勘違い敬語の事典 の商品レビュー
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敬語を"型"で覚えれば、「勘違い」とか「間違い」とか言われない品格ある日本語になることが分かりました。 以下は、印象に残った勘違い敬語です。 ・お気をつけて ・お問い合わせ先 ・ご静養されました ・ピザはお持ち帰りできます ・お喜びになられた ・おっしゃられた ・神にお誓い申し上げた次第です ・生活ができなくなる方々がいらっしゃるということですね ・篠原さんはご逝去になられました ・送らさせていただきます ・夏目漱石氏 ・慶長3年8月豊臣秀吉が亡くなります ・とんでもございません ・おっしゃられてこられた ・大変お求めやすい価格です 解説は、周辺事例が多く理解しやすいと思います。 ↓ P.337 E=複合語になった言葉には「お」は付けないほうが安全です。 「お付き合い」ならよいのですが、「つきあい方」となると複合語ですから、「お」は付きません。同じような例には、次のような語があります。 ・お天気予報 ・お荷物係 ・お申し込み番号 ・お召し上がり方 ・ご出発時間 ・お払い戻し窓口 ・お問い合わせ先 特に「お問い合わせ先」という用語は、おわび広告でよく見られます。 「お問い合わせ」は顧客の動作ですが、「問い合わせ先」は広告を出した業者側の部門です。つまり、こんな所に「お」を付けたのでは、敬意のつもりが逆転していることになります。
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