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二十四の瞳 の商品レビュー

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2011/07/07
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※このレビューにはネタバレを含みます

わりと短い小説なのですが18年という歳月が流れます。 その間に第二次世界大戦がおこり、主人公の大石先生も、12人の生徒も、すっかりかわってしまいます。 現代でも18年経てば同窓生もまったく違う人生を歩んでいるだろうけれど、家柄や家庭の事情など制約の多かったこの時代には、もっと振れ幅大きく、12人はいろんな人生を歩みます。 実際人生というのはそんなものだという著者のいち人間としての実感が、静かに伝わってきます。 生徒一人一人のキャラクターに注目してもう一度読みたいです。

Posted byブクログ