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手塚治虫「戦争漫画」傑作選(2) の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2017/04/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

米兵の中に白人と黒人の差別があったのか。。。 日系の人が兵士になった複雑さは聞いたことがあったけれど。 前作に続き、様々な物語が描かれているが、どれも強烈。 『カノン』の、生き残った男性へのかつての同級生からの突込み。 「バカ!おまえ学校の先生になったんじゃろ」 「子どもにいったいなにイ教えとンのじゃ」 「それを子どもに持たせなきゃ先生がつとまるかよっ」 『ブラックジャックあつい夜』の 「戦争は人間のひとりやふたり殺しても罰せられん。…こんな不都合なことがあるのか!?」 カノン(1974) ジョーを訪ねた男(1968) ブラックジャック・あつい夜(1977) ブラックジャック・魔王大尉(1975) ミッドナイト 足柄山の金太郎(1986) 0次元の丘(1969) ザ・クレーター 溶けた男(1969) I.L 南から来た男(1970) イエロー・ダスト(1972) 1985への出発(1985)

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2016/04/28

手塚治虫作品の、ズバッと切れ味のよい展開は、毎回感嘆する。容赦ない描写も多くて、でもそれでもまだ作者的には平易な表現にとどめたのではないかと思う。 巻末の、「いかなる状況でも漫画を描く」趣旨の発言は、ほんとうに漫画が好きなきもちがぎゅーと詰まっている言葉。

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2011/06/04

[ 内容 ] 手塚漫画の面白さは、時代を経てもけっして色褪せることがありません。 あらためて読むと、まず絵の素晴らしさ、ストーリーの絶妙さに驚き、「やはりテヅカって凄い!」と心の底から実感できるはずです。 手塚虫治は自らが体験した「戦争」を生涯のテーマとし、繰り返し作品に取り上げ...

[ 内容 ] 手塚漫画の面白さは、時代を経てもけっして色褪せることがありません。 あらためて読むと、まず絵の素晴らしさ、ストーリーの絶妙さに驚き、「やはりテヅカって凄い!」と心の底から実感できるはずです。 手塚虫治は自らが体験した「戦争」を生涯のテーマとし、繰り返し作品に取り上げてきました。 本書では、疲れた中年男が同窓会に出席するため、懐かしの校舎を訪ねるシーンから始まる、短編の白眉『カノン』をはじめ、おなじみの「ブラック・ジャック」からベトナム戦争を題材にした問題作など、計一〇編を収録。 息子にも読ませたい、日本の漫画遺産がここに。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/11/06

手塚治虫の書いた戦争関連漫画が10編掲載されている。 単に戦争漫画といっても描かれ方は色々で 子どもの視点であったり黒人白人の視点であったり いろんな目線でかかれていて非常に考えさせられる。 印象に残ったのは、戦争中は人を殺しても殺人にならないのに 戦争が終わった途端殺人になるっ...

手塚治虫の書いた戦争関連漫画が10編掲載されている。 単に戦争漫画といっても描かれ方は色々で 子どもの視点であったり黒人白人の視点であったり いろんな目線でかかれていて非常に考えさせられる。 印象に残ったのは、戦争中は人を殺しても殺人にならないのに 戦争が終わった途端殺人になるっていうこと。 「ブラックジャック あつい夜」っていう話にのってたな。 これって当たり前なんだけどさ、 戦争経験者からしたら、殺してしまった方も殺された方(の遺族)も 凄く悩み苦しむところなんだろうなぁーってこの漫画読んで切に感じた。 手塚治虫の戦争漫画って、解説にも書いてあったんだけれど 戦闘を描写する話はあまりなくて、 戦争にかかわった人々の人々の記憶や想いってものを描くのがとても多いそうです。 特に、弱者の視点から戦争の悲惨さを表現するんだよね。 だから戦争というものを凄く身近に感じさせる。 描写も結構しんどい部分あるし、読んでて辛くなる漫画でした。 でもきっと、描いていた手塚治虫自身が一番つらかっただろうな。

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2010/09/09

・9/17 読了.やっぱりこれは読んでおかないと、と思うのは几帳面だからか.やっぱり見逃しておくことはできないんだよね.だからもしⅢが出たら必ず買って読むんだろうな.ちょっと子供には刺激が強すぎるかも.それにしても手塚治虫って奥が深いのよね.

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