「狂い」の構造 の商品レビュー
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鬼畜小説家平岡夢明と精神医師春日武彦の対談。もともと異質な発言が多いお二人で、この本では反響増幅してる個所がある。ぶっ壊れたブレーキの運転のような放談。下世話で三面記事的でちょっと怖いが興味のある話ばかり。「面倒くさい」が狂気のサインとはなるほどと納得する。身も蓋もない話が多い。...
鬼畜小説家平岡夢明と精神医師春日武彦の対談。もともと異質な発言が多いお二人で、この本では反響増幅してる個所がある。ぶっ壊れたブレーキの運転のような放談。下世話で三面記事的でちょっと怖いが興味のある話ばかり。「面倒くさい」が狂気のサインとはなるほどと納得する。身も蓋もない話が多い。「狂気は治るのか?」→「無理」。有吉佐和子の晩年の話。毒気がある良い読み物だった。平岡夢明が本名だということになぜか驚いた。
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対談形式で読みやすく、とても笑える内容。実際のに起きた事件が多数挙げられていて、解説も充実している。それにしても、狂気というのは案外身近にあるもんだと認識を新たにした。周りにも「一歩間違えば…」という恐ろしい例も結構あるのではないかと。
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精神科医とホラー作家の、狂気をテーマにした放談集。 平山氏が雨あられと放つ豪速サーブを 春日先生がホワ~ンとレシーブしている風(笑)。
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やっぱりこれはひどいんじゃないか。著者(?)二人の対談(著者らによると放談)。平山氏のほうは何かにつけて面白いことを言ってやろうというのがちょっと鼻持ちならないというか、後半すごく飽きがくる。狂いという言葉さえテレビ的には使えなくなっている最近なのでテレビしか見てないなら目新しく...
やっぱりこれはひどいんじゃないか。著者(?)二人の対談(著者らによると放談)。平山氏のほうは何かにつけて面白いことを言ってやろうというのがちょっと鼻持ちならないというか、後半すごく飽きがくる。狂いという言葉さえテレビ的には使えなくなっている最近なのでテレビしか見てないなら目新しく感じるかもしれないけれど、狂いの構造とはいうにはカルすぎるしアサすぎる。 面白く読めるところがないこともないが、嫌いです。
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平山夢明という作家については全然知らなかった。最初は「十歳年上で、気むずかしい春日先生に対して、けっこう失礼な口の利き方をするヤツだな」と思った。しかも、ときどき何を言っているのかよくわからない。 しかし、読む進めていくと、どうやら春日先生とは人間関係がすでにできているようだし、...
平山夢明という作家については全然知らなかった。最初は「十歳年上で、気むずかしい春日先生に対して、けっこう失礼な口の利き方をするヤツだな」と思った。しかも、ときどき何を言っているのかよくわからない。 しかし、読む進めていくと、どうやら春日先生とは人間関係がすでにできているようだし、春日先生もそれほど不快に感じていないことが伝わってくる。 また、平山氏は殺人事件や珍事件について非常に詳しく、言語感覚が大変鋭敏な人物であるとわかってきた。頭の回転も速い。さすが作家。 どんな小説を書くのか気になって本屋に行って、「他人事」という小説を立ち読みしたら、気が滅入った。なんて陰鬱な小説を書くのだろう。でも確かに、読ませる力がすごい。ぐいぐい引き込まれたあげくに、ラストでエネルギーを吸い取られるような感覚。著者近影の写真が、抱いていたイメージと違ってびっくりした。普通の中年男性じゃないか。もっととんがっている人かと思った。
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平山夢明大好きッコなので購入。夢さんの健康的なマッドっぷりがたまらない。マッドになるなら健康的な感じ、は失いたくない。
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精神科医の春日武彦と小説家の平山夢明が「狂い」をテーマに対談したもの。 精神科医の先生の話だから難しい専門用語とか出てくるのかな〜と思ったけど、ちょっと毒舌な二人が酒飲んで語らってるような感じで面白かった。 最後の「殺す狂人たち」の項が一番興味深かった。 ここで紹介されてる人物は...
精神科医の春日武彦と小説家の平山夢明が「狂い」をテーマに対談したもの。 精神科医の先生の話だから難しい専門用語とか出てくるのかな〜と思ったけど、ちょっと毒舌な二人が酒飲んで語らってるような感じで面白かった。 最後の「殺す狂人たち」の項が一番興味深かった。 ここで紹介されてる人物は実在して、本当にそういう殺人事件が起こったんだと思うとゾッとします。こういう実録の殺人犯の話もっと読んでみたいなー。 狂気と松田聖子のデコの後退がどう関係するのかはよくわからなかったけど(笑)
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「めんどくさい」は狂いの始まり。 言い訳も、そこから派生。 しまいには、殺人を犯しても本気で自己正当化。 ほとんどの人が予備軍。 きっと私も。 きっとあなたも。 あとは、一線を越えるか否か。 とりあえず、掃除をして、予防だ。
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テンポの良い対談。人に「これオススメ!」って言える本とは、ちょっとベクトルが違うかもしれない。今の日本に生きていることが怖くなりました。さすが平山先生
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