銀色ナイフ の商品レビュー
著者がふと思いついたこと、考えたことをちょこちょこ書いたメモのようなエッセイ。 きれいな詩を書く人だから、物腰柔らかい人なのかなーとお思ったら全然違った。 言葉やその人の自由とかを大事にする反面、ちょっと斜にかまえて物事を見ている人。 「嫌い」とはっきり言い切るとことか、すごい。...
著者がふと思いついたこと、考えたことをちょこちょこ書いたメモのようなエッセイ。 きれいな詩を書く人だから、物腰柔らかい人なのかなーとお思ったら全然違った。 言葉やその人の自由とかを大事にする反面、ちょっと斜にかまえて物事を見ている人。 「嫌い」とはっきり言い切るとことか、すごい。でも大切だと思うことも中にはある。 例えば「人と会うこと」 『だれかと、ある日ある時ある場所で、時間を決めて、会うということは、その人の今までの人生と自分の人生がそこで出会うということです。その出会いは一生に一度の真剣な対面です。私の生き方はどうでしょうか、あなたの生き方はどうですかというお互いへの問いかけです。そしてその答えを聞くことです。』 この姿勢、私は忘れがちだからしっかりと覚えておこう。
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エッセイ やや辛口 ふわふわとした切ない詩を書く人とは思えないほど現実派 その割に可愛い・・・。 価値観が知り合いに似ていて、とても親近感がわいた。 また読むと思う。
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決まったテーマはなく、著者の日々の想いを馳せた日記のようなエッセイ。2行で終わるものもあれば、数ページにわたるものまで。人との関わりや価値観に関することが多い。独自のスタンスでばっさり切りこんでくる。辛口派。私は同調できる面が多くてよかった。 買ったのは2,3年前。タイトル買い...
決まったテーマはなく、著者の日々の想いを馳せた日記のようなエッセイ。2行で終わるものもあれば、数ページにわたるものまで。人との関わりや価値観に関することが多い。独自のスタンスでばっさり切りこんでくる。辛口派。私は同調できる面が多くてよかった。 買ったのは2,3年前。タイトル買いで、当時はそんな読書家でもなくエッセイなんて数えるほどしか読んだことない状態だったから、この本の読み方や良さが理解できず早々頓挫しちゃったみたい。図書館借りも一息ついて自宅の本棚を眺めてたら目について読んでみた。今思うと、いい出会いをしてたんだな~。もっと早くにちゃんと読んでればと思う反面、今だからこそ自分にしっくり効くんだろうなぁと前向きに思える。
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この本を買うまで、銀色夏生なる人を全く知らなかった。男か女か、本職は何か、どんな話し方で、どんな性格なのか? ひととなりを全く知らない人のエッセイを読み始めると文章がどうにでも読める。誤解とか曲解の類かな。 1/5ぐらいまで読んだ段階では、作者は自信過剰。自分は全てを悟っているか...
この本を買うまで、銀色夏生なる人を全く知らなかった。男か女か、本職は何か、どんな話し方で、どんな性格なのか? ひととなりを全く知らない人のエッセイを読み始めると文章がどうにでも読める。誤解とか曲解の類かな。 1/5ぐらいまで読んだ段階では、作者は自信過剰。自分は全てを悟っているかの様な言動多め。周りの人の迷惑なんて考えず自分勝手。家族を疎んでいるという印象だった。 だけどどうも違う。読み進めるとどうも自分の誤解らしいことに気付く。 あくまで、「私はそう思う、考える」ということを「そう思う、考える」と率直に書いているだけ。 周りの人にもちゃんと気を使っているし、家族を疎んでもいない感じ。まあ、これも個人的見解だけど。 自分とは違う考え方を知ることによって見えるものってあるんだなあ・・・と実感できた1冊。
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久しぶりに読んだエッセイ集でした。共感できるとこもあったし、共感できないとこもあって、色んな考えの人がいるんだなーと思った。
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110127*読了 銀色夏生さんのことを、本当につい最近まで男の人だと思っていました。それも高齢のおじいさんのようなおじさんのような人で、自然と共生していく生活を好む、やわらかい雰囲気の人かと。 よしもとばななさんの昔のエッセイを読んで、銀色夏生さんが女性であることを知りました...
110127*読了 銀色夏生さんのことを、本当につい最近まで男の人だと思っていました。それも高齢のおじいさんのようなおじさんのような人で、自然と共生していく生活を好む、やわらかい雰囲気の人かと。 よしもとばななさんの昔のエッセイを読んで、銀色夏生さんが女性であることを知りました。本屋さんでよく見かける名前なので、エッセイストであることは知っていて、著作もずっと読んでみたかったのですが、やっとご縁があって読むことができました。そんな銀色夏生さんとのはじめましてがこの本です。 やわらかい雰囲気のおじさん、とは全く違っていて、鋭く厳しくご自分の意見をぽんぽんと並べられていて、読んでいて気持ちがよかったです。こんなにスパッと切れ味よく意見を貫きとおすことって難しいと思うので。そして自分にはできないことだと思うので。 わたしは銀色夏生さんのような方が好きですが、銀色夏生さんともしお会いできても、わたしは嫌われるような気がします。永遠の片想いです。 銀色夏生さんのことばには嘘がなくて、とっても厳しいんだけど、一方ですごく優しくもあります。真の強さ、優しさってこういうことだと思う。甘やかさない優しさ。そして人との距離。 愛されたいと願ってしまうわたしには、驚くような視点を持たれていて、とても惹かれます。新しい物事の見方を教わりました。 わたしがおじさんと勘違いしたきっかけの、つれづれノートも読みたいです。
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銀色夏生さんの本を始めて読みました。 文字通りの『辛口エッセイ』でした。 コアなファンも多い作者だからこその葛藤や、好きなもの嫌いなものまで幅広く触れてある内容でした。 私個人としては、集団行動が苦手でどこか一匹狼みたいなところがると人に言われるので共感できる部分がありとて...
銀色夏生さんの本を始めて読みました。 文字通りの『辛口エッセイ』でした。 コアなファンも多い作者だからこその葛藤や、好きなもの嫌いなものまで幅広く触れてある内容でした。 私個人としては、集団行動が苦手でどこか一匹狼みたいなところがると人に言われるので共感できる部分がありとても楽しく読み進められました。 作者自身の経験や価値観といった点がなんとなく分かってくるので、読むにはちょっと注意が必要かな。
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いろんなことについて思うところを述べた本。つれづれから日々の雑記いや、家族についてを抜いたような感じかな。
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自分自身もかなり斬られた一冊でもあり、普段斬り込めない事をシャキーンと、痛い?ここまで来るとつっこみすぎて気持ちいいです。
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ただただ、ひとえに銀色夏生さんの考え方を知るだけの本。 似たような話題が続くこともあるので、一気に読むには途中で飽きちゃった。
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