君よ知るや南の国 の商品レビュー
ゲーテの教養小説「ウィルヘルム・マイスターの修業時代」の児童向け版。題名の「君よ知るや南の国」は作中でヒロインのミニヨンが歌う歌からとられている。長らく絶版のようで、図書館にて読了。金持ちの商人の息子ウィルヘルムが、集金の旅の途中でサーカスに売られた少女ミニヨンを買い取り、紆余曲...
ゲーテの教養小説「ウィルヘルム・マイスターの修業時代」の児童向け版。題名の「君よ知るや南の国」は作中でヒロインのミニヨンが歌う歌からとられている。長らく絶版のようで、図書館にて読了。金持ちの商人の息子ウィルヘルムが、集金の旅の途中でサーカスに売られた少女ミニヨンを買い取り、紆余曲折の果てに誰も救えませんでした、というなんだか腑に落ちない筋書き。ミニヨンの父親が兄に頭を下げてサーカスから買い取ってやって、兄の元で育ててもらえば万事解決じゃないの、という無粋な感想を抱いてしまう。前近代的な価値観がちりばめられている。ただし「君よ知るや…」の歌詞はまことに美しい。
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