日本が教えてくれるホスピタリティの神髄 の商品レビュー
外資系ホテル、ザ・ペニンシエラ東京の総支配人(ゼネラル・マネージャー)の執筆。 外国人から見た日本のいいところのような本かと思ったら、日本人がサービスとして求めるもの、提供するもの、旅行好きな土壌から生まれたもの、マーケットとしての日本などの他、著者のホテル人生から培った経営(マ...
外資系ホテル、ザ・ペニンシエラ東京の総支配人(ゼネラル・マネージャー)の執筆。 外国人から見た日本のいいところのような本かと思ったら、日本人がサービスとして求めるもの、提供するもの、旅行好きな土壌から生まれたもの、マーケットとしての日本などの他、著者のホテル人生から培った経営(マネジメント)の話が興味深く、思ったよりずっと面白かったです。 マネジメントについても易しく説明しているので、そちらはドラッカーの著作で詳しく読みたくなりました。 なにより、題名の「ホスピタリティ」を「有形に近い上質の「サービス」を受けた結果、お客様が感じる「心の状態」」とし、「おもてなし」「サービス」と合わせてわかりやすく語っています。ホテリエの話としてのポイント。 (ホテリエ=ホテルで働く人。また、ホテルの経営・運営に携わる人の意) 日本人と西洋人がホテルの価値で何を優先する(求める)かの違いや、日本を「タマネギ」で例えられているのは知りませんでした。また、日本人の感覚では不快を覚えるサービスなど、そんな話題も有り。 1ページの文字量も多くないし、優しい語り口なので読みやすかったです。
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