警官の血(上) の商品レビュー
おもしろかった・・・。 結末はそんなにすっきりしないんだけど、 途中の展開とか、 警官をひとりの人間として描いているところとか、 硬派でよかった。
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先輩からオススメされて読んだ本。2008年このミス1位、直木賞ノミネート。警察小説の最高峰(らしい)。 戦後間もない、警察組織が生まれたその時から現代まで続く「安城」の名に連なる三代の警官達の物語。昭和から平成へ変わる時代の中で、いつも迫られる警察という正義の在り方がモノクロのよ...
先輩からオススメされて読んだ本。2008年このミス1位、直木賞ノミネート。警察小説の最高峰(らしい)。 戦後間もない、警察組織が生まれたその時から現代まで続く「安城」の名に連なる三代の警官達の物語。昭和から平成へ変わる時代の中で、いつも迫られる警察という正義の在り方がモノクロのようなタッチで描かれた作品。感想は下巻。
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2008年125冊目。佐々木譲さんの大作です。年明けのスペシャルドラマでOAされます。谷中天王寺五重塔焼失事件、大菩薩峠事件等々実際の事件を織り交ぜながら、ストーリーは進んでいきます。
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このところワケわからん話軽い話ばっか読んでたので、この堅実で重厚な話が非常に新鮮で面白く、けして読みやすい話ではないのにどんどん進めてしまった。終戦後〜連合赤軍の頃の話だしかなり筋は暗いのだが、主人公父子のきまじめな人柄には非常に好感が持て、この先民雄が父の死の謎を解いていくのだ...
このところワケわからん話軽い話ばっか読んでたので、この堅実で重厚な話が非常に新鮮で面白く、けして読みやすい話ではないのにどんどん進めてしまった。終戦後〜連合赤軍の頃の話だしかなり筋は暗いのだが、主人公父子のきまじめな人柄には非常に好感が持て、この先民雄が父の死の謎を解いていくのだろうと思いつつ、図書館から下巻が来るのを待ち続けます;;いつ来るかなあ;;
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これは大河ドラマですね。今度TVになるそうな。 去年のこのミス1位だったのにここまで読んでこなくてすみません。 警察モノは横山さんのでちょっと・・・でしたが、これはぐいぐいと引き込まれました。
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地味なお話なんですが、三世代に渡ってという所が面白い。昔の警察のあり方ということも学べたように思います。 犯人はすぐわかっちゃうので推理小説ではないです。展開も結構読める。 けど戦後史をよく知らないあたしにとってとても勉強になりました。 仕事への情熱がかっこいい。 三世代目の最...
地味なお話なんですが、三世代に渡ってという所が面白い。昔の警察のあり方ということも学べたように思います。 犯人はすぐわかっちゃうので推理小説ではないです。展開も結構読める。 けど戦後史をよく知らないあたしにとってとても勉強になりました。 仕事への情熱がかっこいい。 三世代目の最後はなかなか好きな感じの人になってましたが、二世代目の人はもうちょっと報われて欲しかったなぁ…。 それと私は刺激に飢えてるのでもっとハラハラドキドキした本がすきなのでこれはちょっと自分と趣味が合わないかな。 警察小説なら横山秀夫さんが一番好きです。
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言わずとしれた佐々木譲の大作です。 いろんなところで書評が出ていますが、確かに警察小説と言うより、警察の歴史小説を読んでいる感じでした。 ただ読者を引き込ませる文章はさすが! 5,600ページある上下巻を、1日かからずに読んでしまいました。 中盤がかなり盛り上がった分、ラス...
言わずとしれた佐々木譲の大作です。 いろんなところで書評が出ていますが、確かに警察小説と言うより、警察の歴史小説を読んでいる感じでした。 ただ読者を引き込ませる文章はさすが! 5,600ページある上下巻を、1日かからずに読んでしまいました。 中盤がかなり盛り上がった分、ラストが・・・消化不良です・・・
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上下の「上巻」 3代にわたって、警官になり、1代目「清二」の追っていた事件、「清二」の死の謎を追う。 と言うのが、上巻の件。 2代目息子「民雄」は意思とは違う、公安の潜入捜査官となり、精神的に病んでしまう。 上巻は「清二」・「民雄」の視点が書かれている。 ただ、世代背景...
上下の「上巻」 3代にわたって、警官になり、1代目「清二」の追っていた事件、「清二」の死の謎を追う。 と言うのが、上巻の件。 2代目息子「民雄」は意思とは違う、公安の潜入捜査官となり、精神的に病んでしまう。 上巻は「清二」・「民雄」の視点が書かれている。 ただ、世代背景が多く書かれているが、個人的に「民雄の頃の学生運動」の所は、 知らないので、読むのに少し苦労した。 それでも、めちゃめちゃ、面白い。 「清二」も「民雄」の所も省略的な所が無く、どう言う警察人生を送っていたのかが、 丁寧に、それでいて、簡潔に少し謎を残して書かれているので、 下巻が気になります。
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三代にわたり警察官の道を選んだ安城家の物語を三部構成で描いています。主人公は第一部が清二。第二部が息子の民雄。父の死後、父とその同期の姿をみて育った民雄も警察官になります。神経を病みながら手柄をたてつつ、やっと念願の派出所勤務になる、というところで上巻が終わりました。民雄が父の...
三代にわたり警察官の道を選んだ安城家の物語を三部構成で描いています。主人公は第一部が清二。第二部が息子の民雄。父の死後、父とその同期の姿をみて育った民雄も警察官になります。神経を病みながら手柄をたてつつ、やっと念願の派出所勤務になる、というところで上巻が終わりました。民雄が父の死の真相を解明するキッカケを掴みつつあり、下巻が楽しみです。 頁数は多いですが、無駄な言葉を削ぎ落とし簡潔・明確な文章で書かれているので、とても読みやすく、一気読みでした。 随所に時代背景、様々な事件を盛り込んであり、読み手を飽きさせない作者の筆力、うまさを感じました。
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非常に面白い。淡々としたトーンで物語は進行していくが、読んできて飽きることもなく、世界に引き込まれていく。サラサラっと流れていくところに物足りなさを感じることもあるかもしれないが、あくまで清二、民雄の章は序章として描かれているのだ、と思うようにしている。なので上巻はこれでOKで、...
非常に面白い。淡々としたトーンで物語は進行していくが、読んできて飽きることもなく、世界に引き込まれていく。サラサラっと流れていくところに物足りなさを感じることもあるかもしれないが、あくまで清二、民雄の章は序章として描かれているのだ、と思うようにしている。なので上巻はこれでOKで、様々な伏線がどう展開されるのかを含めて下巻に期待。
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