警官の血(上) の商品レビュー
2008/4 三代にわたる警察官の物語。上巻の書きだしはなんと谷中の五重塔が燃え落ちる瞬間。内容にもどんどん引き込まれるが、土地勘のある場所なので余計に臨場感を強く感じる。
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親子三代の警官のお話。 上巻は戦後史みたいな感じ。 でも、読みやすいと思います。 ちょっと個人的に身近に感じてしまいます。 なんか、共感してしまう部分がたまにあります。 会社の先輩に借りて読んだ本。
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理想の駐在所巡査であった父が突然の不審死。長男が志を継ぎ警察官となるが道は厳しい。ところで、次男はどうなったのだろうか。
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ミステリー嫌いなのですが、大賞とかを受けている作品だと聞いたので手に取る。祖父、父、孫と家族三代で警視庁勤務という家系のそれぞれの物語。その長い年月の中に時効を超えて根付く1本の事件の真相。世代間の隔たりが、うまく物語を3つに分けてくれて飽きずに読めた気がします。【続】
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上下2巻ですが、すっと入り込んで一気に読めました。さすがは佐々木譲。文体にゆるぎないし、ストーリー展開も巧いです。親子3代に渡る警視庁警察官の話しなのですが、戦後から現代までの世相を絡めたストーリーが巧みで、しかもそこに祖父の死、父親の死という謎解きを絡めて非常に面白かったです。...
上下2巻ですが、すっと入り込んで一気に読めました。さすがは佐々木譲。文体にゆるぎないし、ストーリー展開も巧いです。親子3代に渡る警視庁警察官の話しなのですが、戦後から現代までの世相を絡めたストーリーが巧みで、しかもそこに祖父の死、父親の死という謎解きを絡めて非常に面白かったです。話が唐突に飛んでたりする感じがあるかもしれませんが、全てがラストへの伏線になっていたりするので気をつけるべしです。非常に面白かったが、これが今年のこのミス国内編の1位だったんですかね?1位は高すぎるかなと思いますが、佐々木譲はここ数年非常にレベルの高い作品を書いているので、合わせ技1本という感じですかね。けど、普通におススメ。
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(宣伝コピーから)汝の父を敬え―制服の誇り、殉職の美談、隠蔽された真実。戦後闇市から全共闘、そして現代まで、警察官三代の人生と時代の翳を描ききる警察小説の最高峰。(感想)佐々木譲さんの作品はこれがはじめて。読み進むうちにどんどんストーリーの中に引き込まれ、あっという間に下巻へ。
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面白かったです。上下一気に読みました。戦後から現代に渡り親子三代警官になった一族の物語です。全ての世代の展開が面白かった。誰もが警官になろうとするその志は清廉であったのでしょう。祖父の代の戦後の混乱期の日本と、息子の代の激しい学生運動の時代と。そして現代の警視庁内の汚職という問題...
面白かったです。上下一気に読みました。戦後から現代に渡り親子三代警官になった一族の物語です。全ての世代の展開が面白かった。誰もが警官になろうとするその志は清廉であったのでしょう。祖父の代の戦後の混乱期の日本と、息子の代の激しい学生運動の時代と。そして現代の警視庁内の汚職という問題と。全ての時代に読み応えがありました。もともと祖父の代の時代背景に興味があって手に取ったのだが、これがすごく面白かったし、息子の代は筆者自身に思い入れが強いのか、かなり緻密に書かれていて、一番興味がなさそうな展開だと思っていたのが、なんだか旦那がえらく共感を持っていろいろ説明してくれたのでがその時代をリアルタイムに過ごしていないのが残念なくらいで、セクト内でスパイ活動をするぎりぎりの恐怖とか読み応えがありました。息子の代が、まさに今の私と同世代。人の営みが戦後の混乱からこうして流れて続いているのだ、ということが妙に実感させられた。息子が今後どのように暗躍していくのか、気になるところだが祖父の死の謎解きと共にこの小説が終わる形で好ましい思う。
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親子三代にわたる警官の物語を、それぞれの信念を縦糸に、激動の時代背景を横糸にして、控えめな力強さで見事に描ききっている。警官を志したスタート地点から、組織の中で葛藤とジレンマに苦悩しながらも、己の警官としての人生を必死に生きようとするプロセスは、リアリティがあって実に読み応えがあ...
親子三代にわたる警官の物語を、それぞれの信念を縦糸に、激動の時代背景を横糸にして、控えめな力強さで見事に描ききっている。警官を志したスタート地点から、組織の中で葛藤とジレンマに苦悩しながらも、己の警官としての人生を必死に生きようとするプロセスは、リアリティがあって実に読み応えがあった。謎をどう扱うのか、危惧しながら読んでいる部分もあったが、結果的には理想的な場所に着地出来たように思う。残念に感じたのは、筆致の淡白さ。キャラに共感しようにも、作中の浅い部分での描写では、読み手の内側にはなかなか入ってこない。がしかし、作者の作品に対する視点には好感が持てたので、あと何冊かリピートしようとは思っている。
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警官親子三代にわたる壮大なスケールで物語は進むんです。昭和の空気なんかも、まるでそこにいるかのように感じられます。臨場感たっぷり。ドキドキも満タン。 下巻がめちゃくちゃ気になります!!
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祖父-父-子と三代続く警官の物語。上巻は起承転結の「起」で終わっているような気がします。冗長と言ってもいいくらい長いんじゃないかなぁ。
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