学歴社会・受験競争 の商品レビュー
序論 学歴社会:地位達成に対する学歴の客観的有効性、およびそうした学歴の有用性や価値に対する社会成員の主観的認識の度合いが高い社会のことを意味すると言える。「学歴」という言葉は個人が修了した学校段階(いわゆる「タテの学歴」、高卒・大卒など)を意味する場合もあれば、個々の学校段階...
序論 学歴社会:地位達成に対する学歴の客観的有効性、およびそうした学歴の有用性や価値に対する社会成員の主観的認識の度合いが高い社会のことを意味すると言える。「学歴」という言葉は個人が修了した学校段階(いわゆる「タテの学歴」、高卒・大卒など)を意味する場合もあれば、個々の学校段階の内部で個人が卒業した学校名(「ヨコの学歴」、○○大学卒など)を意味する場合もある。他方、「受験戦争」とは、「学歴社会」を前提とした上で、学歴へのアクセス手段としての受験における成功をめぐって激しい競争が子どもの間に生じている状態を指している。 ・高度経済成長期〜80年代…学歴社会・受験競争への関心高 ・90年代中ごろ〜世紀転換期…関心が薄れる ・20世紀末〜21世紀初め…社会的地位達成や教育達成のあり方への関心が再び高まる 90年代以降下火の理由…1 学歴は万能ではないが平均で見れば一定の効果をもつという理解で一応収束、2 国際比較研究の結果、日本が特別学歴と地位達成の関連が強い社会ではないのでは?というのが出た⇒文化や破壊意識の領域へ関心(曖昧模糊な概念にもとづく。社会的訴求力を失う) 第1部 選抜・競争と社会変動 3 現代社会で求められる「能力」…ハイパーメリトクラシー 第4部 競争意識の変化 12 「自信」の構造 1997年と1979年の比較…自己の能力観の分布についてはあまり差が無い。変わったのはその自信が生まれるメカニズム 比較的低い階層出身の生徒…将来よりも現在に向かう(現在の享楽志向)、成功物語を否定(あくせく勉強しても将来いいことない)によって自己の有能観を高め、自己を肯定 15 現代高校生の学習意欲と進路希望の形成 2つの価値志向…地位達成、自己実現 親の学歴と価値志向は無関係 価値志向→学習意欲や進路希望に有意な関係あり
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