アイヌモシリ紀行~松浦武四郎の「東西蝦夷 の商品レビュー
幕末に蝦夷地を歩き回って調査した松浦武四郎の記録をたどって、平成の今自分の足で歩いた記録。著者はこの時60代なかばだから、道南から根室、道北へ歩くなんてクレイジーなアイディアだ。でも歩かないと分からないことも多いし、共感できるくだりが多く、大変面白かった。 原発のある泊村がやたら...
幕末に蝦夷地を歩き回って調査した松浦武四郎の記録をたどって、平成の今自分の足で歩いた記録。著者はこの時60代なかばだから、道南から根室、道北へ歩くなんてクレイジーなアイディアだ。でも歩かないと分からないことも多いし、共感できるくだりが多く、大変面白かった。 原発のある泊村がやたら金のかかった村で、すぐ隣の村は昔のままだけど、花なんか植えられてあって、こっちの方がいい、と言うところは全くその通り。 環境破壊とゴミが多いというところも、共感できる。 ところで間宮林蔵の5代目子孫でアイヌの人で、真見谷さんという人が今もおられる。奥さんがアイヌ人だったのだが、明治維新の後苗字をつける時役人が、間宮という姓とつけるのはおそれおおい、と真見谷としかつけてくれなかったそうである。 全くひどい話だ!
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