道具屋殺人事件 の商品レビュー
落語をほとんど知らないため、主人公以上に謎解きが分からず、余計に読み進める速度が上がった気がする。本当に面白かった。 この本を読んで、落語にも興味が出てきた。一度生の落語を聞いてみたいなぁ。
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事件の謎を師匠が解いて、その師匠からもらったヒントを元に弟子が解くっていう構成が面白い。 奥さんが主人公っていうのも珍しいかも。 馬春師匠とおかみさんのやりとりが好き。
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落語の用語や噺もふんだんに盛り込まれ、一門の身内のような気分になったり、寄席の舞台裏にいるような気になったりと、とても楽しく読めました。「噺」に絡んだ謎かけのような問答もとても洒落が効いてて粋です。 普段、何気に聞いていた噺も、場所や時代に応じて常に変化していて、これも噺家...
落語の用語や噺もふんだんに盛り込まれ、一門の身内のような気分になったり、寄席の舞台裏にいるような気になったりと、とても楽しく読めました。「噺」に絡んだ謎かけのような問答もとても洒落が効いてて粋です。 普段、何気に聞いていた噺も、場所や時代に応じて常に変化していて、これも噺家の方々の日々の鍛錬の結果だという事もひしひしと伝わってきます。それにミステリーが絡むから、魅力たっぷりでした。 寄席に通いたくなりました。
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小学校くらいのころに古典落語の本を読みふける子供でして。だから落語にもそれなりに知識があったので「ああ!そんな話だった!」と懐かしく読みました。 噺家さんを題材にしているので登場人物がみんな噺家口調で読んでいてテンポが独特。かなり好みです。 残念ながらミステリとしてはそんなに大...
小学校くらいのころに古典落語の本を読みふける子供でして。だから落語にもそれなりに知識があったので「ああ!そんな話だった!」と懐かしく読みました。 噺家さんを題材にしているので登場人物がみんな噺家口調で読んでいてテンポが独特。かなり好みです。 残念ながらミステリとしてはそんなに大したものもないんですが、作者のあとがきで語られているように「落語の入門」としての一冊という点ではなかなかのものだと思いました。
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おもしろかったー! 探偵役の馬春師匠が愛嬌たっぷりでかわいらしいです。違う落語をリレーしていくのは談志師匠のを聞いたことがあったけど、登場人物の解釈含め移行していくっていうのは生で出会ってないので聞いてみたいな~と思いました。 落語をちょっとでも知ってるとふふふってなるシーンがた...
おもしろかったー! 探偵役の馬春師匠が愛嬌たっぷりでかわいらしいです。違う落語をリレーしていくのは談志師匠のを聞いたことがあったけど、登場人物の解釈含め移行していくっていうのは生で出会ってないので聞いてみたいな~と思いました。 落語をちょっとでも知ってるとふふふってなるシーンがたくさんあって楽しかった。一番笑ったのが山柳師匠のくだりなのは秘密です。 続きも読みたい!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いいなあ、館山のマンション。。。 落語は好きだけど、実際に寄席に行ったのは1度だけ。 小さん師匠の「時そば」に話芸という言葉を身をもって知った。 そんな空気を思い出す本。 無粋な人はトコトン無粋で、粋な人は見事にイナセ。 道具屋殺人事件 こんな落語もあると初めて知る。 個人的には話で見せて欲しい。 らくだのサゲ うーん。。。 勘定板の亀吉 よくもこう下世話なハナシを取り揃えたな〜。壮観な感じさえ。 「焼きもちは遠火で焼けよ、焼く人の、胸も焦がさず、味わいもよし」 落語がブームではなく、子供にもずっと親しんでいって欲しいと切に願う。子供にも落語の絵本でも読もうか、という気分。
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寄席が舞台、落語家が主人公の落語への愛に溢れたミステリーである。二つ目・寿笑亭福の助がさまざまな事件に遭遇し戸惑いながらも落語の中に解決へのヒントを発見し見事に謎を解いていく。 「道具屋殺人事件」「らくだのサゲ」「勘定板の亀吉」の3編を収録。それぞれ落語をテーマにしつつ、福...
