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ホルトの木の下で の商品レビュー

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2011/10/30

堀文子さんの、若かりしころの無謀とも言えるさまざまな挑戦に驚くばかりだ。そして、年齢を重ねて90歳を超えてもなお、未知の世界への好奇心が日毎に増えるというところに、堀さんのエネルギーの源があると思われる。 目から鱗だったのは、堀さんが西洋に行って、日本の女性が自立していると気が...

堀文子さんの、若かりしころの無謀とも言えるさまざまな挑戦に驚くばかりだ。そして、年齢を重ねて90歳を超えてもなお、未知の世界への好奇心が日毎に増えるというところに、堀さんのエネルギーの源があると思われる。 目から鱗だったのは、堀さんが西洋に行って、日本の女性が自立していると気がついたというところ。西洋の女性は、常に男性同伴で行動し、男性のために飾り、挑発的で、いつも男性の関心を求めている。一方、かつて日本の女性は、家の中の教育と経済を取り仕切り、精神は立派に自立していたというのだ。とても新しい視点だ。近年女性の社会進出が進み、経済力も増してきたけれど、精神的にはどうだろう。確かにかつての日本の女性は、大家族の嫁、母、妻として、日々働き、経済力こそなけれど、十分精神は自立していたのだ。

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2010/04/11

作者さん個人の作品についてはあまり言及してなかったので、作品の図版はありませんでした。 「画家さんの本だ!」と、自作に対する言葉における表現を期待していたので、少しイメージとは違いました。 でも山あり谷ありの半生は、驚かされることがたくさん! 語られる半生はまっすぐでがむしゃらな...

作者さん個人の作品についてはあまり言及してなかったので、作品の図版はありませんでした。 「画家さんの本だ!」と、自作に対する言葉における表現を期待していたので、少しイメージとは違いました。 でも山あり谷ありの半生は、驚かされることがたくさん! 語られる半生はまっすぐでがむしゃらなのに、振り返る作者さんの姿勢はとてもスマートでした。 タイトルの由来が終盤に明かされるのが小粋で素敵でした。

Posted byブクログ

2009/10/07

確かnhkの番組で彼女の事を知って興味を持ち、著書を探し読んでみた。 文章は少し読みにくかったが、著者の個性が感じられた。テレビの番組では飄々と生きている様に感じられ、その生きざまが美しいと感じた。 ふと、自分を見失わない ということなのか?と思った。

Posted byブクログ