雨の掟 の商品レビュー

バリーアイスラー【著】,池田真紀子【訳】

2010/07/19

きっと最後にこう思うことでしょうね。
まだまだこの戦いは終わらない…
いつ、その決着はつくのやら。

今回は掟ゆえに
ジョンは一度しくじります。
そのせいで追っ手がかなり来るようになって…

やはり一気読みしたくなる作品ですね。
一度読んだら最後、離してくれませんし。
もちろん、ロマンスと上質の笑いも
少し提供してくれています。

しかし、ドッグスは憎めない巨漢だね。
あの例の件があるからねぇ(笑)

2009/10/04

大好きなバリー･アイスラーの暗殺者：ジョン・レインのシリーズ４作目です。
待ちに待った！とか思っていながら、年に１回、間に色々と読んでいると、あれ？前作はどうやって終わったっけ？とかなってしまい、前作の終りの方をちょっと読んでから・・とかなりませんか？
私だけかなぁ・・^_^;；；；；

今回、舞台はアジアです。レイン、戦います！
しかしぃ・・今回ちょっと感じたのは、恐怖の衰え？？
あの緻密な動きをするレインの動きがいつもと違う・・・
あの一度捕らえたら、何があっても離すことのない鷹の目のようなレインの目が・・
ぇぇえええ？？？
まるで呪いにでもかかったかのように・・
そしてそれは最後の最後になって、あれは予言だったのかしら・・みたいな形で謎が解けます。
レイン・・次作はどうなんのよぉ〜？

アメリカではもう既にこのあと２作出ているようですね。
読んだ方、いらっしゃる？
っていつも翻訳モノで問いかけても、シーンなんですよね^_^;；；；

今回も最後になって、東京のお店が二ヶ所出てきます。
一つが世界中で飲んだコーヒーの中で一番美味しいと評価する南青山、青学会館側の蔦珈琲店のエスプレッソ、それにレインが大好物と言っていましたが、著者のアイスラーが好物なのでしょうね。
恵比寿：九十九ラーメンのまるきゅうラーメンを美味しそうに食べる実は暗殺者：レイン・・・
アイスラーは日本に３年暮していたし、今でもちょくちょく日本に取材で来ているようです。
前作の雨の罠の時に、自身、実はＣＩＡに居た事があるとカミングアウトしたんでしたっけ・・
今回はかなり今まで見えなかったレインのバックグラウンドが見えたり、レインの人間性のルーツが見えるように出来ていると感じました。
さぁ・・次作、本当に楽しみだ・・