あたまをつかった小さなおばあさん の商品レビュー

ホープニューウェル【作】,松岡享子【訳】

2024/09/01

この前に読んでいた本で、頭が疲れていたので、一旦頭を柔らかくしようと思って選んでみた。

大人の頭と心で読んでいると、「え！そうするの！？」って、ツッコミどころ満載。
頭がいいとかじゃなくて、発想の転換、物事失敗とはしない、ということか…と思いながら読む。

最後の章は、幸福感で満ちてる。この章だけでも幸せになる。

2024/08/21

最後の章。
暖炉のそばに座って「あたまをやすめる」おばあさんの様子の描写だけで、この本を読んで良かったなと感じるくらい素晴らしかった。

作者さんはもしかしたらこれを描きたくて前の話を書いたのでは？と感じるくらいに実感がこもっていた。

いつかおばあさんの真似をして暖炉の前で座り、火を眺めたい。

2024/08/10

いろんなピンチを「あたまをつかっ」て乗り越えるおばあさん。正直、え、そんな方法でいいの？！とツッコミたくなるようなものばかりですが、本人が満足なら問題なし。ひとり暮らしでも、「びんぼう」でも、いつもゴキゲンに生きているおばあさんは、お手本にしたい人生の先輩です。他に2作あります。

2024/02/13

「おばあさんがエプロンをながくした話」の最後の「だから、わたしらいつもいうんだよ。あたまさえつかえば、にんげん、まい日でも、なにかあたらしいことをおぼえるもんだってね。」という部分が好きです。

問題解決のために、「あたま」を使うだけでなく、「あたま」を使えば、新たな気づきを得られること、時には楽しいことを考えることに「あたま」を使おうというメッセージを感じる本でした。

2022/11/15

『えんどうまめばあさんとそらまめじいさんの忙しい毎日』松岡享子　降矢なな共著　　に出てくるおはあさんと同じかわいらしくも生活に根差した小さなおばあさんが出てくる。
本書は1935年　ホープ・ニューウェル作。
この作者も不慮の火事で亡くなるまで仕事をつづけたという。

「つかわないんなら、あたまなんかもってたって、なんの役にたつね？」

わたしも、小さなおばあさんのような暮らしを工夫して明るく楽しめる、そんな女性になりたい。

2022/01/04

たくさん入っている挿絵が、可愛らしくてほっこりします。
こんな風に楽しく頭を使って、年を重ねていけたらいいと思いました。

2021/08/10

おばあさんが、はたけになにをうえたか、のはなしがおもしろかった。たまねぎだとおもってたのがチューリップ、チューリップだとおもってたのがたまねぎだったところがおもしろかった。あと、じぶんのことを「まぁなんてわたしはおばかさんなんだろう」というところがおもしろかった。

2021/06/30

挿絵は最低限なので、読む方も想像力を働かせながら読まないといけませんが、子どもと一緒に笑いながら読めれば。また、こういう話をおもしろい、と思える子が増えるといいと思います。

2021/03/17

あれ。これはちょっとまちがえちゃったのでは…？ということでも、自画自賛する、かわいいおばあさん。ガチョウのために12着の赤いベストを作ってあげるのと、たまねぎとチューリップの球根が分からなくなったけど植えてみて、その結果に対する言葉、この2つのお話が特にかわいかった。高齢独居？収入は？家族や友人は？健康状態は？他者とのつながりは？なんて現実的なことが頭をよぎる、おばさんになっている私。

2021/01/16

小さなお話の連作なので読み聞かせ向き。
7歳娘がおばあさんの少しずれた「あたまのつかいかた」が大変気に入った結果、全部通しで読まされるとは思いませんでしたが。
おばあさんの頭を使った結果はわりと前より良くなったかそれ？だったり、明らかな勘違いだったりするのですが、なにがあってもポジティブなおばあさんの一人暮らし生活が楽しそうで良いのです。