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世界の終わりの終わり の商品レビュー

3.2

21件のお客様レビュー

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2021/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

脳内に妹と影という存在を持つ男。 作家を目指し書籍化するが6冊出して全部売れず、講談社から見捨てられた作家。 復習のための小説を書くため北海道から上京するが、小説が全く書けない。 変な宗教少女と同棲することになり、その少女も自殺する。 狂気のはざまの中で、男は再生できるのか?という話。 面白いかどうかは、人によるかもしれない。 創作をやっている人なら、読む価値があると思う。

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2014/03/29

2014 3/28読了。 ゆやたんがマジで売れていない時期から復活してくる時期くらいにかけて、新現実に書いていた話。 ずっと前に買ってたのにしばらく置いていたのを再読。 ジャケット外して、隠れていたカバーを見て「ああ、こういう感じなんか懐かしい」とか思ったり、なんだり。 妹押しと...

2014 3/28読了。 ゆやたんがマジで売れていない時期から復活してくる時期くらいにかけて、新現実に書いていた話。 ずっと前に買ってたのにしばらく置いていたのを再読。 ジャケット外して、隠れていたカバーを見て「ああ、こういう感じなんか懐かしい」とか思ったり、なんだり。 妹押しとか、一見のギャルゲっぽさとか、中身の妄想的な感じとか、サリンジャーっぽさとか。ゼロ年代を感じて良い。 最後、まったくの絶望で終わることはないだろうと思ったけど、案の定かというか、ゆやたんが立ち直ってきたからこっちに行ったんだろうか。 夢が叶うってどういうことなのか、とかなんとか。

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2014/11/18

作家の今までに辿って来た経緯、それからの悩みをコミカルに描いたのかな、という印象。 孤独に物語の重要性があると思いこんでいたが、主人公が脳内で創造した妄想の産物の妹と話すという場面がちらほらあったり、人物との会話がメインになっているような気がした。これじゃラノベじゃないか。言葉遊...

作家の今までに辿って来た経緯、それからの悩みをコミカルに描いたのかな、という印象。 孤独に物語の重要性があると思いこんでいたが、主人公が脳内で創造した妄想の産物の妹と話すという場面がちらほらあったり、人物との会話がメインになっているような気がした。これじゃラノベじゃないか。言葉遊びによる文章は改行も含め字数稼ぎにも思えてならない(こういう小説に読みなれていないからかもしれない)。内容を説明すると、まあ何とも難しい代物だが、現代版メフィスト風「ライ麦畑でつかまえて」とかになるのかな、またはそれを壊そうとするかのような反社会的方向に向かう小説。結論を言えば違うだろうけど、大筋はそんなところから大きく外れたりはしてないと思う。 自分が読んだのは単行本なのだけれど、表紙は東京タワー(?)なんかを彷彿させる網目の影が交差しているだけの特徴もないようなデザイン。しかし、そのカバーを取るとまるっきり違うデザインが! これには一杯食わされた。

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2013/08/31

佐藤友哉さんの小説である。 『1000年後に生き残るための青春小説講座』で書いていたことを、小説で実践した作品なのかなと思って手にとった。 作家の挫折と再生。夢を叶えたあと、いかにその夢を持続させるか。 個性的なキャラが出てきたりして、寓話的な感じ。イチオシ作品だ。

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2012/08/25

かなり久々の佐藤友哉。相変わらずの自虐ネタを織り交ぜたような何とも言えない作風である。でも嫌いじゃないよ。

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2012/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

目次 『世界』の終わり  悪いのは全部 君だと思ってた くるっているのは あんたなんだって つぶやかれても ぼんやりと空を 眺めまわしては 聞こえてないふり(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT/世界の終わり) 『世界の終わり』  人々は愛し合い 傷付け合う機会を もてあそんだ(THEATRE BROOK/世界の終わり) 『世界の終わり』の終わり  Why do the birds go on singing? Why do the stars glow above? Don't they know it's the end of the world It ended when I lost your love(Skeeter Davis/The End of the World) ここは世界の終わりの終わり。 ここぞ世界の終わりの終わり。 ここで世界の終わりの終わり。 ここが世界の終わりの終わり。 青春という青春を地獄の業火で焼きつくし、 才能という才能が絶望の業火で燃え終わり、 最後という最後に勝利の聖火で世界を行進。 すばらしく最悪ながらも美しき世界の更新。 これは……そうした物語だ。 誰も読んだことがない物語。 誰も読んではいけない物語。 それでは、お楽しみ下さい。 願わくば、どうか最後まで。 ここは世界の終わりの終わり。 ここぞ世界の終わりの終わり。 ここで世界の終わりの終わり。 ここが世界の終わりの終わり。 世界が終わり、さらにもう一度終わったら、そのあとには、はじまりしか残っていないのだから。

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2011/07/13

引用しまくりの所謂一つの青春小説。いろいろな気持ちが浮かんだけど言葉にならない。この人の持ってる引き出しはかっこいい!あとこの人の女の子はかわいい!なんか全然違うけどGOを思い出した。この人のやつはどこまでが私小説なのかわからん。なんというか引用と言葉の盛り合わせが大竹伸朗のコラ...

引用しまくりの所謂一つの青春小説。いろいろな気持ちが浮かんだけど言葉にならない。この人の持ってる引き出しはかっこいい!あとこの人の女の子はかわいい!なんか全然違うけどGOを思い出した。この人のやつはどこまでが私小説なのかわからん。なんというか引用と言葉の盛り合わせが大竹伸朗のコラージュのような奇妙な魅力と迫力と説得力を持っていた。あとこの人の繰り返しはなんか狙ってる感が無くて良い。

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2011/05/13

犬死にしないために世界に仕返せ。でも惑わされる自殺しそうになる抜け出せない滅びかけてるどうにもならない。 夢が叶った後の苦闘小説。

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2011/01/23

私小説が読みやすいと思う方にはいいんじゃないかな。太宰とか。モテない太宰は学歴と家柄が残るけどこのお兄ちゃんには何もない。 読者を振り回してる感じがあまり好きじゃなかったので、星2つ。

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2010/06/21

私小説ですかね。 初めて読みました。同い年の作家さん。 イッチャッてる! 作家を職業とするのは血ミドロなのですねえ。 憧れてるだけが幸せなんかもしらんが…憧れるゥ!

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