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カスピアン王子のつのぶえ カラー版 の商品レビュー

3.5

17件のお客様レビュー

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2024/05/30

第一作の数百年後。貴種流離譚。主人公の王子は殺されそうになるところを、反乱軍(アナグマとか!)を組織して対抗する。第一作に引き続き、旅の過程や物資不足のありさま、身内のいざこざなどが生々しく描かれるのはなかなかいい。

Posted byブクログ

2023/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

岩波書店ナルニア国シリーズ第二弾。前作ピーター王統治の時代からナルニアの時間では数百年後の世界。カスピアン朝の正統な後継者であるカスピアン十世はまだ幼かった。そのため叔父のミラースが摂政を務めているが、ナルニアの原住民を虐げようという彼の悪政のためナルニアは荒廃の一途をたどる。元のナルニアをもう一度見てみたいと思うカスピアン十世はミラースから追われる立場に。カスピアン十世の助けに応じナルニアに再び馳せ参じたピーター王はミラースと戦う。 児童文学とは思えないほどの裏切りの連続の展開に全く目が離せない。ピーター王、カスピアン十世、ミラースに加えてアスラン、さらには白い魔女の気配まで出てきて勢力は入り乱れる。決闘に向かうピーターが自分の最期を覚悟しているのがなんとも言えずかっこいい。その言葉を聞くエドがなにも言えずにいるのもたまらない。王として指名を果たそうとするピーターと、兄として慕っているエドの美しい兄弟愛の場面だ。ミラースの最後は敵としても切なかった。 テルマール人という存在が出てきたおかげでナルニアの国の謎が少しずつ解明されてきた。元々のナルニアの先住民とテルマール人にはそのルーツに大きな隔たりがあるのが分かったのが今作の大きな出来事だろうか。ピーター王たちも広い意味ではテルマール人の祖先と同じ生まれとなるのだろう。「いこう、ぼくらの番がきた。」というピーターの言葉に全てが含まれている。

Posted byブクログ

2023/06/16

最後、エドマンドが、お誕生日にもらった新しい 懐中電灯をナルニアにおいてきてしまったのがおもしろかった。

Posted byブクログ

2022/09/06

ファンタジー全開のライオンと魔女から、こちらは人間同士の争い、神や小人を信じない時代のナルニア国から始まる。 それがだんだん見えていく様がワクワクする。

Posted byブクログ

2022/01/27

ナルニア国物語第2巻。4人の子どもたちが再びナルニア国で大活躍。王位継承をめぐる諍い、滅ぼされたかと思われた古のナルニア人との邂逅、時空を超えた不思議な物語の顛末。前作におとらず展開がスピーディで面白かった!ひと夏の冒険を終えて帰ってきた、みたいなジュブナイル感のあるラストが好き...

ナルニア国物語第2巻。4人の子どもたちが再びナルニア国で大活躍。王位継承をめぐる諍い、滅ぼされたかと思われた古のナルニア人との邂逅、時空を超えた不思議な物語の顛末。前作におとらず展開がスピーディで面白かった!ひと夏の冒険を終えて帰ってきた、みたいなジュブナイル感のあるラストが好き。アスランの存在感がますます強くなっていくのは宗教的で、そのあたりは人によって好みが分かれるのかも。

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2016/06/04

なぜこんなに、ワクワクするんだろう。 自分たちが神話になっていて満を持して登場する、そのワクワク感。 アスランが森の者どもを目覚めさせていくワクワク感。 そして、最後に子どもたちだけに共有される秘密。 言葉も素晴らしく、原文はどういう表現なんだろうと思わずにいられません。瀬田貞...

なぜこんなに、ワクワクするんだろう。 自分たちが神話になっていて満を持して登場する、そのワクワク感。 アスランが森の者どもを目覚めさせていくワクワク感。 そして、最後に子どもたちだけに共有される秘密。 言葉も素晴らしく、原文はどういう表現なんだろうと思わずにいられません。瀬田貞二氏の訳も素晴らしいのでしょうけれど。物語のトーンを訳がサポートしているように感じます。

Posted byブクログ

2012/01/30

安定のアスラン! アスランでてくるとほっとするー ありがちな筋だけど、 たまにあっとおどろくようなことがありました。 あと、あんまり文が入ってこなくて、 何度も読んだ箇所がちらほら。 ピーターとスーザンにはもう会えないのかー。 さみしいな。

Posted byブクログ

2010/04/09

 ナルニア国物語。順番的にはそうじゃないが歴史順には第4作目(ウィキペディア参照)。大人になるってちょっと寂しいな、と思わせる物語。でもワクワク感は相変わらずだし、次が楽しみ。読めば読むほど先が楽しみになる。

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2009/10/07

映画を見た後、原作版を見ています。 やっぱりというか、なんというか、小説の方がおもしろいよね? 映画だとどうしても説明不足なところが出てくるので、それはしかたないところかもしれません。 特に、カスピアンがなかなかつのぶえを吹かないところとか、兄弟たちにナルニアでの経験が蘇って...

映画を見た後、原作版を見ています。 やっぱりというか、なんというか、小説の方がおもしろいよね? 映画だとどうしても説明不足なところが出てくるので、それはしかたないところかもしれません。 特に、カスピアンがなかなかつのぶえを吹かないところとか、兄弟たちにナルニアでの経験が蘇ってくるところとかは、映画では表しきれないところで、原作を読んですっきりしました。 あと、この「カスピアン王子」のなかで示されているキリスト教的なお話って、なんなんだったのかという疑問が、映画を見たときにあったのです。 これも、今回、原作本を読んで、すっきりしました。 これ、2巻目も、テーマは、キリストの復活ですね。*1 1巻目も、キリストの死と復活だったのですが、2巻目も、同じテーマです。 ただし、視点が違う。今度は、使徒から見たキリストの復活なわけです。 アスランの1番のお気に入りルーシィは、だからきっと、イエスの妻・マグダラのマリアなんだろうなと思った。

Posted byブクログ

2009/10/07

映画を観てから読むと、大分違うことに気付く。 映画は色々盛り上げてる気がした。ヘタレキャラとか恋愛とか

Posted byブクログ