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警官の血(下) の商品レビュー

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64件のお客様レビュー

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2009/10/04

噂通り素晴らしい作品でした。細かいエピソードがちりばめられているのですが、それぞれ深く描くことなく淡々と時代が流れていく手法は、好みがあると思いますが、これはこれでいいと思いました。NHKの大河ドラマの年末に放送される総集編(2時間×3本)をみているような感じで(笑)。これを宮部...

噂通り素晴らしい作品でした。細かいエピソードがちりばめられているのですが、それぞれ深く描くことなく淡々と時代が流れていく手法は、好みがあると思いますが、これはこれでいいと思いました。NHKの大河ドラマの年末に放送される総集編(2時間×3本)をみているような感じで(笑)。これを宮部ならそれぞれのエピソードを深く掘り下げて書き込んで、なおかつすべてのことが最後にはつながってくるんでしょうがね。クライマックスである和也の章は読み応えありましたね。ただ最後、和也が監察を受け早瀬とのやりとりを録音したICレコーダーを盾に突っぱねるシーンは必要だったんだろうかね。早瀬との面会の後、父親・祖父の想いが和也のなかで昇華された時点でこの物語は終了のような気がする。読後感を気持ちよくという意味で付け加えるならば、「その後、和也は立派な“警官”になりました、めでたしめでたし」でよかったよね。

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2009/10/04

2008/4 下巻は上巻に比べて、より複雑な人間関係が描かれていく。3人の対照的な警察官としての立場。そして隠された真実が絡み合ってとても楽しめる一冊と言える。

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2009/10/07

親子三代に渡る警察官の話。 それぞれの世代が抱える時代を絡めつつも、大きな流れがブレずに読ませる。 このミス1位も納得。

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2009/10/04

安城清二、民雄、和也の三代警官。戦後から現代へ、どうつながっていくのかと思ったけど、それぞれで時代を反映したストーリーがあって、警官となった根拠・根本からさ以後には真相がわかる。上司・恋人の登場の仕方もいい。違うストーリーを読んでいるようで、でもつながっている。これは面白かった。...

安城清二、民雄、和也の三代警官。戦後から現代へ、どうつながっていくのかと思ったけど、それぞれで時代を反映したストーリーがあって、警官となった根拠・根本からさ以後には真相がわかる。上司・恋人の登場の仕方もいい。違うストーリーを読んでいるようで、でもつながっている。これは面白かった。このミス1位納得。'08.2.6

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2011/07/17

戦後警官となった安城清二。混乱の東京で念願の駐在勤務となるが、上野と谷中で起きた2件の殺人事件に関わるうちに・・・。父を見て育ち駐在勤務を希望した息子の民雄は全共闘時代に警官となり身分を隠して北大に通い学生運動を追う。やがて民雄も父と同じ駐在勤務となり父の追った事件を掘り起こすが...

戦後警官となった安城清二。混乱の東京で念願の駐在勤務となるが、上野と谷中で起きた2件の殺人事件に関わるうちに・・・。父を見て育ち駐在勤務を希望した息子の民雄は全共闘時代に警官となり身分を隠して北大に通い学生運動を追う。やがて民雄も父と同じ駐在勤務となり父の追った事件を掘り起こすが。。。孫の和也も警官となり、祖父、父が追った因縁の事件に出会っていく。最後の犯人はちょっとがっかり。警察官の物語として読めば面白いけど、ミステリーとしてはいかがでしょうか。

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2009/10/04

三代目が警官になった時には、時代は平成で。 あ、あの事件のことね、ってわかる内容も多く、入り込めるのですが、 全体的に昭和の雰囲気を感じながら読んでました。 何でだろう? 警察小説って他に読んだ事ないのですが たぶんこれっておもしろいと思う。 よくよく聞いたら『このミス』の大...

三代目が警官になった時には、時代は平成で。 あ、あの事件のことね、ってわかる内容も多く、入り込めるのですが、 全体的に昭和の雰囲気を感じながら読んでました。 何でだろう? 警察小説って他に読んだ事ないのですが たぶんこれっておもしろいと思う。 よくよく聞いたら『このミス』の大賞でした。 納得!

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2009/10/31

親子3代にわたる警官の話。 2代目の途中から3代目まで。 すごくシブかった。 話の最後まではあっけなかった気もするけど、それぞれの警官になるまでとなってからの過程がよかった。

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2009/10/04

警察官3代各人が事件を解決するなか初代の無念が末裔で明らかにされる。戦後の第一線警察官に対するオマージュ的作品。

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2009/10/04

孫になってはじめてわかる色々な真相と、それに立ち向かう孫自身の葛藤が最後に嵐のように降ってくるのがすごかった。眠りたい時間を越えて読みきってしまいました。確かに大賞に薦められたのも判る気がします。

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2009/10/04

上下2巻ですが、すっと入り込んで一気に読めました。さすがは佐々木譲。文体にゆるぎないし、ストーリー展開も巧いです。親子3代に渡る警視庁警察官の話しなのですが、戦後から現代までの世相を絡めたストーリーが巧みで、しかもそこに祖父の死、父親の死という謎解きを絡めて非常に面白かったです。...

上下2巻ですが、すっと入り込んで一気に読めました。さすがは佐々木譲。文体にゆるぎないし、ストーリー展開も巧いです。親子3代に渡る警視庁警察官の話しなのですが、戦後から現代までの世相を絡めたストーリーが巧みで、しかもそこに祖父の死、父親の死という謎解きを絡めて非常に面白かったです。話が唐突に飛んでたりする感じがあるかもしれませんが、全てがラストへの伏線になっていたりするので気をつけるべしです。非常に面白かったが、これが今年のこのミス国内編の1位だったんですかね?1位は高すぎるかなと思いますが、佐々木譲はここ数年非常にレベルの高い作品を書いているので、合わせ技1本という感じですかね。けど、普通におススメ。

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