動きが生命をつくる の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
-20090131 副題に「生命と意識の構成論的アブローチ」と。カオス、進化可能性、アフォーダンス、etc‥。生命や意識といった、容易に解明することのできない難問に、複雑系の科学-力学系を中心とした数理論的アプローチ-で迫る。
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文章はどこか物語調で、学術書にしてはとても読みやすい。ただ、概念的で理解が容易ではない言葉もよく出て来るので、完全に内容を理解することは難しい。 前半では、物理や生命について書かれているが、後半ではコミュニケーション、アート、脳科学などテーマが多岐に渡っている。 本書通して、中間...
文章はどこか物語調で、学術書にしてはとても読みやすい。ただ、概念的で理解が容易ではない言葉もよく出て来るので、完全に内容を理解することは難しい。 前半では、物理や生命について書かれているが、後半ではコミュニケーション、アート、脳科学などテーマが多岐に渡っている。 本書通して、中間層という言葉が頻発していた。物理的法則だけではないなんらかの法則性、というようなニュアンスだが、これが複雑系を象徴する認識なのだろうと感じた。 生命、意識などについて興味関心はあるが、あまり専門知識はない自分にとっては、読みやすく楽しめる本だった。
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はっきり言って難しいです。逆にこの内容が簡単に理解できるとしたら、人は生命や意識の問題について深く悩むことはないのでしょうね。
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[関連リンク] 『なめらかな社会とその敵』をもっと理解するための10冊。 ~ kazeto blog: http://kazetoblog.blogspot.jp/2013/03/10.html#
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生物ってなんだろう.食って出す代謝をするもの?膜で自分とその他を区別しているもの?遺伝子を使って子孫を残す(自己複製)もの?生物学の教科書には一言で表すには難しいと断りを入れつつ,小難しい定義が並んでますよね.だけど,僕らはそんな定義を知らなくても日常の中で「生物っぽい!」って思...
生物ってなんだろう.食って出す代謝をするもの?膜で自分とその他を区別しているもの?遺伝子を使って子孫を残す(自己複製)もの?生物学の教科書には一言で表すには難しいと断りを入れつつ,小難しい定義が並んでますよね.だけど,僕らはそんな定義を知らなくても日常の中で「生物っぽい!」って思う事がたくさんあります.そして,その感情は生物だけでなく,明らかに非生物的なものにまで向けられる.生物っぽいって何だろう?その感情は「生物とは何だろう」という問いとは無関係なんだろうか?この本はモノの「動き」に注目し,そこから生物とは何であるかについて考察しています.生物の本ですが物理学や情報学,科学哲学など広く学際的な視点から書かれており示唆に富む内容.日本のフォン・ノイマンとも陰で言われる池上高志先生の本です.必読!!
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きっとすごいことが書いてあるのだろうが、僕にはあまり理解できなかった。揺らぎ、中間層、カオス… 力学系とは実に難解である。が、なぜか惹かれるコトバで満ち満ちている。「生命とは何か」という問いは簡単には解けないようである。
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難解だが,構成論的に「生きている」システムを作るにはどうすればよいか?のヒントがいっぱい載っている本.一度だけではなく,二度,三度読むべき本だと思う.
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