもをもっているのだ。」
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