寄席が舞台、落語家が主人公の落語への愛に溢れたミステリーである。二つ目・寿笑亭福の助がさまざまな事件に遭遇し戸惑いながらも落語の中に解決へのヒントを発見し見事に謎を解いていく。 「道具屋殺人事件」「らくだのサゲ」「勘定板の亀吉」の3編を収録。それぞれ落語をテーマにしつつ、福の助の謎解きと噺家としての成長が爽やかに描かれる。 いつも思うのだが、落語とミステリーは何故か相性がいい。話芸だけで客を楽しませる落語は想像力が鍛えられるので、推理力や理論構成の力がつくのかも知れない。また歴史が長いので噺の中や芸人のエピソードなどさまざまなネタが豊富にあるというのもあるのかも。ちなみに本書帯では【本格落語ミステリーの真打ち登場!】と銘打たれている。実在・架空の芸人が入り乱れて登場、活躍する。 主人公の福の助の身の上もなかなか複雑だ。もともとは山桜亭馬春のもとで馬八という名で噺家をしていた(そのため妻の亮子は今でも夫のことを「八ちゃん」と呼ぶ)のだが、馬春が脳血栓で倒れて以来、寿笑亭一門にうつり福の助の名で活躍している。 二人の師匠の間でいろいろな勉強をしながら一歩ずつ成長していく福の助と妻の亮子。そんな二人三脚の二人が毎回ひょんなことから難事件に挑むことになる。 それらの事件は殺人事件やら詐欺やらなんとも物騒なストーリーが背景にあるのだが、福の助らの物語はあくまで血なまぐさくならずに「日常の謎」レベルで語られる。 落語界を舞台にしているだけあって、人情味のある登場人物が多数登場し、ホロリとさせてくれる場面も。今どきこういう江戸っ子気質はなんだか懐かしくて温かい。 そして何といっても前述した師匠との師弟愛が優しくて微笑ましい。馬春師匠は病気で倒れて以来、車イスの隠遁生活を送っているのだが、この馬春師匠が安楽椅子探偵よろしく事件の真相を居ながらにして推理、そのヒントを落語になぞらえて福の助に伝授するのだ。こういう粋な師匠、うらやましいです。 落語については素人である亮子を登場させることによって、落語に関する蘊蓄や知識も読者に分かり易く教えてくれる。 謎解きとともに落語の雰囲気も味わえる、読んだら寄席に行きたくなるミステリーだ。鈴々舎わか馬による解説も読みどころ。
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落語ミステリ。今まで落語にほとんど通じていない私でも非常に分かりやすく面白かった。落語ネタの本らしく、話のテンポも良く、オチもいい。福の助の落語には、まるで本物の寄席を見ているかのように楽しめた。一度寄席に行ってみたいなぁ、という気分にさせられる。もちろんミステリとしても楽しめた...
落語ミステリ。今まで落語にほとんど通じていない私でも非常に分かりやすく面白かった。落語ネタの本らしく、話のテンポも良く、オチもいい。福の助の落語には、まるで本物の寄席を見ているかのように楽しめた。一度寄席に行ってみたいなぁ、という気分にさせられる。もちろんミステリとしても楽しめた。安楽椅子探偵ばりの活躍を見せる馬春師匠も良い感じ。
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二つ目の落語家、寿笑亭福の助と、その妻・亮子(高校の事務職員)、また、今は身体を壊して引退同然だがかつての師匠である山桜亭馬春を中心とした、落語が縦糸、馬春のアームチェア探偵ぶりを横軸としたミステリーシリーズの第一作。(*^_^*) 実は、元々落語が好きで、噺を活字で読んだり(...
二つ目の落語家、寿笑亭福の助と、その妻・亮子(高校の事務職員)、また、今は身体を壊して引退同然だがかつての師匠である山桜亭馬春を中心とした、落語が縦糸、馬春のアームチェア探偵ぶりを横軸としたミステリーシリーズの第一作。(*^_^*) 実は、元々落語が好きで、噺を活字で読んだり(興津要の「古典落語」シリーズは何度読んだことか。(*^_^*))、東京に行った時には寄席に寄ったり、新潟でもよく独演会があるので楽しみにしていたり。 だから、もうお馴染みの噺ばかりで、それが上手い具合に大小の事件と絡んでくれ、うん、とても面白く読みました。 嬉しかったのは、馬春師匠のモデルが春風亭柳朝師匠だったということ。若くして脳血栓のために療養に専念、もう亡くなってしまって何年も経っているのですが、私、柳朝師匠、大好きだったんですよ。なんていうか、あの江戸前の口調とお顔の雰囲気がとてもしっくりとマッチしていて^m^ 、病に倒れられてかも、弟子の小朝から、おかみさんとのカラッとしたやりとりなど話される様子がまたよくてね。 だから、かつての弟子から持ち込まれる事件話を、おかみさんとの粋な丁々発止で解決していく本書が、さもありなん、と思えたし、師匠が生きておられる時に、この本を読まれてたら、どんなにか喜ばれただろう、なんて・・・。 ミステリーそのものは、正直、小粒かな、という気はしたけど、寄席や噺家たちの醸し出す空気で読ませられ、もう、それでオッケー、って感じ。(*^_^*) しかも、ここが一番好きなのだけど、落語好きは知っていることをつい得意げに語ってしまう気がするのに、その蘊蓄が全然鼻につかない・・。 いや、愛川晶さんが意識的に避けたことなのか、それとも、元々、そんな厭らしさ^_^;は持ちあわせない人なのか。 福の助が事件に関わりながら、図らずも自分の芸を磨いていくことになったり、おかみさんの亮子さんが、まだ素人の目線も持ちながら、話を廻していく趣向もよかったです。彼女自身もとても好ましかったしね。(*^_^*) 少しずつ、このシリーズを読み進めていきたいと思います。
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詳しくはないけれど落語は好き。会社員時代は友人や親と聞きにいったものです。 なので、落語を題材にした話題なので楽しめました。 もっともっと噺の内容に詳しければさらに楽しめたのではないだろうか? と思える。 ほかの作品も読んでみたいな。
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