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残酷な方程式 の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2024/06/10

ロバート・シェクリ-は色んなテイストの作品を書ける達者な文章力と構成力のある人なんだなあと感心。SF色の強い表題作が一番好きかな。所有していたのは過去の表紙デザインのもの。 収録作品一覧。 倍のお返し (The Same to You Doubled) コードルが玉ネギに、玉ネギ...

ロバート・シェクリ-は色んなテイストの作品を書ける達者な文章力と構成力のある人なんだなあと感心。SF色の強い表題作が一番好きかな。所有していたのは過去の表紙デザインのもの。 収録作品一覧。 倍のお返し (The Same to You Doubled) コードルが玉ネギに、玉ネギがニンジンに (Cordle to Onion to Carrot) 石化世界 (The Petrified World) 試合:最初の設計図 (Game: First Schematic) ドクター・ゾンビーと小さな毛むくじゃらの友人たち (Doctor Zombie and His Furry Little Friends) 残酷な方程式 (The Cruel Equations) こうすると感じるかい? (Can You Feel Anything When I Do This?) それはかゆみから始まった (Starting from Scratch) 記憶売り (The Mnemone) トリップアウト (Tripout) 架空の相違の識別にかんする覚え書 (Notes on the Perception of Imaginary Differences) 消化管を下ってマントラ、タントラ、斑入り爆弾の宇宙へ (Down the Digestive Tract and Into the Cosmos with Mantra, Tantra, and Specklebang) シェフとウェイターと客のパ・ド・トロワ (Pas De Trois of the Chef and the Waiter and the Customer) ラングラナクの諸相 (Aspects of Langranak) 疫病巡回路 (Plague Circuit) 災難へのテールパイプ (Tailpipe to Disaster)

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2024/06/02

ローバート・シェクリーさんは私がSFという作品を読むようになった始めの頃読んでいた作家です。本書も当時読んだことがあるはずですが、名著復活という帯とともに書店に置かれていたので手に取りました。 実家にあれば、また『人間の手がまだ触れない』を読んでみたいのですが、すでに処分されてい...

ローバート・シェクリーさんは私がSFという作品を読むようになった始めの頃読んでいた作家です。本書も当時読んだことがあるはずですが、名著復活という帯とともに書店に置かれていたので手に取りました。 実家にあれば、また『人間の手がまだ触れない』を読んでみたいのですが、すでに処分されているかもしれないなぁ。 本書は、ウイットに富んだ短編が揃っています。 最初のお話は『倍のお返し』という題名です。何でも3つの願いが叶えられるというお話です。ただし条件があります。3つの願いは無条件に叶えられますが、最大の敵には、その倍のものがもたらされます。さて、あなたはどうされますか? 他の短編も楽しめるものばかりでした。

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2014/09/18

前半は面白いが後半微妙なのが混じる。早川書房の「人間の手が触れない」よりはマシか。「冷たい方程式」と同一視されるのか、なぜか図書館に置いてないことが多い。

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2014/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

途中でくじけそうになりながらも、何とか全編読みきった。ロボット三原則を思い出すもの、わけわかんないもの、『藪の中』みたいなものなどなど、まさに、ごった煮状態。

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2013/06/10

16篇収録、ブラックでシュールな”奇妙な味”短篇集。お気に入りは表題作、「コードルが玉ネギに、玉ネギがニンジンに」、「記憶売り」、「シェフとウェイターと客のパ・ド・トロワ」かな。

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2013/01/13

16作品を収録。1話あたり大体20頁ぐらいなんで、サクサク読めます。 「倍のお返し」、「残酷な方程式」、「それはかゆみから始まった」、「シェフとウェイターと客のパ・ド・トロワ」あたりが面白い。 ひとつひとつの作品では、早川書房『人間の手がまだ触れない』の方が質が高いと思うのだけ...

16作品を収録。1話あたり大体20頁ぐらいなんで、サクサク読めます。 「倍のお返し」、「残酷な方程式」、「それはかゆみから始まった」、「シェフとウェイターと客のパ・ド・トロワ」あたりが面白い。 ひとつひとつの作品では、早川書房『人間の手がまだ触れない』の方が質が高いと思うのだけど、読むタイミングが良かったのか、軽快な筆致とユニークかつ多彩な作品群に、かなりはまりました。 SF入門書として、おススメ出来る一冊かと。

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2012/09/30

知らないあいだに表紙が変わっていた…! 登録して初めて知った いまどきの表紙はこてこてのSF臭が払拭されているんだな(という懐古) SF入門書として読みやすいと思うけれど、これって今からSFに入ってくる人たちにとって、どれだけ需要があるんだろう… ある種のノスタルジーを求める人...

知らないあいだに表紙が変わっていた…! 登録して初めて知った いまどきの表紙はこてこてのSF臭が払拭されているんだな(という懐古) SF入門書として読みやすいと思うけれど、これって今からSFに入ってくる人たちにとって、どれだけ需要があるんだろう… ある種のノスタルジーを求める人向けじゃないかな… 古きよき時代のSF ハインラインの『夏への扉』やブラウンの短編に代表されるような乾いた郷愁がある

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2012/09/03

話の主題が素朴で、古いSFという印象。 それに、SFと言うよりかは奇妙な味。 表題作は方程式関係ないじゃん、というツッコミ待ちに違いない。方程式じゃなくて論理式。 更に残念なことに、落ちが途中で読めてしまう(さぁ、きちがいになりなさい)。 シェフとボーイと客の話が味があってと...

話の主題が素朴で、古いSFという印象。 それに、SFと言うよりかは奇妙な味。 表題作は方程式関係ないじゃん、というツッコミ待ちに違いない。方程式じゃなくて論理式。 更に残念なことに、落ちが途中で読めてしまう(さぁ、きちがいになりなさい)。 シェフとボーイと客の話が味があってとてもいい。 記憶売りは、PKD(トータルリコール)か星新一か、と思って読むと、レイブラッドベリ(華氏451)だった。 主人公の記述も後半は詩情豊かになっていて、芸が細かい。 本当に短い話ばかりの短編集

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