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世界の終わりの終わり の商品レビュー

3.2

21件のお客様レビュー

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2009/10/08

 作家になるという夢をかなえたものの、そのあまりの売れなさに作家としての道を閉ざされた「ぼく」が、田舎町を捨て都会に復讐するために上京し、頭のおかしな行為を繰り返しながら、何度も自答して何度も自滅して何度も終わりを迎えるおはなし。  この作者ほんとうに妹が好きなんですね。こわい...

 作家になるという夢をかなえたものの、そのあまりの売れなさに作家としての道を閉ざされた「ぼく」が、田舎町を捨て都会に復讐するために上京し、頭のおかしな行為を繰り返しながら、何度も自答して何度も自滅して何度も終わりを迎えるおはなし。  この作者ほんとうに妹が好きなんですね。こわい……。

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2009/10/04

「自分を失いつつある若者が嫌っていた故郷に戻ると  忘れかけていた小さくて大切なものを上手に発見できるっていう  物語の原理を発動させたいんでしょう?  ありきたりな展開を期待して、この町に戻ってきたんでしょう?」

Posted byブクログ

2009/10/04

佐藤さんの表現は好き。 ただ、登場人物(特に女性)が 自分的に気に食わない(笑)感じで 読んでいて複雑な思いをした。 読み進めたいのに、 腹がたつ感覚。

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2009/10/04

げらげら。ユヤタソ可愛い。目を離した隙(その隙が5年間という結構な長さで、私がそれをさりげなくスルーしていたことがとてもシニカル)にこんな楽しいことになってるとは知らなかった。水没ピアノは伏線なのか。「超絶美形古本屋助教授探偵」というフレーズは耳が痛んだ。腹抱えて笑ったけど。

Posted byブクログ

2009/10/04

タイトルがやっぱりすごい、っていうのと世界の終わりって言葉にあらためてはっとさせられる いでくんがミッシェルは世界の終わりっていう曲をつくったってだけでもうすごい、っていうのと似ている ぱっとよむと佐藤友哉本人のことかと思わせられるけど、その事実と事実じゃないところのなぞり方と、...

タイトルがやっぱりすごい、っていうのと世界の終わりって言葉にあらためてはっとさせられる いでくんがミッシェルは世界の終わりっていう曲をつくったってだけでもうすごい、っていうのと似ている ぱっとよむと佐藤友哉本人のことかと思わせられるけど、その事実と事実じゃないところのなぞり方と、人の自分勝手さとかがかいてあるところがいいと思う ただ文章自体はこまぎれだったり勢いもあんまりなくて閑散としていて読み進みにくい、というか自分が普段読み飛ばしている部分の(読まなくてもいい部分の)ところが中心で、そのせいで世界の終わりに関する曲まで集めて書いてしまっている(立花ハジメとロウパワーズまで・・・!) そういう人生のBGMが流れている脳みそ世界と世界の入り混じり方をぶつんぶつんと終わらせたりしているかんじ

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2009/10/04

私的にはあんまりでした。 でも友達には借りて読んで良かったから買った という子も。 人それぞれかな

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2009/10/04

小説家の夢を断たれた「僕」は、復讐の物語を紡ぐため東京へ向かうが――夢をあきらめさせられた若者の、苦しくも美しき蹉跌と再生の物語。 これは世界の終わりの終わり。これぞ世界の終わりの終わり。 これで世界の終わりの終わり。これが世界の終わりの終わり。 青春という青春を地獄の業火で焼...

小説家の夢を断たれた「僕」は、復讐の物語を紡ぐため東京へ向かうが――夢をあきらめさせられた若者の、苦しくも美しき蹉跌と再生の物語。 これは世界の終わりの終わり。これぞ世界の終わりの終わり。 これで世界の終わりの終わり。これが世界の終わりの終わり。 青春という青春を地獄の業火で焼きつくし、 才能という才能が絶望の獄火で燃え終わり、 最後という最後に勝利の聖火で世界を行進。 すばらしく最悪ながらも美しき世界の更新。 これは・・・・・・そうした物語だ。 誰も読んだことない物語。誰も読んではいけない物語。それでも、お楽しみ下さい。願わくは、どうか最後まで。

Posted byブクログ

2009/10/04

佐藤君好きとして読みました。 最初から最後までかなり好きです。 佐藤さんの妹がかなり素敵。 「お兄ちゃんを再生させることが妹の役割です。」

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2009/10/04

2007.12.16自伝小説(?)。結局、事実は言葉にした瞬間に嘘になる訳なのでフィクションということにしておきましょう。ノンフィクション小説なんてこの世にあるはずがないじゃないですか。

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2009/10/04

ずっと読みたい作家さんの1人でした。いい意味で、最初から最後まで一気に突き抜ける感じ。ちょっと面食らったりもしましたが…(笑)夢がかなってしまった後、どんどん落ちていくばかりの「自分」。落ちるまで落ちたら、また始めるしかない、という多少なりとも未来の見える終わり方が良かったです。...

ずっと読みたい作家さんの1人でした。いい意味で、最初から最後まで一気に突き抜ける感じ。ちょっと面食らったりもしましたが…(笑)夢がかなってしまった後、どんどん落ちていくばかりの「自分」。落ちるまで落ちたら、また始めるしかない、という多少なりとも未来の見える終わり方が良かったです。(2007/11/19読了)

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